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JAMAL.
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まさにヘビーだ! |
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Elvin Jone/Richard Davis
Heavy Sound
impulse
1968 |
Elvin Jones:ds
Richard Davis:b
Frank Foster;ts
Billy Greene:p
1.Raunchy Rita
2.Shiny Stockings
3.M.E
4.Summertime
5.Elvin's Guiter blues
6.Here's that Rainy day
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僕はすべからく曲を大事にしたいって言う意味では、この盤ではShiny StockingsやSummertime,そしてHere's that Rainy Dayがどんな風に出来上がっているのか気になるわけだ。で、気持ちが飛びついたのがShiny Stockinsの演奏だな。そしてHere's that Rainy Dayなんだ。それとSummertimeはちょっと聴いたところでは、Richard DavisのアルコやらElvinのドラムがやや凝りすぎの感もあってどうかなってところなんだ。で、意外に面白そうななのがElvinがギターを弾いて始まるElvin's Guiter Bluesってそのまんまだけど、結構サウンド的に面白そうなんだな。他のはちょっと今いちの感じだった。いずれも頭聴きしただけだからまだ何とも言えないけどね。
で、イントロ的にちょっと話すと、実はもうひとつ聴きたかったアルバムがあって、これもElvinとRichard
Davisが組んで、更にCharlie Mariano,Hank Jones,Roland HannaっていうパーソネルでやったDear
John.Cというもの。これが本当のところコメントしたかったのだけど、例のアンプがアナログの対応がまずいってことで、今別のアンプにしてるんだけど、アナログにはそれこそ全然駄目というものだから修理が終わったらコメントすることにして、今回はこの盤にしたってわけ。
言い訳はそのぐらいにして、早速聴きたいものから堪能しよう。
まず、Shiny Stockingsだ。DavisのベースとElvinのドラムが塊になって飛び出してくる感じが凄いね。てことはFosterのテナーが幾分ひっこんだきこえるくらいだな。こういう構図は僕は嫌いじゃない。いや、寧ろ面白い。ど迫力のDavisのソロにElvinのブラッシュ・ワークはもう嬉しくなるような絡み具合。Fosterがそれに加わって吹いてるんだけど奥でゴソゴソやってるようにしか聞こえない。それだけこの二人の迫力は満点だね。これまたアンプのせいか?って違う違う。アンプは取り替えたんで正常。
ポーンととんでHere's that rainy dayだ。これは結構Fosterが活かされている。グッと来るテナーだよ。あまりドラムもベースも出しゃばってないな。だから、聴かせどころで誰をピックアップして音をとるかって工夫がされていると思うね。エンジニアはBob
Simpsonか。ちょっと気になる人だね。impulseの録音関係には疎いので良くわからない。ピアノのBilly
Greeneもいいピアノを聴かせてるね。このトラックはやっぱり唸るね。
次が戻ってSummertimeだ。出だしのところはさっき言った通りだから省くけど、結構何度か聴くとDavisのアルコが味わいがあっていいよ。これきっと漫然と頭から聴くと印象悪いかもしれなけど、こういう聴きたいのから順番に聴いていくとまた違って聞こえるから不思議だね。で、Davisがアルコから普通の弾き方になるんだけど、これまた凄い。ベースの呻り具合がいいね。Elvinは静かにブラシて来てる。Davisの独壇場かと思いきややっぱりElvinの出番になるんだな。重い感じのドラム・サウンドが腹に染みるね。熱気が高まってくる感じが堪らないな。で、最後の方はフリーな感じもあったりで凄い。止まることを知らないって感じの2人の演奏だ。意外やこれがこの盤の山場だったりもする感じだね。とにかく重厚だなデュオだよ。終わってほーってため息出たよ。
次のElvin's Guiter Bluesは前のトラックの興奮を静める感じかな。Elvin一人でギター惹くところから始まってその後カルテットの演奏になってFosterがいいテナーを聴かせるよ。
さて、残りはトップのRaunchy RitaとM.Eだ。
意図的にはこのトップが聴かせどころだったんだと思う。調子がファンキーで軽いんだけど、サウンドはやっぱりヘビーだな。Heavy
Soundsってのはここから来てるのかね。Fosterが結構いい馬力で吹いているよ。やっぱり聴き方だね。頭からこれ聴いたらまた違った印象だったと思うよ。どんどん演奏が盛り上がって来てElvinなんて暴れる寸前まで来てる感じだ。FosterもElvinにプッシュされる感じで熱を帯びてくるね。ピアノのBilly
Greeneもファンキーな感じで惹いてるね。Davisのベース・ソロも凄いね。ヘビーそのものだよ。 |
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