年末の夜長に

BEVERLY KENNEY / SINGS FOR PLAYBOYS

BEVERLEY KENNY:vo
ELLIS LARKINS:p
JOE BENJAMIN:b
1957.12.2-1958.1.28
DECCA

1.DO IT AGAIN
2.A WOMANS INSTITUTION
3.YOU'RE MY BY
4.MAMA,DO I GTTA ?
5.WHAT IS THERE TO SAY
6.A LOVER LIKE YOU
7.A SUMMER ROMANCE
8.LIFE CAN BE BEAUTIFUL
9.IT'S MAGIC

10.A -YOU'RE ADORABLE
11.TRY A LITTLE TENDERNESS
12.IT'S A MOST UNUSUAL DAYS

 後半月のうちにクリスマス、そして新年を迎えることになるが、年賀状の準備をしたり残った仕事を片づける日々、ちょっと手を休めて聴いたりそれらをやりながら聴くジャズ。ピアノ・トリオなども良いが、こんなヴォーカルもどうかと取り出したベヴァリー・ケニーのSINGS FOR PLAYBOYS。ありきたりのクリスマス・ソング集よりクリスマスの雰囲気がする。
 こども達が幼いときクリスマスツリーを飾りながら、定番のビイング・クロスビーなどをBGMにかけたりもしたのをふと思い出したりする。でも、エリス・ラーキンの伴奏でケニーの可憐な歌声に囁かれながら年が押し迫った夜長、気ぜわな気持ちを静めて耳を傾けるなんてちょっと良い。ところどころラーキンがチェレスタで伴奏をつけることもあって、ツリーの飾りのキラキラした灯りが重なってイメージされる。
 4曲目MAMA DO I GATTA ?や10曲目A-YOU'RE ADRABLEなんてほっぺを真っ赤にした子どものはしゃいだ情景が浮かんだりする可愛らしい感じであるし、夢見ごちなケニーの歌にはキリキリまいの日々を忘れさせてくれるものがある。
 
軽くスウィングするLIFE CAN BE BEAUTIFULや最後のIT'S A NOST UNUSUAL DAYSなども良いが僕のお気に入りは、バースから歌うTRY A LITTLE TENDERNESS。スロー・テンポの愛らしい女心が感じられる歌である。



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