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2001.9.1-2003
JAMAL.
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Marc Cary/Cary on
Marc Cary/Cary on
Marc Cary (p)
Roy Hargrove (tp)
Ron Blake (ts)
Dwayne Burno (b)
Dion Parson (ds)
Yarborough Carles Laws (fl) Charlene Fitzpatrick (vo)
enja
1994.1


1.The Vibe
2.He who hops around
3.Melody in C
4.The Trial
5.We learn as we go(Dreamlike)
6.So Gracefully
7.When I think of you
8.The Afetrthought


デカイ音で大暴れ・・・これぞジャズの醍醐味と以前コメントした盤だけど、いまだにそういう嗜好は変わってない。
最近Abraham BurtonのThe Magicianを聴いたけれど、これにCarryが参加しているんだ。
で、まだじっくりそっちの方は聴いてないけれどなんてたってBurtonのテナーにぶったまげたもんだからCarryには注目が行かなかったというのが正直なところ。
こっちの盤にもホーンが入ってはいるけれど、印象としてはCarryを中心にしたピアノ・トリオとしての方が強かったんだ。
この盤は一言で言えばハードバップとモーダルなものがメインで、出だしの有無を言わせぬ怒濤感で押し切られる。
続くAでDion ParsonのシンバルとRoy Blakeのテナー錯綜感やR.Hargroveのtpのスリリングで、文句なしのハードバップの醍醐味を味わう。
Bの強いアタックのCarryの打鍵が印象的
CナイーブなHargroveのto
Dモーダルな演奏でDwyne Burnoのベース・ソロの見せ場があり、60年代新主流派的な演奏
Eヴォーカル入りのやや長尺なモーダルな演奏。これを聴いてColtraneサウンドを思い浮かべない人があろうかというRon BlakeのテナーとCarryのピアノだ。
F静謐感のあるCarryのピアノ・ソロ。こういうのも弾くんだという感じ。
G怒濤一発という演奏。
とにかくこのハードバップやモーダルのものを何度も堪能したくなる愛すべき盤だな。

2002.10.11の記事