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依存症について(その2)アクセス向上依存

 
前回の続きで依存症その2。インターネットというのも結構くせ者で依存症になりやすい。チャット依存ってのもあったし、最近の主婦はオークションにはまる傾向があるそうだ。これも度が過ぎると依存症になると僕は警戒している。
で、インターネット依存について短い記事があったので引用すると
「YOUNG博士(グリーブランド大学病院所属)によるとインターネット中毒者の特徴を以下のようにまとめている。

例えば、仕事中に接続を考えるほどインターネットで頭がいっぱい
満足を得るためにインターネット使用時間を延長しなくてはならない
インターネットの使用をコントロールできない
問題を回避したり、いやな気分や無力感、罪悪感、不安や抑うつ感を和らげるための手段としてインターネットを使う
インターネットにどの程度関わってるかを隠すために、友人や家族に嘘をつく
インターネットのために、重要な人間関係、仕事、教育または昇進のチャンスを失うような危険を冒す
膨大な使用料をつぎ込みながら、さらにインターネットを使ってしまう
オンラインに接続していない時、離脱症状を経験する 」
というもの。これはまさに依存症の特徴をもろに出している。で、一時期僕もその傾向があった気がする。まるでアル中と同じわけだ。これは極力避けようと日々肝に銘じているところなんだ。で、結構自分のサイトを持っている人でなりやすいのが、アクセス数向上依存・・・ってそんな言葉はないんだろうと思っていたけどあるらしい。某サイトでも○○アクセス達成・・・なんてやってるのをみると、おー、他人事じゃねえぞ。アブねぇ、アブねぇと思う。
 で、依存症ってのは共通して言えるのは、要するに自足することに欠けているわけだ。他人の評価が欲しい。努力してサイトを充実させたんだから、それだけの見返りが欲しいと・・・僕も思う。けれどそこに落とし穴があるなって思うんだ。依存症ってのは最後にはかなり悲惨な結末を得るというのが共通してる。どういう経過でなるかは、色々だけれど結局自分で自分の首を絞めるということに変わりはなさそうだ。これは脅かしで言っているわけではなく本当にあり得ることなんだ。とても恐ろしいことだなって気がつかないといけないな。依存症の経験から言うと、まず自分が依存症であることを自覚しなきゃそこから抜け出す道が開けないことなんだ。で、どれもその依存度を測るチェック項目があるのが普通なんだ。でも、このアクセス向上依存ってのには、今のところチャック項目は整理されてないようだ。どうかこの筋の方、早く学会でもなんでも良いから発表してくれって切に思うね。僕自身がそこから抜け出したいんだ。もっと大らかにジャズを聴いたりものを書いたりが好きで始めたサイトだっていう原点に戻りたい。で、この僕の願いと全く逆の人の意見があって、それを読むと依存症の危険性を感じるのに全然自覚してない、つまりはアル中がよくやる言い訳と同じようなことをを並べているわけ。これは危険だよと思ったけれど、きっとまた嫌な書き込み貰うのがオチだな思うからもうこれ以上は触れないでおこうと思う。なんか、嫌な話だったけれど、とにかく自分自身の問題としてよくよく考え直ししてみたい。
 
 

Jazz徒然
オトナの雰囲気!

Scolohofo
Oh!

BLUE NOTE

July 30-31.2002
Joe Lovano:ts,ss
John Scofield:g
Dave Holland:b
Al Foster:ds

1.Oh!
2.Right about non
3.The minding may
4.Bittersweet
5.Shorter Form
6.New Amsterdam
7.In your arms
8.The Dawn of time
9.Brandyn
10.Faces
11.Oh I see
Scolohofoってなんだとおもうけれど、上に書いた4人のファミリー・ネームの頭をと繋げたものだそうだ。で、4人中3人がMilesバンド経験者ということで、LovanoだけがMilesにはお呼びでなかったということになるけれど、僕はなんてたって彼が入っているから買ったようなもの。で、確かに彼は斬新さと言う点では、幾分オールドな雰囲気もあるので、ああ、そうかという気にもなる。寺島オヤジも彼のことをどこかで貶してしていた気がする。でも、彼が大西順子とやったTenor Timeというのが気に入ってずっと彼を注目していたんだ。
 で、これを聴くと凄くオトナの雰囲気でしみじみ良いなって思った。派手なところがなくてどこか押さえ気味で、でも彼らの持っている技量を存分に発揮している感じがして唸ること暫しだった。ど派手でアグレッシブ好きな人にはどうかなって感じもあるけれどこれで結構馬力のある演奏もある。じっと聴いてるとどこかのお洒落なジャズ・バーにでもいるような心地よい雰囲気に浸れる。
 まずはOh!だけど、歯切れの良いテーマからLovanoがテナーをうねらせる。で、4人が伴奏なんてことではなくてバックにいながらソロで出ていくまで待ちきれないように演奏してやる気満々な感じがあってやおらソロに入るとそれぞれがナイスなソロを聴かせてくれている。HollandとFosternoの掛け合いなんて見事だ。
 Lovanoがテーマを吹くRound about nonあたりがお洒落ジャズバーの雰囲気で演奏に浸れるね。Scofieldのギターなんて、あーこれなんか聴きながら酒飲んだら美味いだろうなって思う。(僕は駄目だけど)ホント浸るって感じでギターの音やらLovanoのソロに身を任せて少し照明の暗い中で聴いたら最高だね。FosterのシンバルをバックにHollandが弾くベースのラインを追いながら目をつぶっているといい気分だ。
 Hollandのベースのソロから入るThe winding wayだ。ソロが終わると調子が変わって何か妖しい雰囲気のテーマになってLovanoがソロを取る。Scofieldがさっきとは違う音色に変えてギンギンの感じで弾いている内にどんどん怒濤がやって来る感じでFosterもリキ入ってくるね。ここは結構アグレッシブなところだ。Lovanoのソロがフリーキーにもなってくるところが凄いね。Fosterのドラミングは巧みなソロを取る。これとLovanoのテナーが絡み合って来てテーマに戻るけど怒濤感を維持しながらエンディングに突入だ。凄いね。
 Lovanoのソプラノから入るBittersweet。前にトラックからぐっと幻想的な雰囲気に持ってきて聴かせるソプラノのソロやScofieldのギターのソロがクールだな。
 次のShorter formってあのW.Shorterの雰囲気だな。何かつかみ所のないテーマからやや疾走する感じでScofieldのギターも走ってる。LovanoのテナーとScofieldのギターが絡み合っていく感じが何か複雑だね。最後はドシャメシャって感じで終わる。

 次が混沌とした感じのLovanoのソロから入ってやおらテーマに入るNew Amsterdam。どんどんフリーキーな感じになってくるんだけど、そこへScofieldのギターが入ってきて再びLovanoの傍若無人という感じの凄いソロになってくるこりゃとても言葉じゃ表現出来ない感じだ。Fosterのソロになってこれまた巧みなドラミングを聴かせるね。またまたフリーキーな感じでLovanoが吹いて他の楽器と絡まっていく混沌ぶり。
 次は再びLavonoの幻想的なソプラノでやってるクールなバラードIn your armsだ。2曲目のRound about nonの雰囲気とよく似ていてこれまたお洒落な雰囲気に包まれるね。
 陽気な感じのThe Dawn of timeだけど、Fosterのドラムが圧倒的だね。Lavanoがテーマを吹くけどその後直ぐHollandのベース・ソロになる。これがまた聴かせる。で、ScofieldのソロやらLavonoのソロがFosterのドラムのサポートを得ながらやってる。ここはFosterが聴き所かな。
 早い演奏なんだけど、哀愁感のあるテーマのBrandyn。これってスローでやったらどうなんだろうって思うけれど、いやはやみんな走ってるね。ScofieldのギターやらLavanoのソプラノの走り加減に聴いてるこっちはせかされてる気分にもなるね。でも、こりゃスローで一回聴きたいな。テーマがいいんだ。
 後2曲あるけど、今年は長い奴は全部コメントしないってことしたから、後はじっくり聴いてよ。