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もうDexしか見えない! |
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Dexter Gordon
Dexter Calling...
Blue Note 4083
1961.1.5,9 |
Dexter Gordon;ts
Kenny Drew:p
Paul Chambers:b
Philly Joe Jones:ds
1.Soul Sister
2.Modal Mood
3.I want more
4.Clear the Dex
5.End of a Love affair
6.Ernie's Tune
7.Smile
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これはDoin' Allrightの3日後に吹き込まれたもの。前作についてもまだコメントしてなかったけれど、あれはFreddie
Hubbardとの2管だったが、今回のは僕好みのワン・ホーンものだ。今回はこれ以上のイントロは省いて即行こうか。
まず、ゆったりとしたゴスペル調のSoul Sister。余裕綽々のテナーを聴かせるDexだ。サイドマンの音なんてPhillyのスネアしか耳に入ってこない。断然Dexのテナーだけがどーんと聞こえるな。Drewのピアノはゆったりとしたテンポで闊歩するがごとし。勢い込んで聴くとおっとっととつんのめる程のテンポでこれは一本とられた感じ。
テンポがあがっtModal Mood。快調テナーDexの独特のフレーズが飛び出てくるし、時々フリーキーにもなりかかる程。Phillyとの掛け合いは凄いぞ。俄然Phillyのドラムが耳に入ってくる感じだな。
哀愁感もあるけど、テンポが早いから軽快でもあるDexのテナー。ホントにこの人のアドリブはわかりやすくて、意味のないフレーズなど出てこない。こうなるとDrewなんてどうでもいいって感じ。神経が全部Dexに向かっちゃうな。
ReddingのEnd of a Love affair。テナーの低い音程で聴かせるテーマで、アドリブの中音域と対照的。フレーズが流暢にどんどん出てくるね。Drewも悪くないけど、あんまりコメントする気にならないのは何故?不可思議。そこんといくとPhillyとDexの掛け合いには気持ちがすっと飛びつくね。
ここまで来ると同じテンポで飽きるのは、テーマがどうもつまんないからかね。そんなClear the Dex。とにかく只ただDexのアドリブ・フレーズを堪能するに限るね。おっChambersのベースやDrewのピアノが耳に入ってきた。なんでここに来てと思うね。
やったなって感じのDexのバラードが聴けるErnie's Tune。うっとりもんだね。とにかく甘くてとろけるね。甘いのに甘ったるくないのは不思議だ。渋さもあるからかな。隠し味だね。とにかく浸って頂戴だね。
なんとチャップリンのSmileだよ。いいな。いいな。アドリブに入って軽快に吹くDex。ご機嫌にスウィングするテンポに乗っておいしいフレーズが飛び出てくる。
ボーナストラックもあるけど、例によってノーコメントだ。
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