Copyright(c)
2001.9.1-2003
JAMAL.
All Rights Reserved
|
|
|
|
|
前戯なき戦い?! |
|
|
|
Booker Ervin
Cookin'
Savoy
1960.11.26 |
Booker Ervin;ts
Richard Williams;tp
Horace Parlan:p
George Tucker:b
Danny Richmond:ds
1.Dee Da Do
2.Mr.Wiggles
3.You don't Know what love is
4.Down in the Dumps
5.Well,Well
6.Autumn Leaves |
|
|
|
|
僕はこのBooker Ervinってのが初めてなんだけど、このジャケットにまず惹かれちゃったわけで、中身がどうのなんて二の次という感じだったけど、寺島のオヤジがこの2曲目に入っているYou
don't Know what love isのことを著書「感情的JAZZコレクション」に書いていて、有無を言わず聴いたら、うはーって感じでヘロヘロにとろけてしまったんだ。これは、絶対に大音量で聴くべしだよ。もうこの1曲だけを聴くってのが僕のここ2、3日なんだ。前にちょっとだけ聴いてる筈なのに、印象になかったけれど、これはホント知って得する何とかだよ。とにかくErvinが号泣してるって感じのテナーだよ。だから一曲聴きで他のは聴かずに即これを聴いたらテナーが号泣しちゃうってのは、まさに前戯なしで即あれにいっちゃうって感じで全くエッチな話だよ。で、もう一つだけ聴くとしたら、最後の枯葉なんだな。これが、オーって感じだよ。最初なんだかわからない入り方するんだけど、Ervinのテナーでテーマがきた後Richard
Willamasのミュートを効かせたトランペットを聴かせるわけ。で、勿論って感じでErvinもうねうねのテナーを吹いちゃってるし、超スウィングするリズム・セクションがまたいい。特にGeorge
Tuckerのウォーキング・ベースがいい味だ。
後好きな人はハードバップものの1,2,4あたりを聴くってことだな。5のブルースは聴かなくていいよ。怠い。簡単明瞭だろ?
簡単に書きすぎて、スペースも余ったので、You don't Know What love isの別ものについてコメントしておこう。
まず、Sonny RollinsのSaxophen Clossousでの演奏だ。これはホント参ったよ。有無を言わせないってのはこのことだね。このうま味ったらないね。Rollinsのぶっ太いテナーをご堪能だよ。言葉を失って何も書けないな。細かいこと抜きにして聴くしかないよ。Franaganのピアノの美味しいしね。極太うどんに薬味ってとこかな。
まだ、スペースがあるんで、もうひとつ。Jackie McLeanのNature Boyだね。これもまた印象になかったけど、これもMcLeanのアルトが泣いてるんだ。何て言うかさめざめと泣くって感じだな。ここではDavid
Williamsの弦の見えてくるようなベース音がいいな。Ceder Waltonのピアノも素敵だよ。ドラムはBilly
Higginsだ。控えめにサポートしててMcLeanがどっと前に出るようにしてるところが何て言うか大人だね。
こうやって一発聴きをするのは、愉しいよ。一人でジャズを聴くならこういうのも刺激的でいいな。ワクワクする。ジャズ人生の醍醐味だし、飽きずにいつまでも聴き続けるための技だね。
|
|
Sonny Rollins
Saxophen Clossous
Jackie McLean
Nature Boy |
|
|
|
|
|
|
|
|