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やっぱりPerkinsだよ!
John Lewis
Grand Encounter
Paciffic Jazz February 10.1956
John Lewis:p
Bill Perkins:ts
Jim Hall:g
Percy Heath:b
Chico Hamilton:ds 1.Love me or leave me
2.I Can't get started
3.Easy Living
4.2 degrees east-3 degrees west
5.Skylark
6.Alomst like being in love
これはJohn Lewisの盤だけど、僕を含めて大方はBill Perkinsが入ってるからということで求める盤じゃないかと思っている。つまりはワン・ホーン・テナーの名作でもあるってことだな。迂闊なことで、僕はこれが手元に届くまでPerkinsのことをすっかり忘れていたんだ。もっと言うと、名盤といいながらJohn
Lewisってとこで入手を渋っていた。僕は自慢じゃないが、MJQってのは1枚ももってない。どうも乙に済ました雰囲気のあるユニットという印象があったんだ。まあ、食わず嫌いの一種だけど。で、しかもJohn
Lewisは晩年はクラシックの盤をだしていたりしたもんだから尚更だった。ジャズ・マンがクラシックやったので持っているのはKeith
Jarrettの平均律クラヴィア集だけだ。これはBach好きの僕だから純粋に聴いてみたかったし、自分も練習中だったからなんだけど。
で、この盤を聴くと嫌でもLewisのピアノを聴いてしまうのだけれど、決して悪くはない。でも、でもやっぱりPerkinsなのだ。一度聴いてしまうともう彼のテナーが待ち遠しい。最初のLove
me or leave meでも暫し待った後で、彼のテナーが出てくるといい知れない幸せを感じてしまう。もう浸るね。で、背後にPercy
HeathのベースとChico Hamiltonの独特のドラムが聞えてくる。ズンズンズンってね。一時僕はHamiltonにはまったことがあった。あの有名なジャズ・シネマ「真夏の夜のジャズ」以来だ。2曲目のI
Can't get startedなんか僕にはどうでも良く思える。悪くはないけれど、Perkinsが出てこないもんね。
で次だ。とっ始めから彼が出てくる。少し気怠い感じなんだけど、大抵はこんな吹き方だよね。やや線の細い部分もあるけど、彼のマウスピースから漏れる息までが嬉しくなるな。4曲目はウエスト・コースト的なサウンドで今の僕にはあんまり好みじゃない。そうそう、この盤はウエスト・コースト派とイースト・コーストのセッションという意味合いも持っているそうだ。で、Perkinsっていうとウエスト・コースト郡に入るわけだけど、そんなこたぁどうでもいいや。ここでのLewisはブルージーでいいんだな。
次が僕の好きな曲Skylark。Jim Hallのギターでしっとりやってる。けど、Perkinsが出てこない。残念。
最後はしっかりPerkinsが出てくる。贔屓めに聴くといいんだけど、少しウエスト・コーストぽさが出過ぎて少し嫌気も感じる。もっとゴリゴリと吹いてくれないかなって思うのは我が儘かな。ここでのHmiltonのブラシがいいね。ま、そんなとこ。