福助被害者ファイルNO.4

小泉 明日香 17歳 学生

 

わたしはあるファーストフードのお店でバイトしています。いつもテレビで宣伝しているので、名前を言えばああ、あそこかよく行くよ。という返事が返ってきそうなところです

この店の店長は、麗香さんと言って、若くてやさしくて大変きれいな女の人でした。この店の立っている土地もこのお店も麗香さんのお父さんから麗香さんがプレゼントされたそうです。

それにここには、わたしと同じようにバイトできている雅恵ちゃんや智美さんがいました。雅恵ちゃんは有名な進学校の一年生で、ものすごくかわいい女の子、わたしの妹のようなものです。そして、智美さんは、あるお嬢様大學の1年生で、わたしのおねえさまです。一人っ子のわたしにはいっぺんに姉妹ができたようでした。弟のいる雅恵ちゃんはおねえさんができたと、二人姉妹の末っ子の智美さんは妹達ができたといって、三人は仲良く働いていました。

わたしたちが、カウンターに出ると売上が倍増すると、麗香さんも喜んでいました。この店には、わたしたちのほかにもう4人いました。男の人ですが、4人ともジャニーズ系できれいな顔をしているのですが、どこか暗く、動きが鈍いところがありました。だから、お昼やお客様の多いときなどは、注文をさばききれずにお客様をお待たせする事もありました。

でも、いいバイトが見つからないのでと言う事で、麗香さんは、彼らを使っていました。

そして、明日でバイトが終わりと言う日に、わたしたちは、麗香さんに頼まれたのです。

「明日はお昼間で臨時休業にして店の中のお掃除をしたいの。手伝ってくれる。」

麗香さんにそう頼まれてはいやとは言えませんので、わたしたちは了解しました。

「重いものは男の人たちに頼むから、あなたたちはキッチンや棚の整理をお願いね。」

そう言って、その日は終わったのです。それがあんなことになるなんて・・・

 

翌朝、お店に行くともう、智美さんや、雅恵ちゃんは来ていました。

「おねえさま、おそい〜。」

「ごめんなさい。寝坊しちゃって、智美さん。麗香さんは?」

「男性陣と奥の倉庫の片付けよ。さあ、わたしたちも始めましょう。」

智美さんの掛け声に、準備してあったエプロンをつけて、わたしたちもお掃除を始めました。始めてから、30分も経ったでしょうか。奥の事務所の麗香さんから内線がかかって来ました。

「はい、明日香です。」

「あら、おはよう。明日香ちゃん来ていたのね。」

「すみません、寝坊しちゃって。」

「いいのよ、来てくれたのなら。智美さんいるかしら。」

「ハイ、変わります。智美さん。麗香さんからです。」

そう言って、わたしは受話器を智美さんに渡したのです。

「ハイ智美です。はい、はい、わかりました。すぐ行きます。」

そう言って智美さんは受話器を置くとわたしたちに言いました。

「ごめんね。事務所のほうが片付かないので手伝って欲しいそうなの。ここ、二人でお願い。」

事務所は倉庫の奥にありました。そう言うと智美さんは、奥のほうのドアを開けて入っていきました。

わたしたちは、明日からどうするかとか、3人でプールに行かないかとか、話しながら片付けをしました。

「でも、お姉さま。わたしたち3人が一緒だと、男の人の視線がわたしたちにくぎ付けよ。」

そうなのです。手前味噌でもなんでもなく、麗香さんは、きれいな人を基準にバイトを選んでいるらしく、男性陣も、黙って坐っていたらかなりなものなのですが、如何せん、普段の彼らを知っているので、彼らと一緒に遊ぶ気にだけはなりませんでした。

30分ほどすると、智美さんが帰ってきました。そして、わたしたちを見るとこう言ったのです。

「次は、雅恵ちゃんに奥に来て欲しいそうよ。」

「は〜い。」

雅恵ちゃんは元気よく答えると奥につながるドアをあけて入っていきました。その後姿を見ながら、智美さんが薄笑いを浮かべているのにわたしは気づきました。

わたしは、智美さんに雅恵ちゃんと話していたプールの話をしました。智美さんはまだ薄笑いを浮かべながらも、了解しました。

「それならば、麗香さんも誘ってはどうかしら。楽しいわよ。」

それは、そのほうが楽しいでしょうが、麗香さんはこのお店のことで忙しいでしょう。わたしがそう言うと智美さんは、自信を持った口調でこういいました。

「大丈夫よ。わたしが誘うから。さあはやく片づけを終わらせましょうね。」

智美さんはなにがそんなにおかしいのか、ニヤつきながら片付けをし始めました。わたしが気づいていないと思っているのでしょうが、彼女が時々自分の胸をさすっていやらしい笑いを浮かべているのに気づきました。まるで、智美さんの姿をした別の誰かのようでした。

そして、また30分ほどして今度は雅恵ちゃんがわたしを呼びに来ました。わたしは言われるままに奥の事務所へのドアを開けて入ろうとすると、智美さんと雅恵ちゃんが笑う声がしました。雅恵ちゃんも変わってしまったみたいな気がしながらわたしは奥の事務所へと歩いていきました。途中倉庫を通るのですが、男性陣は誰もおらず、倉庫は散らかったままでした。

わたしは、そんな倉庫を通ると、その奥にある事務所へと入っていきました。そこには、裸で背中を見せたショートヘヤの女の子がうつむいて立っていました。その影に隠れて顔は見えませんが、机に坐った麗香さんがいました。わたしは驚いて部屋を出ようとしたのですが、麗香さんが、大きな声でわたしに怒鳴りました。

「ドアのカギを閉めて、こっちに来て。」

その声に反射的にドアのカギを閉めるとわたしは、机のそばに行きました。なんとそこには麗香さんではなく、麗香さんの服を着た友彦さんが坐っていたのです。友彦さんと言うのはこの店の主任で、わたしたちバイトの管理者です。でも彼も何時もぼんやりとしていて私たちに馬鹿にされている人でした。

「なぜ友彦さんがそこに坐っているの。麗香さんはどこ?」

「あら、わたしが麗香よ。あなたたちがバイトを始めてからずっとわたしが麗香。」

友彦さんは、麗香さんの声でわたしに言いました。そして、わたしは見たのです、机に上に麗香さんの顔そっくりのマスクともうひとつあるのを、それは・・・わたしの顔でした。

「本当の麗香さんはどこ?それにそのマスクはなに?」

「今は本当の麗香はわたし。今までの麗香は、わたしにこの姿をくれて、今ではこの間までのわたしの姿をしているわ。」

そう友彦さんが言うと、突然わたしは後ろから羽交い絞めにあいました。動こうとしても動く事はできません。そして、彼はもっと恐ろしい事を言ったのです。

「そして、これからは、彼にあなたになってもらうのいいでしょう。ねえ明日香ちゃん。」

今までうつむいていた裸の女の子がわたしに顔を向けました。その顔は男性アルバイトの一人で高校3年生の貴史君でした。女の子のように優しい顔立ちなので女の身体をしていても違和感はありませんでした。

「今日からは、わたしが明日香よ。よろしく。」

なんと、その声はわたしの声でした。わたしは、わたしは驚きのあまり足がすくんできました。その時、足元で、何かがうめいているのに気づきました。唯一動かせる頭をそのほうに向けるとそこには裸にされ、両手足を縛られ、猿轡をされた智美さんと、雅恵ちゃんがいました。するとさっきの彼女達は誰なのでしょう。

「あら、彼女たちに気がついたようね。新しい彼女達はどうだった。今までと同じでしょう?」

そうです彼女たちもすり変わっていたのです。ということは、他の男性バイトで大学生の正行さんと、わたしと同じ高校2年生の信吾君なのでしょう。

「うふふふふ、どうだった。信吾君の智美さんは。ちょっとしか会っていないでしょうが正行君の雅恵ちゃんもなかなかのものでしょう。彼らは、あなたたちがバイトに来てからずっとあなたたちのことを観察していたのよ。この日のためにね。親でもわからないでしょうね。娘たちが新しく生まれ変わった事は・・・」

「わかるわよ。智美さんも雅恵ちゃんも嫌らしそうな目つきをしていたから、すぐにばれるわ。」

「フフフフフ、そうかしらね。さあ、貴史くん。明日香ちゃんになりましょうね。その前に、今までの明日香ちゃんにはお注射をしましょうね。」

そう言うと、麗香さんのナイスバディの友彦さんが椅子から立ちあがると、机の引出しから注射器を取り出しと、わたしの動けない腕に注射しました。すると、わたしの身体は痺れたようになり、動けなくなりました。わたしを羽交い絞めにしていた人は、わたしをいすに坐らせると、わたしの前に立ちました。その顔は髪の毛がまったくないスキンヘッドでしたが、確かに麗香さんでした。ですがその身体は男の人そのものでした。そして、麗香さんの目は空ろで、焦点が合っていませんでした。

「麗香さん。たすけて、麗香さん、わたしたちをたすけて。」

そう言うつもりだったのですが、わたしの口も痺れ、意味不明の言葉しか出てきませんでした。

「友彦さん、明日香ちゃんの服を脱がせて、下着まで全部ね。」

友彦さんと呼ばれた麗香さんは、ぎこちなくわたしの服を脱がせ始めました。わたしはどうすることもできずにされるがままに、服を脱がされました。そして、脱がし終えた服を今度は、女の身体をした貴史君が着はじめたのです。

その着方ははじめてのようではありませんでした。そして着おわると、髪を引っ張りました。貴史君の髪はかつらだったのです。ずるっとずれて取れたかつらの下からは見事なスキンヘッドが現れました。それから、友彦さんが、机の引出しから出したクリームを頭から、耳の裏や首の付け根まで頭中に丹念に塗るお越しの内容に塗り付けました。そして、机の上にある髪の生えたわたしのマスクを取ると頭からスッポリと被り、伸ばして、自分の顔にフィットさせ始めました。それが終わると、彼の顔はわたしの顔に変わってしまいました。

「今日は、明日香ちゃん。わたしが明日香よ。」

そう言うと彼は笑い出しました。

「明日香ちゃん。智美さんと雅恵ちゃんを呼んで来て。最後の仕上げに取り掛かるから。」

「は〜い。」

そう言うと、わたしになった貴史君は事務所を出て行きました。そして、友彦さんは机の別の引出しからシャンプーの容器を取り出すと、縛ってある知美さんの頭に振り掛けると丹念にマッサージを始めました。すると、智美さんの頭から長い髪の毛がずるっと抜け始めました。そして、すべて抜け落ちて彼女の頭は髪の毛一本もないスキンヘッドになってしまいました。それから、友彦さんは雅恵ちゃんの頭にも振りかけ、マッサージをしました。そして、わたしの頭にも。私たちは3人とも髪の毛一本のないスキンヘッドになってしまいました。

その時、私たちに化けた3人が部屋に入ってきました。そして、わたしたちを見るとまるで、薄汚いものでも見るかのような声を上げました。

「やだ〜、女の子のくせにつるっぱげなんて。」

「いいのよ、。これから彼女達は女でなくなるのだから。」

「そうね、彼女達はわたしたちのなるのですものね。」

私たちの偽者はそう言って、友彦さんの後ろにあるロッカーを開けました。そこには美容師の人がカッティングの練習に使う人形の首のような物と肌色のウエットスーツのようなものがかけてありました。

友彦さんは机の引出しから注射器を2本取り出すと、智美さんや、雅恵ちゃんに注射しました。わたしと同じ注射だったのでしょう。彼女達の身体がグニャリとなりました。

偽の智美さんは智美さんの、偽の雅恵ちゃんは、雅恵ちゃんのロープをほどくと、椅子に座らせました。それから、ロッカーからその人形の首とウエットスーツのようなものを持ってくると、私たちの前に立ちました。そして、首には、彼らのもとの顔そっくりのマスクがかぶせてありました。それを机の上に置き、私たちの足を持つとそのスーツを着せ始めました。

そのスーツには毛が植えてあり、わたしのが偽者だわたしの右足にそれをはかせると、わたしの足は、毛むくじゃらの男の足に変わってしまいました。わたしは声にならない声を上げて抵抗しようとしたのですが、ダメでした。他の二人もわたしと同じようです。今度は左足にはかせました。その時わたしは気がついたのですが、またのところに見慣れぬものが付いている事を・・・

スーツを上げて腰のところに来るとそれには内側に吸盤のようなものがついていてそれは、わたしの女の子の証に吸い付くようにぴったりとくっついてしましました。わたしの股はソーセージのような物とだらんとさがった袋に変わってしまいました。かわいそうで見られませんでしたが、彼女たちもわたしと同じ目にあい、涙ぐんでいるのでしょう。

「まあ、いやらしい。男のくせにおっぱいがあるなんて、早く隠しましょうね。」

わたしの声でわたしの偽者が言うと、スーツを引き上げて、右腕と左腕をそのスーツの袖に通させました。わたしの両腕は男の人のそれに変わってしまいました。胸とお尻は締め付けられ、腰には余裕があったのですが、肩まですっぽりと着込むと、そのスーツは肌にくっつきだして、違和感がなくなって来ました。10分ほどするとスーツを着ている感覚はなく、新しくわたしの股に付いたあそこの感覚まで感じるようになってきました。薬が切れてきたのでしょうが、まだ動く事はできませんでした。

「どう、男の子になった感想は、こんな感じよ。」

そう言って、智美さんの偽者が智美さんに鏡を見せました。智美さんは声にならない声で叫んでいました。雅恵ちゃんも泣き出したようです。わたしも悲しいやら悔しいやらで涙が出てきていました。

「このままじゃ、変態よね。さあ、顔を変えましょうね。」

そう言いながら、わたしの偽者があのクリームをわたしの顔に塗ろうとしました。その時、友彦さんが言いました。

「最後に自分とのキッスをしてあげなさいよ。自分として自分の顔を見るのは最後なのですから。」

そう言われると三人はわたしたちにキッスをしました。自分とキッスをするなんて、それも、自分の姿を奪った相手と・・・

わたしの偽者はわたしの口の中に舌を入れてきました。その舌を噛み切ってやりたかったのですが、まだ、痺れがとれずに彼のするがままでした。

そして、キッスが終わると彼はあのクリームをわたしの頭中に丹念に塗ると人形の首からもとの自分そっくりのマスクを取るとわたしに被せました。きれいに被せ終わると、わざわざ鏡でわたしに見せました。そこには女の子のような優しい顔をした貴史君の顔がありました。そして、智美さんや、雅恵ちゃんが坐っていたところにも、信吾君や正行さんが坐っていました。

「さて、最後の仕上げに掛かりましょうね。」

いつの間に被ったのか、友彦さんは麗香さんの姿になっていました。そしれ、麗香さんも友彦さんの姿に変わっていました。

麗香さんになった友彦さんは、私たちの首筋になにかの注射をしました。

「これはね。洗脳薬なのよ。これをうたれると、自分そっくりの人間の言うとおりになってしまうの。ただ、思考が鈍るから行動が遅くなってしまうけどね。だから、3人にはわざと鈍いフリをしてもらったの。入替った時に困るでしょう。これからは、3人の代りをしてもらわないといけないのだから。おっと、これをうち続けるともとには戻れなくなるから気をつけてね。」

誰に言うとはなしに麗香さんになった友彦さんはつぶやいた。

そんなことを聞きながら私の意識は朦朧としてきた。そして、目の前にいる自分のささやく声に心を奪われた。

「わたしは、貴史よ、わたしは貴史。わたしは・・・・」

わたしがささやく声にあわせて、わたしは、男の声でいつの間にかささやきだしていた。

「わたしは貴史。わたしは貴史。わたしは・・・」

 

麗香さんは、私たちと一緒にプールに行く事になったの。やはり智美さんの説得が効いたようね。

もちろんレディース専用プール。うふ、更衣室で着替えて、プールサイドでお友達を増やそうっと。だって、私たちにはふくす・・・おっと、友彦・・・違った。麗香さんがいるのですもの。この姿にあきたらまた別の姿にだって・・・

ウフフフフ・・・・・