あさひへいわ文芸(十七年二月) |
短歌 「美」を売りのDHCの裏の顔 おきなわ誹謗のニュースばらまく 市川 節子 朝の日の淀川の堤赤く染め 二〇一七年年明けにけり 尾上 郁子 朝方の夢に会いたる父母は 我らを育てし若き日のまま 桑山真珠子 俳句 大寒や原子炉直下黒き塊 黒田 淑子 浄瑠璃に雪の景見て雪の帰路 寺岡 敦子 短日や門燈つきて家恋し 土井ハツヱ 川柳 我が儘な父を補佐した母でした 猪口 茂 自公維を共謀罪で逮捕せよ 井上 正道 勤勉な田舎の祖父母いまの吾 岩谷よし子 アベ外交赤字国債ばかり増え 江島谷勝弘 平和ボケ千代に八千代にいつまでも 太田 芳男 骨還せ母の背を見て遺児育つ 大島 守 カジノ法成長するのは病み社会 奥埜 秀夫 就職が決まった孫のメール来る 川端 一歩 ヤンバルに赤いどでかい痣ができ 近藤 正 防衛相なにを報告靖国に 阪井美世子 九条を壊して不戦誓う安倍 田中 邦夫 思い出の鮮やかな木よ沈丁花 中里はこべ TPPカジノ年金ひと息だ 長谷川八坂 八十路のビラ平和の思い若者へ 村田 茂夫 |