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JAMAL.
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Horace Silver
The Tokyo blues
Blue Mitchell:tp
Junior Cook:ts
Horace Silver:p
Gene Taylor:b
John Harris Jr.:ds
Blue Note 4110
Recorded July 13,14 1962


1.Too much sake
2.Sayanora Blues
3.The Tokyo Blues
4.Cherry Blossom
4.Oh! So

これはSilver初来日の直後、吹き込まれたもので、楽しかった来日の日々を思って作ったそうで、ジャケットがそれを物語っているね。
で、Tokyo Sayonara Ah! Soとくりゃ憶えたての日本語を曲にしちゃったみたいで、結構笑えるタイトルだけど、聴けばそんなこととは大して関係がない。
で、このジャケットも実は日本で撮ったものなのかどうか疑わしい。日本人の美人お姉さんは実は日系のモデルだったりして。
まあ、そんなことはどうでもいいか。
で、一言でこの盤の特徴を言えば、Silver風モード・ジャズだ。
それを如実にしてるのが、Sayonara BluesのSilverのソロの部分。これは結構驚く。
で、Blue Mitchellにしろ、Junior Cookにしろモードを多様しつつ、コード・チェンジも取り入れているところが聴いてわかるね。
やっぱり時代はモードだったわけだ。で、そう冷静に聴かれるとせっかくのSilverぽさ、つまりファンキーなところが抜け落ちてしまいそうだけど、しっかりファンキーでもあるところが面白い。
でもね、Cherry Blossomつまり桜だな。日本情緒を彼風に感じとったバラードなんて聴くと、ホントうっとりくるのもあるから嬉しいね。これはフロントが抜けたSilverのピアノ・トリオのトラックだ。
実にニクイな。Silverがバラード書かせるとホント良いものが結構ある。これ探すと面白いよ。