あさひへいわ文芸(十五年十二月) |
短歌 戦争法廃止もとめるシールズの コールまっすぐ心にひびく 尾上 郁子 昼すぎて空に広がるいわし雲 公園に遊ぶ子等の声する 桑山真珠子 大阪市政またも維新にもぎ奪られ 声あげゆかん目を離すなく 市川 節子 俳句 ぽっくり死ちゅう貧乏箋うれしやのう 島 八十一 冬港潜水艇に三菱印 寺岡 敦子 団栗の違う形を集めおり 黒田 淑子 川柳 核の傘いまだに頼る日本国 猪口 茂 テロ利用共謀罪の悪企み 井上 正道 やりきれぬいつまで続くゼロ金利 江島谷勝弘 総活と書き一心とルビをふり 太田 芳男 違い越え手をつなごうよ世直しに 奥埜 秀夫 来年につなぐ荷物がたんとある 川端 一歩 敗北の場所に飛躍の芽が育つ 近藤 正 15の春ねらっているよ自衛隊 阪井美世子 薬より友とおしゃべり時忘れ 白井 文子 戦争法賛否確認記録なし 田中 邦夫 これ程のいじめあろうか沖縄に 中里はこべ NONUKENOWAR世代を飛び越えて 板東 元紀 物価高赤字がそろり目を覚ます 平嶋美智子 テロテロと叫ぶ国々テロの的 山田 保 隣から走って帰る大晦日 山本いっこう 寒桜花屋の店で出番待つ 山本のぶこ |