日本TSF古本こほんL

第十三回 地球になった男

 

え〜気まぐれ連載の日本TSF古本こほんの第十三回目は・・・
〔データ〕

作品名: 「地球になった男」

作者名: 小松左京

掲載紙: 地球になった男 新潮文庫

掲載時: 1971年12月25日発行

 

【粗筋】

ある朝、妻に起こされた男は、ホルスタイン牛になっていた。男は、すぐにもとの姿に戻り、気絶している妻のために、医者を呼ぶと何事もなかったかのように、会社へと出勤した。

ギュウギュウ詰めの通勤電車の中で、男は朝の出来事を思い返し、自分には変身能力があるのではないかと思い当たる。列車がカーブで揺れた瞬間、みずみずしい腰の豊かなOLの姿へと変身してみる。すると、彼に押し付けられて不快な顔をしていた中年男の顔つきが変わり、魅力的な若い女性になった彼の体をギュウギュウ詰めなのを利用して触り始めた。彼は身悶えながらこのスケベな男の手を払いのけようとして、腕を掴まれる。そして、男は掴んだ彼(?)の手を元気になった自分のアレを触らせた。カーブで列車がゆれた瞬間。彼は男に戻り、男のアレを力任せに握り返す。いきなりの状況の変化に、男は次の駅で、アレを出したまま列車を降りて逃げていく。

その日以来、彼は、自分の変身能力を使って、可憐なモンシロチョウやゴミ箱をあさる巨大な豚や、見るもおぞましい真っ青な芋虫や町を破壊しつくす怪獣に変身しては言い知れぬ感情を膨らませて言った。そして、最後には彼は・・・・

 

(一言)

凡人とは違う変身能力の使い方。あ〜あぁ、凡人な変身を見たかったです。でも・・・凡人の変身て意外とつまらない変身だったかも??

あなたなら・・・聞くだけ野暮か。^^