日本TSF古本こほんK
第十二回 夢の女
え〜気まぐれ連載の日本TSF古本こほんの第十二回目は・・・
〔データ〕
作品名: 「夢の女」
作者名: 星新一
掲載(収録): だれかさんの悪夢 新潮社
掲載(発行)時: 1970年10月15日
【粗筋】
心理療法の権威であるF博士のもとに一通の手紙が送られてくる。
それには、毎晩大勢の美女に迫られて困っているという手紙だった。男だったら文字通り歓喜しそうな夢なのに戸惑うような内容の手紙。
F博士は困惑しながらも、手紙を通じて治療を続ける。
大勢いた美女を一人に統一するが、手紙の主は、まだ困っている様子だった。そこで、その夢の美女が魅力的になるような治療をする。
だが、手紙の主は、まだ、博士に助けを求めてくる。これ以上はあって見ないとどうしようもなくなった博士は、自分の診療室に来るように言う。
そして、約束に日時に診療室のドアが開き、手紙の主が現れた。そして、その人物を見てF博士は、依頼者の困惑の理由を知ることになった。
『ネタばれになりますので、読もうと思っている方はご遠慮ください。』
手紙の主は妙齢の美女だった。それも二年前にあこがれの女性へと生転換した・・・
(一言)
どうしようか、0.7秒迷ったのですが、好きな作品なので取り上げることにしました。このオチ好きなんですよね。
こういうTSFがあってもいいんなじゃないですか。^^