Bali旅行記(2005年1月6日〜9日)
2005年のお正月、芸能山城組による「創流三十周年記念山城組全国大会inバリ島」なるツアーに参加させていただきました。
芸能山城組をご存知の方は多いと思うが、ブルガリアン・ヴォイスやケチャを上演することで有名。大友克洋作の映画「AKIRA」の音楽で知る人も多いはず。その他にも、日本伝来の唱法はもちろん、世界諸民族80系統にも及ぶ芸能レパートリーを開発している。その山城組の活動の拠点となる「山城村プラナサンティ」がバリ島に完成し、お披露目式典が行われた。日本からは60名程、インドネシアからは州知事、大学総長、王家の方々など50名をこえる来賓が列席。
なぜそのような催しに参加できたかというと、私がここ数年お世話になり、尊敬申し上げている十七絃演奏のパイオニアである方が、山城氏と懇意になさっていて、今回バリ島へ行かれることを知り、厚かましくも参加したい旨を進言して紹介していただいたのです。間際になっての参加申し込みで、きっとスタッフの方にはご迷惑をかけてしまったことと心苦しく思っていますが、バリ島の自然に触れられたこと、そして何より、滞在中毎日、現地でもそうそう観ることのできない一流アーティストによる芸能ばかりを鑑賞することができ、この上なく幸せでした!!感激です。
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夕方、成田出発。地上は雨だったけど、雲の上まで上昇すると、夕焼けがキレイ。食後の窓の外は、星がいっぱい。天球儀みたい!機内でインドネシア語の勉強、、、難しすぎる。
夜、デンパサール(ングラ・ライ)空港到着。

時差は1時間。

←ホテルで用意されていたお花と果物。

 ベッドに座っていた水田の女神。→

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サラマッパギ=おはようー。
バトゥブラン村でバロン・ダンスを観る。ガムラン伴奏有り。
バロン=善の化身の獣
ランダ=悪の化身の魔女
善と悪とが対面。
男達(戦士)はバロン(善)の味方なのだが、ランダ(悪)の魔法により、怒りを自己に潜む悪に向けて剣を突き立ててしまう(ややトランス)。バロンは、人々を正気に戻らせてから退場するが、決着はわからないまま終了となる。
ええと、これだけでは何のことやらわかりませんね。ちゃんとしたストーリーがあるんですよ。かなり要約してしまいました。

バリでは、良い魂と悪い魂とがいつも同時に存在していると信じられています。白黒のギンガムチェックをいたる所で目にします。白=善、黒=悪です。この劇は、善と悪との勝負に決着がつかないまま終わります。勧善懲悪に慣れていると、なんとも釈然としない終わり方ですが、自分の心の中にも、善・悪が表裏一体に宿っていることを肯定してもらえたようで、救われる気もします。

バトゥル山にある寺院へ
お寺に入る時には女性も男性も、サロンという巻スカートというか、腰巻きみたいな布を巻きます。省略してスレンダンというヒモを腰に巻くだけでもOKの場合もあるようです。
門が、日常生活の場と寺を隔てる。
割れ門。
無理に入るとはさまれそう。(そんなに狭くはないけど)
寺院の敷地内は、塀で何層にも囲まれている。邪悪なものが入りにくいような造りになっているのだとか。
ウルン・ダヌ・バトゥル寺院へ。(湧水のお寺)
バリでは、60%が稲作。人々は水が得られる所に住みたがる。そして争いが起こる。昔々、ジャワからやって来た王様が、人々の争いを治めるために21日に1度祭りをすることに決めたそうな。神様の前で喧嘩するわけにはいかないからね。

それにしても、土木技術が非常に発達していたらしい。12,3世紀頃のこと、水は必ず低い方へと流れるのを利用し、数kmの距離を高低差数cmで流すようにしていたんだと。どうやって計算したのかしらね。

湧水の寺院らしく噴水が。緑も豊か。
神様も演奏するのです。
なるほど、5音ね。
中央におわします水の女神。
移動の車窓から、ライステラス(棚田)を見ました。
段々水田。これじゃあ、トラクターは使えませんね。牛も無理。 中央の穴から水が出てくる仕組み。
工房見学とお買い物。一村一品といって、各村で一つの工芸品を作ることがすすめられている。
マス村の工芸品は木彫り。
チュルク村では金銀細工。誕生石のトルコ石とラピスラズリの混合。大好きなハートのデザイン。買いです!
夕方から、山城邸のお庭でパーティー。
ガムラン生演奏のBGM付き。なんと贅沢な!スリンを吹く人は、いつまでも続く恐るべし循環呼吸でした。

暗くなってからは、ワヤン・クリ(影絵芝居)も。特別に、演じている内側からも見せていただきました。人形遣いは、歌いながら、足指にバチをはさんでリズムも打つ!

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山城邸を散策。とーっても広大な敷地を一巡り。バリ島ならではの景色のドまん中。歩いているだけでもマイナスイオンを全身で感じます。途中、ちょっとドキドキの吊り橋もありました。
ところどころに配されたカエルの楽人たち。
←これはプール脇にいました。

 可愛いけどちょっと苦しそう?

プチャック・パヨガン寺院を参詣。
バリ島で一番高い山、アグン山にあるブサキ寺院に次いで由緒あるお寺。本格的なお祈りの準備をして下さっていたため、我々もサロンをつけて。
お祈りに必要なお花と線香。
クアゲンといいます。
ご住職。
正座して、線香の煙で手を浄める。花びらやクアゲンを捧げて数回合掌したら、聖水をかけていただく。飲んだりもする。米をいただき、1粒は呑み込み、みけんとこめかみにつける。
←お祈り後、聖人となった私。
そしてランチ。
ナシ・チャンプル。
やはり、俗人のままだった、、、。
夜は山城組の式典。
式典後は、「ヤマサリ」による素晴らしいガムラン音楽と、その伴奏でトペン(仮面劇)、レゴン(踊り)を堪能!シアワセ!!気がつくと、ものすごく近くで写真撮ってました。

(式典でのスピーチは長っ!お国柄でしょうね。日本の比じゃないみたい。)

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午前中はホテルでのんびり。ウブドに泊まってました。
←ホテルのエントランス     

オマケ→

ビンタンビールとアラックというヤシのお酒。

午後は、ウブド宮殿を見てから、ネカ美術館へ。
宮殿は、絢爛豪華。
山城邸で会った人。
こんな注意書きが。。。
そして、1度行きたかった市場へ。
前日は、鉄の神を祝う日だったので、車には飾りがつけられていた。
夜は、またまた山城邸にて宴が。
  
ジェゴグ合戦。2チームで競うのです。初めて生で観ました。音量のレンジがものすごく広いのにビックリ。この下に入って聴いてみたいなぁ。
そしてケチャ!!
この夜の飛行機で帰国予定だったため、後ろ髪を引かれる思いで、山城邸を去りました。

このツアーに参加できたことに、心から感謝しています。振り返るとハードスケジュールでしたが、風土のおかげか、ちっとも慌ただしかった気はしません。しばらくまた頑張れそう。

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