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Akira Ishui & Steve Swallow That Early September Akira Ishii:p Steve Swallow:b ewe Recorded September 6-7.2001
このところクラシックをまた聴き始めた。で、はたと聴きたくなったのがこれ。
なんじゃ、ドラムレスかよっていうのが、いまいちコメントを渋っていて理由。
二人のデュオをいつまで聴いてもドラムは出てこない。そりゃ当たり前って言えばそうなんだけど、この満たされなさをいかに埋めてくれるのって思っていた。
しかし、これが実に洗練された「音楽」になっているところがクラシックとどこか共通点があるようなないような。
まあ、いいか。ここでSwallowはフェンダーベースを弾いている。このフェンダーってのがまた嫌だった。
だが、奇妙に石井のピアノとマッチしているところが不思議でもあったんだ。
いつもそうだが、曲が進むほどに良さが見えてくる。ところがこれ一曲目でキャッチされちゃうのは、MilesのSolarだからか。
小気味よいベースランニングと石井の強めの打鍵の運びにまんまと乗せられてしまうのだ。
石井の有望さはファーストアルバムで既に確信していたけれど、ますます磨きがかかり洗練されてきている。
石井のピアノはまだコメントしていない川嶋哲郎のアルバム等でも聴ける。今売れっ子のピアニストってことだな。
このアルバムは有名な曲の他は石井とSwallowのオリジナルで分けている。
こういうのは昼下がりにでも聴くといいなって何故か思う。上手い紅茶でもすすりながら文庫本でも片手に足を組んだくらいにして聴くと雰囲気が出る。
小気味よい石井のピアノの鍵盤運びとSwallowの寄り添うようなベースランニングやピチカートでのソロなんて聴くとホント心地よい。
ありゃ随分以前と考えてること違うじゃん。ドラムがどうのって。
まあ、そんなもんさ。