MOST LIKELY ・・・ /DICK JOHNSON

DICK HOHNSON-as DAVE McKENNA-p WILBER WARE-b PHILLY JOE JONES-ds
Oct 30,1957
RIVERSIDE
SIDE 1
1.LEE-ANTICS 2.IT'S SO PEACEFUL IN THE COUNTRY 3.AW C'MON HOSS 4.STELLA BY STRLIGHT 5.ME 'N' DAVE
SIDE 2
1.IT'S BAD FOR ME 2.THE END OF A LOVE AFFAIR 3.FOLDEROL 4.THE LOOP

 


  春近し・・・

 近況を書いておこう。
 札幌に転居することに関わる役所的手続きとか、何より引っ越し荷物を梱包し、札幌での住まいと店の方とに梱包荷物を仕分けて発送しやすいように車庫に運び込んでしまうこととか、さらに次男の卒業式に出席の為新潟にしばし滞在するとか、札幌の住まいに関わる手続き等々もあり、もちろんまだ今の職場の勤務は今月末まで一応あるわけで、そんなこんなで新しく仕入れた管球アンプを暖める間もなく雑事に追われ、疲労困憊の果てに、ものを書く等という気力はとうに失せ、心身の疲れを癒す睡眠だけはしっかりとってるという具合であった。
 で、そんな雑事の合間に一息入れて久々にアンプに灯を灯し、音を出してはみるものの、寝ぼけたような頭にはピンともシャンとも響いてこない。
 いったいこんな状態で何を書きゃあいいんだ・・・というところである。
 おまけに今まで使っていたパソコンは修理に出さねばならず、使い勝手の悪い旧式のやつで間に合わせている。
 そんなにしてまでこんなどうでも良いようなサイトを更新しなきゃならんものなのか、些か疑問を持ちつつも、これまで続けてきた習慣からはおいそれとは離れられないのである。

 僕を含めた職場の送別会の日時も決まりつつあるが、一応挨拶の言葉など考えときゃならないとは思いつつ、断片的には言葉は浮かぶが、まあその場で何とか誤魔化すさみたいな適当さ加減に落ち着いてしまう。
 どうせ去る者の言葉なんて、誰も聞きたいなんて思ってやしないに決まっているんだから。

 そのくらいにして本題に入ろう。と、言っても大方レコードもCDも梱包してしまってるから、こんなこと書くためにとっておいた音源、文字通り「とっておき」のもの・・・かどうかはわからないが、

 一時かなり入手困難だったらしいもののようだが、先だって札幌の中古レコード屋でみつけた盤である。同盤が2〜3枚あったから今じゃ簡単に手に入ると思われる。
 ディック・ジジョンソンなんて今までお目にかかったことはなかったが、聴けばリー・コニッツとかバド・シャンクあたりのヒョロヒョロしたアルトの音で、スタイル的にはウエストコースト系かと思われる。フィリー・ジョー・ジョーンズが孤軍奮闘しているけど白っぽさは厳然としていて、寧ろとけ込んで強力なウエストコースト系のリズムセクションと化している。
 しかし一番不可解なのが、この手のものがRIVERSIDEから出ていることである。僕の見識もいい加減だが、どういう経緯でこういうのがこのレーベルから出てきたものやらさっぱりわからない。
 謎解きは後でするとして、案外このアルバムの注目株はデイヴ・マッケンナなのかもしれないという気もするのだが、ソロでもバッキングでも渋めで堅実なピアノタッチを聴かせている。彼はCONCORD JAZZレーベルをメインレーベルとしていてRIVERSIDEにはアルバムを残していないが、BLUE NOTEにレス・マッキャンがスタンレイ・タレンティンとやったのがあったが、あんな感じでRIVERSIDEの音源としても珍しいものになるんじゃないだろうか。
 
 あか抜けした明るいイメージで、もうすぐやってくる春の気配が萌え立つ雰囲気だが、堅実なリズム・セクションにのったウエストコースト系のワン・ホーンアルバムで、やはりコニッツ、シャンクと同類型のものと言えよう。

 
 
    


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