HB-101についての考察 その2

検証3−HB-101は害虫を寄せ付けない?

青山健一郎氏のコメントを続けます。

「HB-101」は、先に示したように生物には安全な天然の活力液です。従って害虫を殺す殺虫剤ではありません。害虫は植物の体や養分を餌とし ます。植物はそれ自身を外敵から守る免疫(フィトンチッド)を持っていますが、植物自信が健康でなければその効果も落ちます。従って、「HB-101」を 常時供給してやる必要があります。また、「HB-101」には植物の脂肪分の中のピネンという物質が存在します。このピネンが害虫を寄せ付けない働きをし ています。
「HB-101」は、植物の免疫づくりと害虫をよせつけない働きの両方の力で植物を外敵からまもります。

『フィトンチッド』は植物が発散する揮発性物質で、害虫や他の植物を忌避する作用があると言われています。
『ピネン』は主にヒノキの香り成分で、主な成分は『テルペン類』と呼ばれる揮発性有機化合物であり、広義のフィトンチッドと言えます。
HB-101を散布することにより、ピネンの害虫忌避効果を期 待するという論理自体は、別段矛盾はないと考えます。できれば対照実験を行って、その効 果を示していただければなお親切だと思います。
HB-101により植物が元気になるかどうかについては、前段で疑問を提示しておりますので、ここでは特にコメントしません。

検証4−HB-101は植物の養分?

青山氏のコメントの最後に、

植物の有効成分を抽出した「HB-101」は植物の養分そのものであります。動物にたとえれば血液です。
血液は動物の全ての養分を含み、細胞の栄養と免疫、骨格等をつくる必要な成分です。従って、植物の健全な生長や外敵から身を守る事を自然の摂理に戻して改 善する働きを持っています。
植物自身が健全であれば、有毒物を使用しなくても栽培は可能です。それには、「HB-101」を上手に使用し、健全な植物を育てることが無公害の環境を作 り出す決めてになります。

とありますが、血液=養分と定義している点がまず謎。 養分は外から摂取するものであり、その『輸送』をするのが血液なのでは?
また、『植物自身が健全であれば、有毒物を使用しなくても栽培は可能』とありますが、何を指して『有毒物』と言っているのかも謎。
農薬はともかく、肥料だって与えすぎれば害になるし… HB-101の効果を強く印象付けたかったのかもしれませんが、適当でない比喩を勇んで使った結果、 かえってよくわからない印象を受けます。

以下は、「愛用家が認める多くのメリット」として挙げられている例です。 まあ、体験談は「そんな結果も一部にあった」ということでしょうから、別に異議は挟みません。メーカーにはきちんと条件を整理した追試を行ってもらいたい ものですが。
ただし、1回あたりの施用量は明記してあっても、1作で何回使うのかはわからないし、作物の価格は変動しますから、最後の『18,000円使えば、18万 円以上の利益。』と言うのは適当でないと考えられます。

まとめ

宣伝文句はいいこと尽くめに見えますが、対照試験の結果がほとんど示されていないので、その効果を確認することができません。
また、無機物の補給作用は成分的に期待できるものではありません。
一方、特段害になりそうな成分も見受けられず、毒性試験でも「毒性なし」とのことですから、界面活性作用と害虫忌避効果を期待して施用するのはかまわない と思います。
ただし、本当に「安くつく」かどうかはわかりませんが。



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