日本TSF古本こほん
第四回 印刷機械
え〜気まぐれ連載の日本TSF古本こほんの第四回目は・・・
〔データ〕
作品名:「印刷機械」
作者名:矢野徹
掲載(収録):ビッグコミックSPECIAL ISSUE別冊ゴルゴ13シリーズNO.82
掲載(発行)時:不明(30年ぐらい前じゃないかな?)
【粗筋】
主人公のぼくは、70歳の老人。だけど女性にはモテル。
だが、なかなか自分の好みに合う女性とめぐり合う事が出来なかった。若いと教養や品性がおろそかだし、それを満たす女性だと年齢が問題になる。その上、自分の肉体の衰えから、昔のようなセックスが味わえなくなってしまっていた。衰えを感じたぼくは、ある日、自分の理想にぴったりの女性と出会う。その女性は、若さ、美貌、品性、教養のどれをとっても超一流の女性だった。
その女性から誘われるままに、ぼくは若返り処置を受ける。その処置とは、若い身体にぼくの記憶を印刷するようにコピーする事。処置が終わり、目が覚めると、ぼくはたしかに若返ってはいたのだが、女になっていた。
性欲促進剤を仕込まれたのか、身体が火照りだし、とまどうぼくの前に現れた若い男に身を任せてしまう。それから、ぼくは、ある大きな売春組織の一員にされ、毎日セッ〇スを楽しむ生活を続ける。
そんなある日、最初の男性となった、若い男がわたし(ぼく)の前に現れる。そこで、わたしは、驚愕の真実を知る事になった。
その男は、わたしが男の頃に出会った、あの魅力的な女性と同一人物で、同じ記憶を持つ男女のうちの一人だという。そして、わたしも、男のわたしを作り、四人(?)で、この組織を運営しようとさそわれる。わたしは、その提案を受け入れる。
ふと、わたしは彼になぜ男女両性の自分を創るのか疑問に思い彼に聞いてみると、彼はこともなげに答える。
『マスターベーションをより楽しくするためさ』
奇妙なでも、エッチな物語です。矢野徹氏ってこういうお話うまかったのですが、惜しい人を亡くしました。
どなたか出版関係の方にお願いなんですが、このSSシリーズをまとめて出版してくれませんか?お願いします。