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ドライブ感のあるところを聴け!
Chet Baker
In New York
Riverside September 1958
Chet Baker:tp
Johnny Griffin:ts
Al Haig:p
Paul Chambers:b
Philly Joe Jones:ds 1.Feir weather
2.Polka dots and moonbeams
3.Hotel 49
4.Soular
5.Blue Thoughts
6.When Lights are Low
7.Soft winds
このアルバムは、前のサイトの時にChetの特集で扱って以来だけど、確かのこの盤のベストは3曲目のHotel
49だったと思う。果たして今でもそうか。そこのところを確かめたくて聴き直してみようと思った。Grigffinは、ブルー・ノートではお馴染みの人。The
Congregathionなんてのも割と余裕綽々な感じで良かった。でも、とにかく鉄砲玉のようなテナーを吹く人ってことになっている。
で、やっぱりHotel 49だな。我慢して頭から聴くことはない。ここから聴き始めることをお薦めしたい。そうすると不思議と他のも良く聞こえるね。で、このトラックは全体的に勢いが良くて、特にGriffinが吹き出すとおーっという感じだ。なんて勢いだ。割とHaigのピアノなんかも良い。で、やっぱりPhilly
のドラムが全体に活気を与えているから、Chetの吹き方にも鋭さが出ている。でも、Chambersのアルコはあんまり感心しない。一生懸命惹いているのはわかるけど。で、Phillyのドラムだ。これだね。この凄みと切れの良さ。ソロやっているところよりバックでのシンバルがタイミング良く入ってくるところの方が好きだな。
MilesのSoularなんてはテーマがまずいいね。なんてたってバックのドラムとベースがMilesのリズムセクションだ。
次のBlue Thoughtsがどうも駄目だなって思って聴いていると、Griffinのところでハッとする。でもそこんとこだけだな。
When Lights are lowもMilesがやった曲だ。聴いているとChetのホーンから初期のMilesが見え隠れする。ここでのChambersのベース・ソロは案外良かった。
最後のSoft windsの出来はまずまず。ドラムとベースが緊張感を与えている。
ウエスト・コーストのChetがこのリズム隊とGriffin等と相まみえることでドライブ感が出てきているね。