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*依存症について(イントロ)*

 
今日はアルバムのコメントが長いから、少しこっちは手抜きしようとおもうけれど、さあ、どうなることやら。
 ちょっと思うことがあって依存症ってのを調べだしたんだ。僕もアルコール依存症だった。もうすっかりそっちは切れたけれど、でも依存症って言っても色々あるね。煙草でしょう、薬物、ギャンブル、特にパチンコ依存症ってのが今結構深刻みたいだ。それにゲーム依存、で、買い物依存なんてのもある。僕吃驚したのがセックス依存症ってのがあるんだね。これは後で話題にするけれど、とにかくあれもこれもって感じだな。僕なんて今は、煙草とパソコンとCDを含めた買い物依存に注意しないとと思っている。で、依存症ってのは結構勘違いしている場合があって、私、親に依存してますって・・・そりゃ程度問題だろうけど、定義が割とハッキリしてるのが、この依存症なんだ。
例を挙げると薬物依存についての記事があってこれなんか割と明確な定義を踏まえている。
「薬物依存症って何?
 最初の使用で気持ちよさを味わうと、ついまた使いたくなります。そして、高揚感を求 めたり、あるいは気分の落ち込み・イライラ・不安などを解消するために、薬物を求めるようになっていきます(精神依存)。こうして使用 を続けるうちに、それまでと同じ量では効き目が現われなくなり、以前のような効 果を得るためにはもっと多くの薬物が必要になります(耐性の形成)。アルコールや睡眠薬・ヘロインな どは、摂取をやめると非常に苦しい離脱症状が出現します(身体依存)。 この離脱症状を緩和するために、また薬物を摂取してしまうのです。」
 ていうものだけど、これはパチンコ依存なんかの記事を読むとそれとよく似た経過を辿るんだね。勿論アルコールだってそうだった。で、僕が割とすんなり止められたのが、最後の離脱症状までいってなかったからなんだけど、ここまでくるともう地獄だね。
 で、買い物依存のことで、そういや中村うさぎっていう人がいるでしょう。彼女はまさにこの買い物依存なわけで、本も書いている。今それ読んでいる最中なんだけど、タイトルがふざけてんじゃん。「だって、欲しいんだもん!」だってさ。で、サブ・タイトルが「借金女王のビンボー日記」てんだ。まだ、出だし読んだだけなんだけど、もう呆れるね。所謂公共料金踏み倒してまで贅沢してるわけよ。水道料金なんて払わなくても、絶対大丈夫なんてたかをくくってたら、とうとうそれまで止められてしまった。どういう神経してるんだかって思うね。でも、他人事じゃないと思ったよ。
 まあ、今日はこんなイントロでボチボチいきまっか。

Jazz徒然
これ聴くにゃあ、ちょっと根性いるよ

Blad Mehldau
Back at the Vangurad

Waner Bros.

January 5-10.1999
Blad Mehldau:p
Larry Grenadier:b
Jorge Rossy:ds

1.All the things you are
2.Sehnscht
3.Nice Pass
4.Solar
5.London Blues
6.I'll be seeing you
7.Exit Music(for a film)
これくらい味気ないジャケットも珍しい。質実剛健とはこのことだと思った。中身がいいんだから外側なんてというそういうのはちょっと嫌だな。て、最初にケチがついたけれど、もういっこケチつけると長い・・・コメント書く側のことも考えれよ・・・ってそれはこっちの勝手な言い分だが。でもじっくりMehldauを堪能するにはもってこいなわけだ。先日のDan Crayを聴いた後でこれ聴くとまるで違うスタイルなのには些か畏れ入る。トリオのバランスだって最初のAll the things you areなんて聴くともう三者三様テンデバラバラな感じでいて互いにバトルしてる様は圧倒されるばかりだ。こういうのを聴くと最近のLargoなんてなんじゃあれはって思う向きもあるな。こういうのがMehldauのあり方なんだって思うのは勝手なこっちの希望でしかないけど。タイトルにもあるようにVanguradでのライブで何作目かも同じVanguradだった。かえってきたMehldauくんだ。Mehldauのオリジナルは旋律がボワーッとして良くわからねぇっていう批判もある。主にスウィング派のオジサマ方から言われる。2曲目のSehnschtなんてそんな感じでもある。これなんか聴くとKith JarrettのStandrdsトリオの様相に似た感じでスリル感もあるし、つかず離れずのトリオの面白みがあるなって思うよ。Larry Grenadierのベース・ソロなんて唸るね。あまり深く考えず音の渦、流れに身を任せていくと酔うね。長尺演奏だけど緊張感もあってそんなに長く感じないところが、また凄いね。またDan Crayとの比較になるけど、バップ調を基本にしてるあのトリオなんかと比べるとまるで違うかと言うと、おーそうでも無いぞという感じが次のNice Passだ。これがMehldauのオリジナルだから、益々唸る。唸るけど17分もの間どう展開するのかって気になりながら聴いてると、これがドシャメシャなところもあって熱気ムンムンで壮絶を極めるね。で、途中からテンポ・アップしたかと思えば、急にテンポ・ダウンしてくる。しかもMehldauのソロを基調にした演奏が延々と続く。左右テンデバラバラに弾く超絶もの。そこにベースとドラムがドシンドシンと一本調子のリズムを入れてたかと思うとはち切れる。で、今度はベースとドラムだけになるね。これライブならではのパフォーマンスだな。これが結構長い。で、今度はMehldauが現代音楽風に弾いたかと思えば何か混沌とした演奏に突入だ。おい、いつ終わるんだと思ったら急に終わり。まいる。
 で、次がMilesのSolarで気分を変えてくる。一息入れる間もないって感じだね。ライブなんだからそのままを感じなきゃと思うが、僕はここで一休みしたくなる。まあ、一服つけながら聴くとするか。まあ、こんなコメントもジャズ徒然だから許されるかもしれないけど、おいおいって言われそうだな。で、まあ結構ソーゼツな演奏だわな。・・・ああ、終わったわ。
 もうてんこ盛りで勘弁してくれって感じだけれど、次もMehldauのオリジナルでLondon Blues。いったいこいつ等演奏終わったらどんな姿になるんだろってくらい緊張の糸が切れないね。きっと抜け殻になっちゃうんだろうな。それくらいハチャメチャに突っ走ってる演奏だ。まあ、聴いてる僕もどんな風になるかって感じだけど、まあつき合うか。もう怒濤なんて生やさしいもんじゃない。
 一息いれまっかという感じでI'll be seeing youだ。ホッとするよ。もう暫く目を閉じて休ませてくれって感じ。なんか風呂あがりの電気あんま機に座ってる心地よさ。じわーっと疲れが癒えていくね。これ聴く側の感想だけど、本人達は真剣だろうね。ドラムなんて結構リキ入ってるよ。でも、ホント、シアワセーって感じ。
 ラストは映画音楽らしい。Exit Musicだ。しみじみ心に染みるね。このアルバムも一大シネマ作品のようでもあって最後の字幕でもみながら、今までのストーリーを噛みしめる感じでもあるな。でもMehldau先生、そんな甘チャンじゃなかった。最後の最後まで突っ走るマラソン・ランナーのごとしだね。もう僕はヘトヘトだ。スゲー集中力だと思うよ。やっぱプロは違うね。やー良くやったって肩叩いてやりたくなるラストだね。お疲れさん。