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 こういう怪しいものは、あまり好まれていないらしいのか、エリントン関連のサイトで彼のテナーが評価されているぐらいで、まさにこの盤となるとまるでコメントされていない。
で、それほどマニアックかと言えば、映画音楽に採用された2曲を含めて至って・・・怪しげである。
こういうのは、何と書こうと問題がおきない。ただ、エリントン楽団に在籍していたとか、ベイシーバンドにいたとか書くと、それはいつのことですかと、怪しまれる。
以前、Zoot Simsをベイシーバンドに在籍していたなんて書いて、大恥かいたことがあった。
だから、曖昧にしておくけれど、そうらしい。
まあ、どうでも良いのだ。これが映画音楽であろうと、彼がどこそこんで吹いていたなんてことは。
ともかく、一言で言うとドロッとしたテナーであり、演奏なのだ。
なんて言うか、ビーフ・シチューのあのこってり、ドロッと言う感じ・・・だ。
サイドマンに目を向ければ、Hank Jonesがピアノを弾いてたり、Dick Hymanがオルガンを弾いていて、Kenny Burrellがギター、Roy Haynesがドラムを叩く。そのまんまだが・・・。
いや、彼らがどんな演奏をするかはよく知られているから、良く聴くそのまんまだということ。
じゃあ、何が特徴かといえば、やっぱりGonsalvesのテナーはドロッとしている。その印象のみだ。
まあ、あまり人の聴かないようなものを紹介していること自体が、反則技かもしれない。
とにかく、はち切れるような演奏はない。まあ、そこそこスウィングするのもありってとこかな。
照明を暗くして暗く、暗く・・・聴く。(聴いてみりゃ、そうでもないのもあるけど。・・・じゃあ、そう書け!)
暗黒街のハンコック?何の冗談だ。まあ、そんな感じだな。

Paul Gonsalves
Cleopatra Feelin' Jazzy

impulse
1963.5.21
Paul Gonsalves:ts
Hank Jones:p
Dick Hyman:org
George Duvivier:b
Kenny Burrell:g
Roy Haynes:ds

1.Caesar & Cleopatora theme
2.Antonio and cleopatra theme
3.Bluz for Liz
4.Action in Alexandria
5.Cleo's Blues
6.Cleo's Asp
7.Cleoptra's lament