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JAMAL.
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お互い様ということ

 
さて今日は昨日の続きからだけど、何の話だっけ?・・・ああ、血液ガッタガタの話ね。
いや違う。どうしようもないその人の持っている特性があるけど、そんな人達が共存してるってことね。そのことと、ファジーな生き方こそ人間臭いってことはどう繋がるかだね。こりゃあ何て言うか、モザイク的でどう繋がるのか難しいな。(おい、責任とれよ)・・・わ、わかってますって。このもう一人の僕がうるさいね。で、だな。
 で、話はガラッと変わるけど・・・(そこで、変えるな!)わ、わかってますって。
 もとい。昨日は、頭の中では繋がってたんだけどな・・・ブツブツ(なに、ブツブツ言ってんだ!)うるさいねぇ。わかってますって。ああ、わかった!つまりこういうこと。端的に言うと(端的にいえよぉ)・・・お互いどうしようもない自分ってのを抱えてるんだから、許し合わなきゃならないんだ。でも、やっぱり許せない時もあるけど、それはそれでしかたない。怒っていいよってことだな。そう、そう。やっと繋がった。だから寛容すぎるのも良くないし、頑固一徹容赦ないぞってのも困りものだってことさ。聞いてる?(聞いてるよ)もぉ、直ぐ怒るんだから。だから、こんな風にホントの自分ともう一人の自分とが一緒になってるってのが、人間の素顔なんだな。それが、時にどっちかが出てくるんで、それは致し方ないってことさ。(それも繋がらねぇぞ)そお?あんた頭悪いんじゃない?(うるせぇな。ヘンだっていってんだよ)頑固だねぇ。今日の運勢は、お互い様かぁ。ふーん。(何みてんだよ。話終わってねぇぞ)だから、お互い様だよ。ぴったしじゃん、今日のテーマに。(たまたまだろ?)だからね、お互い自分ってものは、どうしようもないからぁ(でっかい声だすな!)どうしようもないからぁ、ブツブツ・・・(声聞こえないぞ!)お互いさまで、喧嘩したり許し合ったりしなきゃなんないってことさ。そこはファジーに使い分けたらいいじゃないってことだよ。(わかったよ)ホント?わかったのぉ?(で、あんた最初に今年はあっけらかんを通すっていっただろ?あれ、どうなってんだよ)あれ?憶えてた?そうか。あれ、やめた。(おい、オマエ酷すぎないか?一回言ったこと責任もてよ)だから、それもファジーだって昨日いったろ?あっけらかんだけじゃ暖簾に腕推しでって。(糠に釘じゃなかったのか?)いやぁ、そうだよ。いちいちうるさいヒトだね。(じゃあ、撤回すんだな?)・・・あ、あん。でも、基本は、あっけらかんだよ。だけどぉ、それもずっとじゃなくてぇ・・・(急に女になるな!)怒るときは怒っていいってこそさ。(そうか、がんばれよ)何、その言い方。ううんもうジャーさんたら。(気持ち悪いよ。やめろっていってんだろ)バヒ!(なんだそのバヒってのは)ワレニカエッタ。ピッ(今度はロボットかい)ハイ、ソウデス(まだ、やってんのかい)ワレワレハ、チキュウジンダ。(もう、しらねぇ、ずっとやってろ)チキュウノヘイワノタメニ、オタガイ、ナカヨクシヨウ・・・ピプピ・・・プス(おい、どうした)ゴサドウ、オコシタ!(大丈夫か?)ダイジョウーブ、コノツヅキハ、マタ、アシタ・・・ピパプ!!(あーあ)

Jazz徒然
格調高いよ!

Paul Chambers
Bass on Top

BLUE MOTE 1569

1957.7.14
Kenny Burrell;g
Hank Jones;p
Paul Chambers;b
Art Taylor:ds

1.Yesterdays
2.You'd be so nice to come home to
3.Cahsin' the Bird
4.Dear Old Stockholm
5.The Theme
6.Confessin'
格調高い!・・・そうだろう?なんてったてTOPだからな。
このアルバムのオリジナルのライナーを書いてんのが、Robert Levinってひとだ。それを訳したのを読んだんだけど、Bass on Topってタイトルの由来は、Jimmy Blantonの再来だってことだな。Blantonって人は、リズム楽器としてのベースの可能性をひろげてホーン的な性質を開発したっていうスゲー人だ。つまりは、アルコを使ったりして歌うようにベースを弾くってことだと思うけど、最初のYesterdysなんて聴くと、おー、Chambersがクラシックに転向したのかって思うほど、Kenny Burrellのギターとのデュオでアルコでずっと弾き続けている。で、途中からスウィングする演奏になるんだけど、ここでもアルコで通してるんだな。これは格調高いよ。で、こういうアルコで弾く伝統が昨日の安ヵ川の弾き方に引き継がれているってわけで、こりゃ唸るね。
 で、次がYou'd be so nice...だけど、この盤は最初のYesterdaysもそうだけど、Dear Old Stockholmも入っているって具合で、選曲がいいんだな。
 僕はすべからく曲を大事にしたい。それはスタンダードだって、誰かのオリジナルだって同じだ。寺島のヤスさんも言ってるけど、「好きな曲をしこたまつくれ」って。これはジャズを聴くうえでは至言だと思うね。
 ジャズはアドリブが命だって、そんなことはわかってるよ。でも、いい曲の時のアドリブがまたいいんだ。これは間違いなくそうだね。だってさ、アドリブってのは、コード・チェンジの上で(コード・チェンジの曲に限るけど)イマジネーションを働かせてやるんだろ?ちったあ、JAMALおじさんだって経験あるからエラソーだけど知ってるよ。ロック界でコード進行のいい曲作ったのはBeatles。とりわけ、Lenon-McCartnyの二人の曲だな。で、モードの時だって、スケールのうえでやるんだけど、同じだよ。でも、モードは、せいぜい2つか3つのスケールだから、そこんとこは途中でコード・チェンジを入れて変化をつけないと面白くない。(キョーヨーあるだろ?)だから、モード一発でやった日にゃあ、歌心もクソもあったもんじゃない。その典型がColtraneだ。あの人は、最初はハードバップやってて、コード・チェンジ使ってたけど、どんどん変化していって、シーツ・オブ・サウンドなんて世界に入っちゃった。そこんところは、同じMilesバンドのCannballとは違うところだね。だから嫌いになった人もいれば、逆にのめり込んだ人もいた。おっと脱線したね。
 だから、選曲抜群なアルバムだってことさ。しかもメンバーがいいじゃない。Somethin' elseでも一緒だったHank Jonesでしょ。それにギターのTOPのBurrellだ。おまけに、Taylorおじさんと来てる。これだけそろったら聴かなくてもいいてのはわかるね。でも、聴かなきゃ駄目だよ。そこんとこは、JAMALおじさんは強く言っておく。特に、プロのジャズ・ライターには。
 ま、ともかく格調高いし、いい曲で良い演奏が堪能出来る盤だってところで、今日はおしまいにしたいけど、一曲だけ、Dear Old Stockholmのとこだけコメントしよう。
この曲は、元々はスウェーデンの民謡であのStan Getzがみつけてやったのが始まりってことは有名だね。で、Milesもご多分に漏れずやったんだ。Round about Midnightに入ってるね。それのまさに再演かって思うような演奏だけど、これも格調高い。Burrellがテーマを弾くんだけど、リズム隊がMilesの時と同じパターンでやってるんだ。Chambersもあの時と似た演奏をしてる。で、聴かせるのがBurrellだよ。いいソロとるんだ。味わい深い。だから、曲がいいといいアドリブやるってホントだろ?Hank Jonesのソロがシングル・トーンでおいしいだよ。ホント上手いと思うね。ジャズ・ファンの心をくすぐる演奏だよ。
 ついでに言うと、録音技術の話だけど、ベース音のとりかたが上手いんだ。やっぱり、Van Gelderって人は凄い人だよ。ホントの音よりいい音で聴かせるって話だけど、それはいいや。まあ、聴いてよ!