「…う〜ん、良く寝た」
時間を確認。現在7時56分、普段より少しだけ長く寝たな。
ふと、何か違和感を感じた。
…俺は何を抱きしめている?
「…すぅ…すぅ…」
「…あぁ、ティアか。…ってティア?」
…俺はもう手を出したのか!?
い、いやいや。お互い服を着ているから、そんなことは起こってない!と信じよう(汗
あれ、何か忘れて…。あ、そういえばそうか。抱き込んだ覚えがある(ぁ
予想以上に抱き心地がよかったから、そのまま寝ちまったんだよな〜。いや〜、家でもよくやるからな。うん。
メイドさんを抱きこんで朝を迎えたなんて、いつものことだ。うん。
話によると、抱き込まれたら中々腕が外れなくて抱き込まれた側は、諦めてそのまま寝ちゃうそうですよ。
…まぁ、その抱き込んだ状態で朝起きて、暴走したことが無いとは言わない。うん。
「さて、どうしたものか」
「…う、ん〜…」
あ、起きちゃいました?
「…まっくら」
それは、アナタがワタクシの胸に顔を埋めてるからです。
と、とりあえず。叩かれる覚悟で声を掛けるか(怯
「…あの、ティアさん。おはようございます」
「え?…おはよう」
俺の声に、ティアは顔を上げる。そして視線があった…
「……え?」
何ぜ目の前にルークの顔が?みたいな表情のティアさん。
あ、状況を理解したのか、赤くなった。
かわいいねぇ〜。
「キャアアア!」
「ひでぶ」
ドンッ!と押される形になり、俺はベットから転げ落ちた。
床が冷たいっす(泣
…まぁ、あの後は惨殺的な酷い仕打ちを受けたが。何とか無事に生き続けることが出来そうです(疲
宿屋をチェックアウトして、直ぐにティアが口を開いた。
「今日はカイツールの検問所へ向かいましょう、橋が落ちた状態では、そこからしかバチカルにには帰れないわ」
と言う事らしい。…通行証とかいらないのか?
あくびをしながらそんな事を考えていると、視界に導師イオンを姿が移った。
…1人か?確かなんたらガーディアンと一緒に居るのが普通だと思ったんだが…
イオンはそのまま町を出ていった。…はぁしょうがない、気になるし追いかけるか。
「なぁ、チーグルって何処に住んでるんだ?」
「東ルグニカ平野の森に生息する草食獣よ。始祖ユリアと並んでローレライ教団の象徴になってるわ。丁度この村の北辺りね」
「よし、行ってみようぜ」
「行ってどうするの?」
「…フ」
彼女の手を優しく握り、さっさと歩き出す。
「ちょっと、ルーク!?」
チーグルねぇ〜
「チーグルの森前到着!とりあえず休憩しよう」
「…そ、そうね」
振り返ってティアに言うと、真っ赤な顔をした彼女の姿が目に入った。
「…あの、手を…」
あぁ、なるほど。ここはでずっと繋ぎっぱなしだったな、わざとだけど(ぁ
そんなティアに萌えつつ、俺は適当な場所に座って日記帳を取り出し、書き込んでいく。
「…何してるの?」
「ん?日記書いてるだけだ」
「…日記?」
ティアの顔は信じられない!って顔に書いてあるのがよ〜く分かります。
俺っち、余程のダメ人間に見られてるのね(泣
「まぁ、記憶障害再発した時のため、だそうだ」
「…そう」
うむ、同情するなら金をくれ。と日記に書いた(ぇ
日記を書き終えて休憩終了。森の中へ入っていくと、そこには魔物に囲まれているイオンが居た。
直ぐにでもイオンに飛び掛ろうとする魔物、その場に座り込むイオンは肩を揺らし息継ぎをしていた。
ちっ、世話の焼ける…!
「間に合えッ!…瞬炎華」
ボワッ!―― 一瞬の炎、イオンの周りの魔物は刹那の瞬間に燃え尽きた。まるで花が舞い上がるように…
俺は、直ぐにイオンの側に駆け寄り、イオンの様態を見る。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫です。助かりました…」
イオンは自力で立ち上がり、身なりを整えながら聞いてきた。
「確かあなた方はエンゲーブにいらしてた…」
「ルークだ」
「ルーク?…古代イスパニア語で、聖なる焔の光という意味ですね。いい名前です」
でも中身は悪だがな(ぇ
「私は、オラクル騎士団モース大詠師旗下情報部第一小隊所属、ティア・グランツ響長であります」
…グランツ?ヴァンと同じだな。
「アナタがヴァンの妹ですか。噂には聞いています、お会いするのは初めてですね」
って妹かい。…この娘さん、兄貴を殺そうとしたのか?
…今はそんなことより、あそこに居るチーグルを捕まえるか。
「チーグルだ、追いかけようぜ」
「ちょっとルーク、私はまだアナタの目的を聞いてないわ」
「…秘密♪」
そのまま俺たちは森の奥を目指した。
「ティア、俺が前を歩く。お前はイオンを挟んで一番後ろで辺りを警戒してくれ」
「…えぇ、わかったわ(やっぱり、おかしいわ。…私の調べたルークとは全然違う、おぼっちゃまにこんな発言は絶対に出ないわ!)」
な〜んか、また失礼なこと考えてやがるな?
「イオン、お前は譜術を使うなよ。倒れられても困るし」
「守ってくださるんですか。感激です!ルーク殿(…おかしいですね、僕はまだ譜術を使っていないです。彼は知っているのでしょうか…?)」
目を輝かせて近寄ってくる、って近いから(汗
「それと、俺のことは呼びすてでいいからな。行くぞ」
「はい!ルーク!」
返事に気合入ってんな。
「みゅみゅみゅ〜」
「ん?チーグルか」
「まだ子供みたいですね」
う〜む、実のところ本物のチーグルは初めて見るんだよな。
(かわいい…)
妙な気配がした。横を見ると、ティアの目の色が変わっていた。そのまま彼女はチーグルへよって行く。
が、逃げられた。
「野生の魔物ですからね」
イオンはそう言うが、ティアの視線に怯えて逃げ出したように見えたのは俺の気のせいか?
「彼らは村から食料を盗んだ証拠があればいいのですが…」
証拠ね…
「これじゃ証拠にならないか?」
「コレは…」
「林檎?」
2人は俺の手にある林檎をまじまじ見ている。
「エンゲーブの焼印、証拠には十分だろ?」
「ルーク、コレを一体何処で?」
イオンが林檎を手に取り、焼印を確認しながら聞いてくる。
「ん?森の入り口」
『…』
場が沈黙した。
「早く言いなさい!」
叩かれた。
「痛いな〜」
「アナタが悪いのよ」
そら失礼。
「そんなに俺が悪いか?…むしゃり」
「なんでそこで証拠を食べるのよっ!」
杖で殴られた(ぁ
「ところで」
「どうしました、ルーク?」
「先程から、目の前の大木の中に多数の気配がするのだが…。ここがチーグルの住みか?」
「だから、どうして早く言わないのよ!しかも食べ続けないでっ!」
だって、昨日リンゴを買い損ねたもん!
因みに、俺たちの後方には人間の気配がある。…まぁ、イオンの護衛か俺たちの監視か、どっちもか?
でも、その前に…。ティアさん、杖で殴るのはやめてください(汗
「行ってみましょう」
「導師イオン!危険です!」
さくさく進んでいくイオンを、ティアは慌てた様子で追う。俺もそれに続き、木の中に入る。
中に入ると、チーグルがいっぱい居た。奥へ入られるのを拒むように沢山。
「…みゅみゅーみゅ」
一匹だけ妙に年老いた声が聞こえた。視線をやると…、まぁ年老いたチーグルだこと。
「…ユリア・ジュエの縁者か?」
おい、ご老体の魔物って喋んの?
「ユリアとの契約で与えられたリングの力じゃ。お前たちはユリアの縁者か?」
「はい、僕はローレライ教団の導師イオンと申します。アナタはチーグル族の長とお見受けしましたが…」
代表でイオンが名乗り出る。
「いかにも」
「なぁ、お前らがエンゲーブから食べ物を盗んだのか?」
「なるほど、それで我らを退治に来たというわけか」
「ちげーよ。知りたいのはその理由だ。…何に頼まれた?」
「!…そなたには分かるのか。…チーグル族を存続させるためだ」
実のところ、此処までの道のりで分かったのだが、この森には食べ物は沢山ある。
態々人間の町に行って食料を盗む必要は無い。だから理由が有るはずだからな。
「我らの仲間が北の大地で火事を起こしてしまった。
その結果、北の一帯を住処としていた”ライガ”がこの森に移動してきたのだ。我らを餌とするためにな」
自業自得じゃん。
まぁ、喰われるのを防ぐために食料を盗んで贈呈していたんだろう。
「定期的に食料を届けぬと、奴らは我らの仲間をさらって喰らう」
「ひどい…」
イオンが呟く様に言う。だが俺は思う、弱肉強食は何処の世界も同じだ。
だからそれも納得できる。しかも、縄張りを燃やされたんだ。頭に来るのも頷けるのは確かだ…
「ルーク。犯人はチーグルと判明したけど、まだアナタの考えを教えてくれないの?」
「…ん?いや、たいした事じゃないさ。ただ裏に居るのが何か知りたかっただけだ」
嘘だ、俺はイオンと2人で話がしたいだけ。何故ここに居るのか、をな?
今朝、1人で町を出て行くイオンを見てチャンスが有るかもと思い、その理由付けにここま出来ただけだ。
「ライガと交渉しましょう」
何を言い出す導師イオン(汗
「魔物と…ですか?」
流石のティアも困惑気味の表情を浮かべている。
わかるぞ、俺もそんな感じだ。
「イオンってライガと喋れるんだな」
「ち、違います」
違うのか?じゃあ交渉とか、いったいどうするんだよ。
「僕たちでは無理ですが、チーグル族を1人連れて行き訳してもらえば…」
あぁ、なるほどね〜。
いや、それでも無理だろ(汗
「…では、通訳のものに、わしのソーサラーリングを貸し与えよう。みゅみゅみゅみゅみゅ〜」
ご老体、ちょっとみゅみゅと鳴くにはつらそうだな(汗
そして、一匹のチーグルが姿を現した。
「この仔供が北の大地で火事を起こした我が同胞だ。これを連れて行ってほしい」
ご老体は若いチーグルにリングを頭からはめ様としたが、ただ殴てるようにしか見えなかった。
すこし痛そうだ(哀
「僕はミュウですの、よろしくお願いするですの」
おぉ、喋った。リングの力は偉大だな〜。
「俺はルークだ、まぁ好きに呼べ」
ナデナデ―― 撫でてやると、気持ちよさそうにしているミュウ。
「…かわいい」
「ん?何か言ったか?ティア」
「な、なんでもないわ!さぁ、行きましょう」
ククク、焦りを誤魔化すように立ち上がり、歩き出すティアに俺は一言。
「確かに可愛いな〜」
「…!」
頬を赤く染め、歩みが速くなったティア。
だからあえて言おう…
「イオン、俺的にティアの方が可愛いと思うのだが」
「…奇遇ですね、僕もです」
「〜〜〜っ!」
あははは、首まで赤くなったぜ?
って、あぁ、あんなに遠くに(汗
「行きましょう」
「あぁ」
俺とイオンもティアを追いかけるように出発した。
ミュウは俺の頭の上にいつの間にか居たが、まぁそのまま気にせずしゅっぱ〜つ!
森の奥深く、ライガの女王を発見した。
まぁ、あれだ。でっけな〜!
ライガは強大な雌を中心とした集団で生きる魔物、だと資料で読んだ覚えがある。
一口で丸呑みされそうだ。イオンが(ぇ
「ミュウ、ライガ・クイーンと話をしてください」
「はいですの」
ミュウは必死に話しかけている。
大抵こういう場合、説得に失敗して戦うってパターンなんだが…
「ガアアアアアア!」
あ、ミュウが吹っ飛ばされた。
やっぱりダメだったか…
その吹っ飛ばされたミュウを助けライガの言葉を聞く。
「あいつは何て言ってんだ?」
「卵が孵化するから来るな、と言ってるですの」
ハハハ、タイミング悪ッ!
「まずいわ。卵を守るライガは凶暴性を増しているはずよ」
「じゃあ出直すか?卵が孵れば生まれた仔たちが食料を求めて街へ大挙するぞ?」
そうなればエンゲーブの日人々は間違いなくライガの腹の中イキだな。
「彼らにこの土地から去るように言ってくれませんか?」
「は、はいですの」
イオン、その言葉はきっと考えが甘いぞ。ミュウは再び説得を試みるが…
「ガアアアアアア!」
先程同様、ミュウを吹き飛ばす衝撃波が来る。つーか、その衝撃波に乗って石が飛んでくる(汗
ミュウにぶつかりそうになった石を前に出て弾き飛ばす。
「あ、ありがとうですの!」
「気にするな、それよりイオンと下がってろ」
ライガもやる気満々だしな〜。
こりゃ〜俺たちは孵化した仔の餌にされそうだ(汗
「来るわ!」
ティアの声と同時にライガが俺たちに襲い掛かってきた!
ライガの爪が俺に襲い掛かる。左に飛び、そのまま朱緋で炎を叩き込む。
「ハ!」
ドガン!―― ちょっとした爆発を起こた。
だが、ライガの体には大した傷は見当たらない。
効いてない?…流石ボスクラスだな。ライガは直ぐに反撃に出て、俺目掛けて突進してくた。
体勢的に回避不可、衝撃を和らげるため後ろに思いっきり飛ぶ。俺の体は吹っ飛ばされるも衝撃は緩和され、バク宙をして着地する。
当然、ライガは追い討ちを掛けてくる。とその時援護の声が聞こえた。
「ナイト・メア!」
ティアの譜術がライガを襲う。
…足止めにはなったがあまり効果は無い様子だ。
「おぉい、何か全然効いてない気がしないか?」
「…どうしよう」
いや、どうしようって(汗
しょうがない本気で…、いやその必要は無いみたいだ。
「私が何とかして差し上げましょう」
「誰つ!?」
ティアが驚き声を上げた。
後ろから現れたのは、ネクロマンサーと呼ばれる男だった。…流石にイオンの危機には出てくるか。
先程から後ろに隠れてコソコソしていたのはカーティス大佐なのは分かっていた。
…良いとこ取りを狙っていたに違いない(ぇ
まぁ、ここはネクロマンサー殿の実力を見るためにお任せしましょう。
「詮索は後にしてください。私が譜術で始末します、アナタ方は私の詠唱時間を確保してください」
「了解〜」
俺はすぐに行動にでる。ライガ目掛けて一直線!一気にライガの後ろまで飛び移る。
ライガはそれに付いてくる様に俺の方を向いた。そこでティアの譜術が襲い掛かる。動きが止まったところに追撃を仕掛けていく。
さっきと同じように、ダメージは殆ど無い様子のライガ。…ま、時間稼ぎには十分なっただろう。
「行きます!」
ジェイドの声を聞き、巻き込まれない様に下がる。
「サンダーブレード!」
ズドオオンッ!―― ライガの頭上より雷の剣が落下、直撃する瞬間に俺は再び飛び出した。
「ルーク!?」
ティアが何か叫んでいるがあえて無視。
サンダーブレードの余波の残っている今、俺はその力を使い更なる技を繰り出す。
「襲爪雷斬!」
ズガンッ!―― 雷を纏い、一気にライガに叩き落した。
「グガガアアア!」
それを喰らったライガはその場に崩れ落ちた。
生死を確認する。気配は無い、どうやら死んだようだ。
「アニス!ちょっとよろしいですか」
大佐がアニスと呼び出てきた者は、宿ですれ違ったなんとかガーディアンだった。
「はい、大佐♪お呼びですかぁ」
ジェイドはアニスに耳元で愛の囁きをする。いい加減私のもになれ、と」
「していません」
とジェイドさんから返事が届いた。
あれ、喋ったか?
「えと…分かりました。その代わりイオン様をちゃんと見張っててくださいねっ」
アニスはそのまま何処かへ行ってしまった。…恐らく兵を呼びに行ったんだろう。俺を捕獲するため、にな。
まぁ、面白そうだからまだまだ踊ってやりましょう♪
ん?あれは…。辺りを見渡すとライガの卵が一つだけ無事に残っていた。
…罪滅ぼしになるとは思えないが、しょうがない。
俺は誰にも気づかれないように、術で卵を回収した。そのまま暖かい場所に置いておけばその内孵化するだろう…
いずれ何かの役に立つかもしれないしな♪
決して乗って移動を楽しようを思ってるわけではない(ぁ
「…後味は悪いな」
「優しいのね、それとも甘いのかしら」
「あまくて結構、俺はお前みたいに簡単に割り切るほど頭の性能はよくないからな」
”死”と言う概念に何も感じなくなったらロボットと同じだからな〜。
「おやおや、痴話喧嘩ですか?」
「カーティス大佐、私たちはそんな関係ではありません!」
ティア、そんな力いっぱい言わんでも(寂
「冗談ですよ。それと私のことは、ジェイドをお呼び下さい。ファミリーネームの方にはあまり馴染みが無いものですから」
「…ジェイド。すみません、勝手なことをして」
イオンが戦闘を終えたことを確認し、申し訳なさそうにジェイドに謝罪を入れている。
…きっとイオンの周りの人間は苦労してんだろうな〜。
「あなたらしくありませんね。悪いことと知っていて、このような振る舞いをなさるのは…」
「チーグルは始祖ユリアと共にローレライ教団の礎。彼らの始末は僕が責任を負わなくてはと思い…」
「そのために力を使いましたね?医者から止められているにも関らず」
「…いえ、譜術は使っていません。ルークが助けてくれましたから」
うむ、イオンは譜術を使ったのを見てないな。
「そうですか。…でも民間人も巻き込んだ」
俺らの事か?…民間じゃないよな俺。って俺の正体気づいてんならそんな演技がましいこと言わんでもええで…
しょうがない、助け舟をだしてやるか。
「もぅ、いいだろ?いつまでもここでネチネチ言ってもしょうがないだろ」
「おや、巻き込まれたことを愚痴ると思っていたのですが、意外ですね」
「そらどうも」
刺激があっていいじゃん?
(ホントに意外だわ…)
「ティア、今失礼なこと考えただろ」
「そ、そんな事無いわ」
同様するなよコノヤロウ。
「まぁ時間も有りませんし、コレぐらいにしておきましょうか」
ジェイドはそう切り上げた。
はぁ、俺って誰から見てもダメ人間に見えるのね(泣
「親書が届いたのですね?」
「そういう事です。さぁ、とにかく森へ出ましょう」
…森を出たところでお縄だろうな〜。
「あ、そうだ。途中でチーグルの住処に寄ってくれ、長老に報告入れとかないといけないからな」
「…分かりました。ですが、余り時間がありませんので(…ふむ、聞いていた人物とは少し違うようですね)」
「うい、行くぞ」
ライガ戦、終了〜!
俺たちは長老に報告しに行くことに…