業務用生ゴミ処理機の取扱方法

http://www.mmjp.or.jp/Shinwa_h/kaiketu

当社のマシンは30度から45度の低温設定で醗酵可能です。消滅醗酵堆肥型と言えますが、野菜類などの繊維質は完全消滅(投入禁止物も別です)は不可能ですので、その分は取り出して肥料とすることがBETTERです。

バイオ菌を長年交換していないユーザー様が多いですが、バイオ菌の活性化には空気が必要ですので、攪拌槽の中の奥の上部にあるファンが処理された生ゴミで詰まってはいけません。定期的なチェックが必要です。生ゴミが詰まっていましたら取り除いてください。ファンの故障の際に、消臭機がついていれば空気を吸引しますので、バイオ菌は生き続けますが、多少、醗酵消滅に影響がでることがあります。マシン故障時にはメンテ会社に修理をお願いしてください。消臭機がない場合はファンの修理は必須です。

水分調整は籾殻かピートモスを投入してください。菌が弱くなり醗酵消滅に支障が出始めましたらメンテ会社かメーカーにご相談ください。尚、投入禁止物チェックも怠りなく!
油は禁物です。味噌汁も水分を切ってください。大量のニンニクも菌を弱めます。

消滅醗酵堆肥型は醗酵時の匂いがきついのが特徴です。その解消のために「消臭機けし丸」を開発いたしました。都会では「けし丸」は必ず必要です。「けし丸」はバイオコードを使いますのでメンテはフリーです。活性炭を使う消臭機もありますが目詰まりもあるようです。バイオコードは微生物醗酵して消臭します。

「けし丸」がないユーザー様につきましては、匂いをなるべく出さない方法として、水分を切って生ゴミを投入することがこつです。バイオ菌は少しの水分がBETTERです。水分が多すぎますと菌が弱くなります。

菌は同じ種類の生ゴミばかりを投入すると飽きてくるのか?菌が弱くなる時もあります。いろいろな投入も必要かと存じます。

マシン本体のチェックとしましては、菌を活性化させるヒーターは消耗品です。もし、5年以上経過しヒーターが切れた時はメンテ会社かメーカーによる有償取替えが必要です。車と同じで年次点検は必要です。使い方によっては生ゴミ投入量が多く、モーターに負荷がかかり耐用年数が短くなったユーザー様もありますので、許容範囲内での生ゴミ投入をお願いいたします。目安としましてはシャフトの下です。
その他、年次点検でチェックが必要な部品としましては、サーモ、制御BOX内のネジの緩み、シャフトのネジの緩み、スプロケットとチェーンの油の補充など多くの項目があります。

美谷学園様では菌の取替えを一度も行っていません。6年になります。堆肥は優良な肥料として近隣で好評です。機械を大事にお使いになられ、メンテも行いマシンは長持ちしています。
優良堆肥を作るコツは「機械は週に一度は休ませる」ことと管理責任者の方が言われていますが、上記に述べましたファンの空気の流通などの日ごろのメンテも大きいようです。シャフトの緩みも自分で締めておられます。
尚、一般的にバイオ菌は1年に一度は交換、もしくは活性菌投入がBESTです。これは攪拌槽内部のチェックなども兼ねてのメンテということです。


続く