金環日食 in soma 2012.5.21
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6時53分 大切な場所だけに雲が広がっています。
6時39分 薄雲を通して、ときおり太陽が顔を出してくれます。しかし、望遠鏡への導入もままなりません。そして、ようやくとらえたのがこの時刻です。露出補正しています。ISO1600 1/25
○日本列島を縦断する形で金環日食が見られました。四畳半観測所がある福島県相馬市は、その金環日食帯の北の端、北限界線の少し北にあります。そこで、せっかくなので、金環日食の長く見られる関東地方へ遠征する道もあるのですが、諸経費の関係から切り捨て、ベイリービーズとやらが少し長く見られる限界線の内側ぎりぎりでの観測をめざしました。
○ところが、我が観測所母艦NEW20Eがなんとモータードライブの不調のため入院中。しかも、退院は日食の後となりそう(5月1日の時点で納期1ヶ月)なので、ビクセンガイドパックを中心としたシステムを模索しました。その結果が左です。かなりオーバーウエイトなTSA102+ビデオカメラをなんとかのせてくれました。バランスさえ何とかすれば、運が良ければ追いかけてくれます。ただ、一軸しか微動が効かないのがつらいところです。
見上げると、どんより曇った空。しかし、東の空の一部が明るくなっています。そして、4時23分。日の出です。晴れてくれることを祈ります。
○上海日食セットのBLANCA-70EDをメイン鏡筒にしてもいいのですが、気流のせいか、ボーグホームページの50mmに負けているのが気になり、無茶をしてTSA102でいきます。それにしても、試し撮りが順調に進みます。晴れ過ぎとちゃいますか?
7時36分 順調に雲の中をかけていく太陽。ところが、第2接触まであと3分となったころ、まぶしくなってきました。ISOを50,シャッタースピードを1/6400にしても露出オーバーになります。あややや、うれしい誤算。ということでカメラを付け替える羽目に。決定的瞬間が・・・・。※構図の乱れは、心の乱れです。
7時13分 しだいに雲が厚くなってきました。アストロソーラーフィルター越しでは、まったく見えなくなりました。でも、大丈夫。こんなこともあろうかとND400セット(ボーグ50mm+PHOTON18mmED)を準備してあります。5Dをこちらに付け替えての撮影です。でも、結果的にこの交換が致命傷になろうとは・・・・。 ISO400 1/400
1秒おきに切り出してみたのですが、ピントと露出があまくさほど変化も分かりません。とりあえず、4秒おきのものを下にはります。ちなみに食の最大は、7時39分24秒の計算です。金環にはなっていますよね。ここ。
こうなったら、晴れるのを信じて準備するだけです。軽自動車に満載した荷物を組み立てます。
赤道儀:昭和機械製作所 NEW20E
望遠鏡:高橋製作所 TSA102+アストロソーターフィルター
カメラ: BORGテレコンバーターGR+EOS5Dmk2
ビデオ:SONYHDR-XR520+テレコンVCL-HG1737C
+marumi製DHG ND-100000 58mm+67-58ステップダウンリング(固定はテープ)
電源:SG-3000DX2
双眼鏡:NIKON 7×50mm+アストロソーラーフィルター
7時47分
戻るのははやいです。ISO200 1/125
7時40分
結局5Dの写真はこっからです。EOSムービーもきれいですけど・・・・。残念。ISO1600 1/40
○観測場所です。太平洋を望む丘の上にしました。スマフォのGPSデータでは、北緯37度44分43.7秒 東経141度0分31.3秒。おそらく、日本最遅の日食になるはず。