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JAMALの人生講座-エゴグラフ

 
今職場では研究発表会に向けて各グループがその準備を大体終わったところなんだ。で、僕が入っているグループでは職場の人間関係をテーマにしている。通常だと障害児施設だから(これプロフィールに載せたけど)ケース検討みたいのがメインになっていたけれど、今回僕らはその子ども達の処遇を支える職員集団に焦点を当ててみたんだ。これは言うまでもなく、職員の関係が悪ければ、子どもにも影響する。至って当然のテーマだったのに一度も触れたことがなかったわけ。つまりは、非常にシビア過ぎるというのもあるし、気にはなっていたけどまさかそのことをテーマにしようなんて誰も思わなかった。盲点をついたってことだな。
 で、先回だったかにイデオシンクラシー・クレジットのことを書いたけれど、この研究テーマの内容には、各職員の特徴、価値観みたいなものを図るエゴグラフというのを使ったんだ。100問の質問にハイ、イイエで答えるだけのもの。で、そんなに時間をかけずにさっさと回答していけるものなんだ。これが、凄く当たるわけ。今手元にある資料では16人がこの質問票に回答して9通りのそれぞれ違うタイプだ出てきたんだ。実際はもっとタイプが色々あって見事にその人の人格を言い当てている。これは驚いたね。
 一例を挙げるとこういう評価が出てくる。
●Eさん>気まぐれ屋タイプ〜お天気屋で思い込みのきつい上司タイプ
 このタイプの人は自分の言動に責任を持ち、自他ともに相当厳しい態度をとっています。義務感が強いだけに、かなり命令的に口だしする方です。現実を冷静に見極めて動くより、直感的に行動する方で、かなり衝動的な言動がみられます。
 かなり自由奔放で、新しいことを好み、言動ものびのびしていて屈託がない人です。また、自己表現力が豊かで周りに暖かさ、明るさを与えます。しかし、好き嫌いが激しくわがままで、協調性に欠ける面も見られるため、機嫌をそこねると手のひらを返したように怒り出してどなったりします。
 要するに厳格さと放縦さが隣り合っていて、どちらが顔を出すかは、お天気次第といった気まぐれ屋なのです。しかも、思い込みがきついため、いったん睨まれたら大変です。
 こうした上司はうまくおだててゴマをすった方が本人も周りも幸せかも知れません。

 というもの。この人は上司という役職ではないけれど、看護婦の主任をしている人なわけ。で、ホントにそのまんまだったから本人も周りも吃驚。これ凄いわってことになったんだな。こんなのが今のところ9タイプ出てるんだから、それぞれを読むとホント可笑しかった。

Jazz徒然
ベースとドラムが前に出ているドライブ感を体感しよう!

Randy Porter
eight little feet

Heavywood

Recorded June.1,2.2000
Randy Porter:p
Bob Magnunsson:b
Joe Labarbera:ds

1.Jig with a pig
2.a little kindness
3.inside your mind
4.cindy lynn
5.groove thing
6.do you know what it means to miss new orleans?
7.savor
8.eulogy
9.giant strech
10.be still
11.eight littel feet
12.first snow
これは実は寺島靖国氏の「聴かずに死ねるか!JAZZこの一曲」の中にあったのだけれど、前からこのジャケットが気になっていた。いわばジャケ買いの最たるもの。で、寺島氏の書いた文章がだめ押しになってとうとうってわけだ。聴いて2〜3回までは果たしていいものやら、どうなのか真価がわからなかったんだ。真価がわかるなんておこがましいのだけれど、寺島氏の文と照らしても、未だに僕には納得のいかない部分もまだある。例えば彼が良いっていう6曲目の長たらしいタイトルの曲。邦題では「ニューオリンズの心」ってんだけど、これの良さが始めわからなかった。なんてダセーテーマだと。でも演奏全体を聴くとああ、そうか納得納得となった。だから、ジャズってのは文章にすると言い回しでわかりづらかったりするなってつくづく思ったね。
 ま、そんなことはどうでも良いのかも知れないけど、絶対これだけは言えてるなってのが、ベースとドラムがピアノに対して一歩か二歩前に出てる。だけど出過ぎてもいないってことだね。これはJAMAL日記にも書いたけどね。まあ、そういったドライブ感っていうのか、音的にメリハリのあるもので、そこら辺を堪能してれば、どんなテーマだってどうでもイイやって気もする。とにかくこの体に迫ってくる迫力を体感するのがおいしいってわけだ。ジャズ・ファンはオーディオ・ファンでもあるってのが今頃漸くわかった気がするな。これをとにかく大音量で堪能しなくてどこが面白いかってことさ。そりゃ良いオーディオたって欲を言えばキリがなくなる。でも、そこそこでも堪能出来るのが、この盤の良さだなと思うね。曲によっては、旋律が美しすぎてああ、どうも駄目ってのもある。てことは、その人によってどこで気持ちが引っかかるか違うとも言えるけどね。例えば2曲目なんか、おいおいリチャード・クレイダーマンかいって感じのテーマなんだけど、トリオとしての締まり具合が良いもんだから、これはこれで聴かせるねってとこだな。
 で、僕が気に入ったのは「ニューオリンズの心」の演奏と1と5と7だな。やっぱりドライブ感がまっこと良い。この盤は何度も聴きたいって僕も思ったな。