無題


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 つい先だっての地震でガラガラとラックから落ちてきたCDを片付けながら、おや、こんなものがあったんだと拾ってみると、良いジャケットじゃないか。一度か二度聴いたぐらいでそれっきりになっていたのだ。ああ、ジョシュアとやったヤツかと思って机の上にポンと置いたきりまたそのままになっていた。しかし、どうも気になるこのジャケット。いい音が飛び出しそうじゃないか。このジャケットと並んで文庫本が数冊積んであった。表題を拾い読みしてみると、「きまぐれ」に「遊ぶ」のは「金輪際」にしよう。「危うき」我がサイト・・・と。あーん、まさにその通りで時宜を逸するような選び方で、書いているから新譜なんだかどうだかわからなくなる。気分が乗らなきゃ、いつまでもそのまんまという具合じゃ、どうもならんが、まあ、戯れ言並べて愉しんでいるだけだから、まあいいか。
 で、とぼけたついでに言うと、この2テナー。どっちがどっちだか良くわからんのだ。ターナーが一人で吹いてりゃわからないとは言えないが、二人揃って吹かれた日にゃ、おかげさんでどっちも縁薄かったわけで、違いがよくわからんという、どもならん状況である。
 しらばっくれるのもええ加減にせんかと言われそうだが、いや、ホントにわからん。もういっことぼけると、良いには良いのだが、褒めるキーワードがみつからん。第一どっちがどっちだかわからないのだから、ジョシュアが抜群にうねって挑戦的なソロを展開する・・・なんて書いても、ほんまかいなてなことになりかねない。まあ、そういった込み入った事情はともかくわからないものは、わからないままで豪快なテナーバトルの1曲目を堪能しようと腹を決めた。豪快なのはテナーばかりじゃない。リズムセクションが地をはうような重量感のある怒濤を作り出す。2曲目でのピアノのすっきりした粒建ちとベースのゴリゴリ具合が堪らなく良い。たぶんターナーのソロだと思うが(危うい)「怖い」くらいドスがきいている。それでわかったのだ。どうやら、(これも危ういが)ややすっきりめなのがジョシュアなのだろう。
 4曲目のKATHELIN GRAYはオーネット・コールマンの曲らしいが、まるでコルトレーンが2人いて吹いているような具合で、ドロドロである。粘っこい納豆やらオクラやらとろろ芋みたいなテナーが糸ひいているという感じであって、あまり美味そうじゃないけど、食ったらおいしいというところか。
 5曲目を表現すると、カチンパラヒラコチンファゴリゴリドロドロブファキャンキャン・・・てな具合。ドライブ感が凄い。(初めからそう書けば良いのか)
 6曲目はもう逃げようがないくらい、良くわかる。ターナーのソロである。あまりつまりません。(文法的に誤り)
 7曲目が気に入った。何故?わかりません。いや、タイトルが。それじゃ、話になりません。ども済みませんでした。
 久々に長いコメントだった。(そういう問題じゃない)

 

MARK TURNER / MARK TURNER

JOSHUA REDMAN:ts
MARK TURNER:ts
EDWARD SIMON:p
BRIAN BLADE:ds
CHRISTPHER THOMAS:b
Nar 24 1998
Warner
1.Mr.BROWN
2.LOST OCEAN
3.327 EAST 32ND STREET
4.KATHEKIN GRAY
5.HEY,IT'S ME YOU'RE TALKIN' TO
6.AUTUMN NEW YORK
7.MAGNOLIA TRIANGLE
8.26-2