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書斎考(その1)



 
僕は割と書斎をあまり弄くらない。且つ整理せず雑然としている方が利便性に長けていると思っている。ところがこれを何の脈略もなく片付けれると探すのにウロウロして時間がかかるから嫌になる。只整理すりゃ良いってものではない。記憶を頼りにしているから、自分で片づけるのなら程なく見つかるが、勝手に片づけられるとその記憶が効力を発揮しない。これは困りものなのだ。
 で、机は今和机を使っている。これが便利なのは机のスペースに納らないものは、床にじか置いておけば幾らでも手元に置けて、手の届くところにあるのだから、これは便利なのだ。机の上に載せているのは、ノートパソコンとその周辺機器だけ。でもこれだけで殆どのスペースが埋まってしまって他にせいぜい本一冊程度と灰皿とコーヒーカップとで大体埋まってしまう。周辺機器が多すぎるのかも知れない。パソコンのモニター用にもう一台ディスプレイを置いているのと、外付けCD-Rの機械とADSLのモデム、それにスキャナー。ああ、携帯電話なんてのもあった。それにオーディオ用のリモコン等。とにかくその場から出来るだけ動かずに大体のことが足りるように設置している。
 で、目の前にはオーディオのセットが待ちかまえている。最適のリスニングポイントに机が置かれているとう具合だ。で、聴きながら書ける。これだね。で、僕の背後に籐の椅子が置かれていて、目が疲れたらそこに下がって本を読みながら聴く。何か思いついたら、さっと前の机に座れば良い。前は座椅子があったけれど、これが結構邪魔。回り込んで座らなければならないからやめた。
 とにかく合理性と即応性を重視している。CDのラックは手を伸ばせば直ぐのところに2個、あとちょっと離れているところにもう1個。これはジャズ以外ののものとアナログが殆どだから必要に応じてということになる。書籍類は、どうしても立ち歩かねばならない距離にあるけれど、引っ張り出して床にどんと置いておけば直ぐ開ける。
 後書斎には自分の気に入った骨董的なものが散らばっている。一番大きいのが観音開きの蓄音機。これは上蓋はいつも閉じていて、籐の椅子の横にあってベッドのそばにあるから、必要に応じて本が乗ったり、灰皿などが乗ったりする。で、いつも置いているのが読書用のライト。これは寝たときの頭の斜め後ろから光が入るように置かれている。
 これが結構重宝する。最近深夜に目が覚めてベッドで寝たまま読書するには、これが欠かせない。この時には灰皿、煙草コーヒーカップ、等がベッドの横に置いてある書棚から出ている板1枚分の上に無造作の置かれることになる。必要に応じて書棚から書籍も引っ張り出せる。
 今のところそんなシステムになっていて結構満足している。

 

Jazz徒然

 

Clarkの初リーダー盤だ!

 

 

Sonny Clark
Dial "S" for Sonny

BLUE NOTE 1570
July 21.1957

Art Farmer:tp
Curtis Fuller:tb
Hank Mobley:ts
Sonny Clark:p
Wilber Ware:b
Louis Hayes:ds


1.Dial S for Sonny
2.Bootin' it
3.It could happen to me
4.Sonny's Mood
5.Shoutin' on a Riff
6.Love walked in

 

これはClrakのファースト・リーダー盤。ファースト・リーダー盤にこれだけのメンバーが揃っているってのも凄いと思う。iいかにアルフレッド・ライオンが彼れに期待をかけたがわかる。1500番台ってのは言うまでもなくハードバップ全盛時代。その香りが紛々とする盤だ。Clarkのピアノも勢いがある。何せ26歳の誕生日に吹き込まれているんだから。フロントだってハッピバースディなんて調子だったかどうかはわからないけど、やたら元気が良い。フロントよしドラム良し。最近トロンボーンっていいなって思い出した。いや、これは吹いているのがCurtis Fullerだからか。Art Farmaerってこんなに煌びやかなtpを吹く人だったってのは、ブルー・ノートを聴いてからだ。何かしっとり系の人だという印象だったけれど、ここじゃ違う。1より2の方がテンポも早くて勢いが良いい。そこんとこいくと3はしっとり系で雰囲気がトーンダウン。これもまたよしってとこだ。Clarkのピアノは隠し味っていうけれど、ホーンが三つがガンガンやってる時であってここじゃ、俄然彼のピアノも他のメンバーと同格でソロをとっている。
5は急速調で全員がぶっ飛んでいる。息もつかせないってこのことだな。前のめりになって吹くホーン陣のソロがききものだね。
最後はClarkのピアノ・トリオのトラックだ。これ以後のClarkトリオの予兆を感じる。陽気にスウィングする演奏だ。