娘の友達が来て・・・
 

サラリーマン・45歳     「竹中 彰人(あきと)」 (仮名)


あの出来事は、確か去年の12月、クリスマスの数日前だったと思います。
私は大手の電気会社で部長を務めており、世間に比べて比較的裕福な暮らしをしています。
今から約20年前、大学院を出て就職して数年経ち、26歳になった私は知り合いの紹介で同い年の真希(まき)と結婚しました。
結婚当初は仕事に追われる日々が続き、二人でゆっくりと過ごせる時間も無かったのですが、仕事が順調に進むにつれ、少しづつ二人の時間を作る事が出来ました。
そして、更に数年が経ち、私たちにも待望の女の子が生まれました。
その子供の名前は、私と真希で「まどか」と命名しました。
まどかは母親の真希に似てやさしい女の子に育ち、友達もたくさんいるようです。
普段はまどかと、あまり会話をしないのですが、よく色々な事を相談されると真希から聞いています。
私は、人に頼られるような人間に育てたかったので、まどかの事を誇りに思っていました。
しかし、あの出来事があってから、私のまどかに対する想いが変わってしまったのです・・・
 

まどかは私立の女子高に通わせていました。2年生も半分終わった頃です。きっと楽しい高校生活をしているのでしょう。
私が仕事に行っている時、たまに友達を連れてきて部屋で何やら楽しそうに話をしているそうです。
まあ、どんな友達を連れてきているのかは知りませんが、男を連れてきているわけでは無い様なので気にも止めていませんでした。
そんなある日、私は急に体調が悪くなり、会社を休む事になりました。
昨晩、会社でちょっと嫌な事があり、同僚と何件も居酒屋をハシゴした挙句、ほとんど記憶も無いまま家に帰って来たそうです。
真希が服を脱がせてベッドに寝かせてくれたと聞きました。
朝起きた私は、酒臭い体で頭をクラクラさせながら台所まで歩いて水を1杯飲みました。
胃の中に水が落ちてゆくと、キリキリと痛みがあります。
 

彰人:「ああ・・・胃がキリキリする・・・」
 

私は足取りも重く、自分の部屋に戻りまたベッドに横たわりました。
 

真希:「大丈夫?」
 

妻の真希が部屋に入ってきました。
 

彰人:「あ、ああ・・・胃がキリキリ痛むんだ。」

真希:「昨日は大変だったのよ。あなた、もう会社を辞めてやるって大声で叫びながら玄関で寝てしまうんだもの。」

彰人:「そうだったのか・・・」

真希:「全然記憶が無いの?」

彰人:「ああ・・・すまんな。迷惑をかけて。」

真希:「会社には休暇を頂くように言っておきましたから、今日はゆっくりと寝ていてくださいね。」

彰人:「ああ・・・」
 

真希は少し呆れたように微笑むと、そのまま部屋を出て行きました。
私はその姿を目で追った後、気分がすぐれないまま、しばらくベッドで横になることにしました。
 

まどか:「お母さん、今日、里奈(りな)が遊びに来るんだけど、いいかな。」

真希:「いいけど。今日はお父さんが休んでいるからあまり騒いじゃだめよ。」

まどか:「うん。分かってるよ。」
 

彰人:「・・・・まどかか・・・今日は学校じゃないのか・・・・そっか、もう冬休みに入ってるのか・・・」
 

クラクラしている頭の中でボーっと考えていると、だんだんと眠たくなってきました。
じっと見つめていたドアが、だんだんとぼやけてきます。
 

彰人:「・・・・はぁ・・・眠いな・・・・ふぅ・・・・zzzZZZ・・・」
 

私はそのまま眠りについてしまいました。
 

どのくらい寝ていたのでしょうか?
それほど長い間寝ていたようには感じませんが、目を覚ました時にはクラクラしていた頭がすっきりとしています。
そして、苦しかった胃の痛みも全く感じません。
いつもの白く塗ってある天井を見ながらベッドからゆっくりと体を起こし、頭をポリポリとかきます。
 

彰人:「なんかすっきりした感じだ・・・」
 

そう思った私は、一体何時間寝たんだろうと、枕の上に置いていた目覚し時計を取るために後ろに振り向きました。
そして、絶句したのです。
 

彰人:「な・・・・ど、どういう事・・・・だ・・・・・・」
 

振り向いたベッドには、まだ布団をかぶった私が横たわって寝ていたのです。
この光景がどういう事なのか、私にはさっぱり理解できませんでした。
私はとっさに掛け布団をめくろうとしました。
しかし・・・・
私の体は、掛け布団にめり込んでいたのです。
そして、布団を握ったつもりの手は、布団にめり込んだままになっています。
 

彰人:「あ・・・ああ・・・・・・ああ・・・・・」
 

私は恐ろしくなり、腰が抜けたようにベッドから転がり落ちました。いや、転がり落ちたつもりでした。
しかし、なぜか宙に浮いたままなのです。
私の体はベッドの横でふわふわと浮いています。
そして、ベッドには寝息を立てて寝ている私がいるのです。
 

彰人:「ど・・・・どういうことだ・・・・・」
 

私は自分の身に何が起こっているのか全く分からず、放心状態に陥ってしまいました。
夢を見ているのか?
そう思ったとき、ドアをゆっくりと開ける音がしました。
私はハッとして、ドアの方に振り向きました。
ドアの隙間から顔を覗かせたのは、まどかと見知らぬ女の子。たぶんこの子が寝る前に話していた里奈ちゃんなのでしょう。
頭からまっすぐに落ちるストレートの黒髪がとても綺麗に見えます。
 

彰人:「ま、まどかっ!」

まどか:「あ〜あ、お父さんまだ寝てる。」

里奈:「疲れてるんじゃない?」

まどか:「昨日すごくお酒飲んだらしいよ。酔っ払いだよ。」

里奈:「ふ〜ん。家の父さんもよくお酒飲んでフラフラになりながら帰ってくるけど。」

まどか:「どこの家でも同じなんだね。」

里奈:「そうみたいね。」

彰人:「ま、まどかっ。お、お父さん、どうなったんだ?」
 

私の声が聞こえないのか・・・
まどかは全く私と目を合わす事はありません。
 

まどか:「部屋に戻ろっか。」

里奈:「うん。」
 

そう言うと、ドアを閉めて自分の部屋に戻ってしまいました。
 

彰人:「わ、私のことが見えなかったのか・・・・」
 

私は不意に自分の体を見てみました。
ベッドに寝ているパジャマ姿と同じです。
しかし、なぜかパジャマの向こうに床が見えます。
 

彰人:「!?・・・ゆ、床が見える?」
 

どうやら、私の体は半透明になっているようです。
しかも、ずっと宙に浮いたまま。
私は少し冷静さを取り戻し、しばらく考え込みました。
そして、ある一つの答えを導き出したのです。
 

彰人:「これはきっと魂が体から抜け出てしまったんだ。」
 

テレビで金縛りや幽体離脱をするという話を聞いたことがあった私は、今、自分自身が幽体離脱してしまったと思ったのです。
なぜこんな事になったのかはよく分かりませんが、これが現実に起こってしまったことなのです。
私は心の中でこれからどうなるのだろうという恐怖心を抱いていましが、それとは別に好奇心も抱いていました。
このまま死んでしまうと考えると、とても恐ろしいですが、また元に戻れるかもしれないという気持ちもあります。
 

彰人:「一度自分の身体に戻ってみようか・・・」
 

そう考えました。しかし、もしすんなりと戻れてしまい、2度と今のようなことが出来ないと考えると戸惑ってしまいます。
時間が経っても、これ以上悪い方向には進まないだろう・・・
そんな安易な考えが頭の中で過(よ)ぎりました。
 

彰人:「このまま移動できるのか?」
 

私はとりあえずこの部屋を出ることにしました。
恐る恐る足を動かします。
しかし、宙に浮いている私の身体は思うように前に進む事が出来ません。
 

彰人:「どうすればいいんだろうか・・・」
 

私は水の中を泳ぐように手足をバタバタさせてみました。
確かにゆっくりとは前に進んでいますが、亀のように遅いのです。
 

彰人:「・・・・これは困ったぞ・・・」
 

どうやっても前に進む事が出来ない私は、なんとなく尿意を感じました。
 

彰人:「トイレに行きたいな・・・」
 

そう思い、トイレを想像した瞬間、私の身体はスッと動き始めたのです。
 

彰人:「あっ!あぶないっ!」
 

壁がスーッと近づいてきてぶつかりそうになります。いや、実際にはぶつかりました。
しかし、私の身体は壁をすり抜けてしまったのです。
しかもそのまま廊下を伝って、トイレまで移動してしまいました。
 

彰人:「は・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
 

まるで映画を見ている感じです。
とてもリアルに、そして滑らかに背景が移動して、あっという間にトイレに着いたのですから。
 

彰人:「す、すごい・・・・」
 

私は年甲斐も無く興奮してしまいました。
こんなに興奮するのは、真希にプロポーズした時以来・・・いや、それよりも大きいと思います。
要は、自分で行きたいと思うところをイメージすれば、勝手に身体は移動してくれるのですから。
 

彰人:「これならどこにだって行く事ができるじゃないか!」
 

45歳になったとはいえ、私は男です。
誰にも見つからずに好きなところへ行けるとなれば、男の欲望が沸々と湧いてきます。

どこかの女子更衣室・・・
銭湯の女風呂・・・
ラブホテルで楽しんでいるカップルの部屋・・・

想像しただけでも鼓動が激しくなります。
しかし、そうやって妄想している私に思わぬ事態が起こってしまいました。
いきなりトイレのドアを開ける音がしたのです。
 

彰人:「あっ!」
 

私はとっさに逃げようと思いました。
目の前に現れたのはまどかの友達、里奈ちゃんだったのです。
 

彰人:「ち、ちょっと・・・わ、私が入っているのにっ。」
 

私は焦ってしまい、手足をバタバタとさせました。
そんな事は露知らず、里奈ちゃんは私に向かって近づいてきました。と言っても、もともと狭いトイレの中、
私たちの間には、ほんの50センチくらいしかありませんでした。
 

彰人:「ああっ、と、止まってくれ〜っ!」
 

私の願いも空しく、里奈ちゃんは私の身体を突き飛ばし、私は後ろに倒れた・・・・はずでした。
しかし、結果はそうでは無かったのです。
なんと、私の下半身が里奈ちゃんの身体にめり込んでしまいました。
上半身は私が避けるために仰け反っていたため、どういう訳かめり込んでいません。
 

里奈:「えっ!ああっ!?」
 

里奈ちゃんはその場に立ち止まり、目を見開いて固まっています。
 

彰人:「???・・・り、里奈ちゃん?」
 

私はどうなっているのかよく理解出来ずにいました。
おそるおそる里奈ちゃんの肩を触ろうと腕を伸ばします。
すると、私の手は里奈ちゃんの肩にめり込んだのです。
私はなぜか無意識のうちに、彼女の体に自分の上半身を近づけてました。
そして、顔を里奈ちゃんの胸の中にうずめたのです。
服の中が見えたような気がしたのですが、すぐに目の前が真っ暗になりました。
頭の中がボーっとして、不思議な感覚を覚えました。
しかし、急に目の前が真っ白になったかと思うと、まばゆい光が目の前を照らし始めたのです。
 

彰人:「うあっ!」
 

私は思わず目を瞑りました。
瞼の内側が光で明るく見えます。
しかし、しばらくすると次第に暗くなり始めました。
私は恐る恐る・・・・・ゆっくりと瞼を開いていきました。
徐々に光が目の中に飛び込んできて、始めはぼやけていた視界がはっきりと見えるようになりました。
 

彰人:「・・・・・」
 

私の目の前に映った光景は、トイレのドアではなく、反対側の窓でした。
そして、さっきまでいた里奈ちゃんもいません。
 

彰人:「どうなったんだ・・・・えっ!?」
 

私は自分で話した声にハッとしました。
それは、いつもの低くてかすれている私の声とは明らかに違っていたからです。
 

彰人:「なっ・・・・」
 

思わず手で口を塞いでしまった私は、不意に耳をくすぐる髪の毛に気付きました。
私はとっさにその髪の毛を掴みました。
それは長くてしなやかな髪。
そして、その髪を持っているのは、細くてしなやか白い手だったのです。
 

彰人:「こ・・・これは・・・・」
 

私は女性のような高くて柔らかな声を出したあと、ゆっくりと視線を落としました。
そこには・・・・
 

彰人:「む・・・・胸・・・・・」
 

そう、赤いTシャツに包まれているふくよかな二つの胸があったのです。
私は言葉を失ってしまいました。
自分の身体に女性の胸がついているのです。
しかし、この赤いTシャツはどこかで見たことがありました。
そう、ついさっきまで彼女が身に付けいていたTシャツ・・・
 

彰人:「り・・・里奈ちゃん・・・・か。」
 

どう考えても、そうとしか思えません。
どうやら私は、里奈ちゃんに乗り移ってしまったみたいなのです。
赤いTシャツにベージュのスリムジーンズ。
私の部屋を覗いていた時に見た彼女の服装と同じなのですから。
 

里奈:「こ・・こんな事が起きるなんて・・・」
 

私は里奈ちゃんの声で私自身の言葉を話しました。
まさか、他人の身体に入り込むなんて思ってもみませんでした。
夢のような現実に、私は驚きとうれしさを隠せなかったのです。
私はこの状況を利用して、里奈ちゃんの身体にイタズラをしてしまいました。
トイレの中で一人の私は、ゆっくりと里奈ちゃんの胸を揉んでみました。
私の手、いや、里奈ちゃんの手が胸を掴むと、赤いTシャツにシワが出来ます。
私はそのまま両手で胸を揉みました。
 

里奈:「はぁ・・・・はぁ・・・・こ、こんな感じなのか。自分の胸を揉むというのは。」
 

高校2年生の柔らかな胸が形を変えるたびに、気持ちいい感覚が私の脳に伝わってきます。
今までこんなアングルで女性の胸を見たことが無い私はとても興奮してしまいました。
 

里奈:「うっ・・・・ああっ・・・・・」
 

私の口からは里奈ちゃんの怪しくも切ない声が漏れています。
私は里奈ちゃんの胸を見ようと、Tシャツをまくって顎(あご)で押さえました。
前に垂れ下がってくる邪魔な髪の毛を後ろにはらった後、白いブラジャーをしばらく眺めました。
そして、ブラジャーを上にたくし上げると、里奈ちゃんの綺麗な胸がプルンと揺れながら私の目の前に現れたのです。
ツンと上を向いている突起が何ともいやらしい雰囲気を出しています。
私はその2つの突起を両方の指で摘んでみました。
 

里奈:「ああっ!」
 

思わぬ快感で顎を上げてしまい、押さえていたTシャツが落ち、胸を隠してしまいます。
この気持ちよさをどうやって伝える事ができるのでしょう。
私はTシャツの中に隠れてしまった胸の突起をそのまま何度も何度も指で刺激しました。
 

里奈:「んっ・・・・あっ・・・・ううっ・・・あはっ・・・・こ・・・こんなに・・・気持ち・・・いいなんて・・・あうっ・・・」
 

Tシャツの中でモゾモゾと動いている手が、大きく円を描くように動き始めます。
手のひらに伝わる里奈ちゃんの柔らかい胸は、妻のものとは全く違っていました。
そして、今時の若い女性の胸とはこんなに触りごこちの良いものなのだと初めて知りました。
 

里奈:「あ・・・・里奈ちゃん・・・いつも一人でこんな事・・・・しているんだろうか・・・・」
 

私は里奈ちゃんが自分の部屋でいやらしい行為をしているところを想像しました。
今自分がやっているような事を彼女がやっているのだろうか・・・・
こんなかわいい子でも・・・・

そんな事を考えていると、急に尿意を覚えました。
そう言えば、里奈ちゃんは用をたしにここに来たはずです。
私は揉んでいた手でブラジャーをもと通りに戻したあと、Tシャツをきちんと戻してスリムジーンズのチャックを開けて便器の前に立ちました。
 

里奈:「・・・・あっ、そうか。」
 

私は普段と同じように、男が小便をする体勢を取ってしまったのです。
和式の便器の前で女性が立小便をするというのもおかしな話です。
私は便器の上に足を開いて立った後、ジーンズのボタンを外して膝まで下ろしました。
ジーンズは足にフィットしていたのできつかったのですが、何とか下ろす事が出来ました。
少し大人びた白いハイレグのパンティを穿いているようです。
そのパンティを両手で下ろしながら便器の上にしゃがみ込み、初めて女性として用をたしたのです。
そして、終わった後トイレットペーパーで綺麗に拭取るのですが、拭くたびにビクン、ビクンと身体に快感が走ります。
それは、先ほど胸を揉んでいた快感に比べて更に強いものでした。
 

里奈:「はぁっ!・・・・す、すごいっ・・・・」
 

綺麗に拭き終わった後も、何度も指でなぞってしまいます。
拭取ったはずの股間からじわじわと液体が溢れ出てきます。
指がヌルヌルとして、更に快感が強くなりました。
 

里奈:「ああっ・・・・あ・・・・・あ・・・・」
 

私は左手で水の入ったタンクを掴みながら右手で必死に股間を刺激しました。
息がだんだんと激しくなり、里奈ちゃんのはぁはぁと悶える声がトイレに響きます。
 

里奈:「んんっ・・・・も・・・もう・・・・はぁ・・・・だ・・・・だめだっ!」
 

私は身体を何度もブルブルと震わせた後、女性として最高の快感を味わいました。
この気持ちよさにどうやって耐えればいいのか・・・・
私は耐え切れずにしゃがんでいた両膝を、床のタイルに付けて身体を小さく丸めました。
身体全身で快感を受け止めたのです。
 

里奈:「あはっ・・・・・ああ・・・・っくっ・・・・うぅ・・・・・」
 

顔の横でゆらゆらと揺れる髪を感じながら、私はしばらくそのままの体勢でうずくまっていました。
 
 
 
 

・・・どのくらいの時間が経ったでしょうか。
 

私は綺麗に拭き終えた後、ゆっくりと立ち上がりパンティとジーンズを穿きなおしました。
まさかこんな体験が出来るとは思いませんでした。
女性としての快感を味わう事が出来るなんて・・・

私は手を洗った後、何事も無かったようにトイレから出ました。
かなり長い間トイレに入っていたと思っていましたが、それほど時間は経っていません。
里奈ちゃんに悪いと思いながらも私はこの身体のまま、娘のまどかの部屋に向かったのです。
 
 

ガチャッ!
 
 

私はまどかの部屋のドアを開け、中に入りました。
娘の部屋に入るのは本当に久しぶりの事です。
勉強机にベッド、ローボードの上にはコンポとテレビが置いてあります。
 

まどか:「遅かったね。」

里奈:「あ、ああ。」
 

いつもの癖で、ついそっけない態度を取ってしまいます。
普段はあまり私の目を見て話をしないまどかが、今は私の目を見ながら話しています。
少し恥ずかしい気持ちもありますが、娘の最近のことを聞き出すにはちょうどいい機会だと思いました。
しかし・・・
 

まどか:「さてはトイレで先にして来たんじゃないの?」

里奈:「えっ?」
 

まどかはよく分からない事を言い出しました。
 

まどか:「早くこっちに来てよ。待ってたんだから。」
 

そう言うと、ベッドの上に座り込みました。
 

里奈:「う、うん・・・わ、分かったよ。」
 

私はまどかにバレないように、片言の女言葉で返事をしてまどかの横に座りました。
まどかが私をじっと見つめます。
 

まどか:「ねぇ・・・しよっ!」
 

まどかはそう言うと、いきなり私をベッドに押し倒して唇を重ねてきたのです。
 

里奈:「ん、んん〜っ!」
 

私はとっさに唇をずらそうとしましたが、なんとまどかは口の中に舌を入れ始めました。
 

娘が私とキスをしている・・・・
 

気が遠くなりそうな感じがしました。
まどかはそんな事もお構いなしに、いつの間にか私のジーンズのボタンを外し、チャックをずらしてパンティの中に右手を入れ始めていました。
娘の手が、私の・・・・里奈ちゃんの感じるところを刺激し始めます。
 

里奈:「んっ・・・・んん・・・・・ん・・・」
 

私は、唇を塞がれたまま必死に抵抗していたのですが、娘がこんな事をしていたのかと思うとだんだんその気力も無くなり、何時しかされるがままになってしまいました。
まどかはTシャツをめくってブラジャーを上にずらし、片方の胸に吸い付きながらもう片方の胸を左手で揉みました。
相変わらず右手は感じるところを刺激しています。
 

里奈:「はぁっ・・・・ああっ・・・・・あうっ・・・・ん・・・・んあっ・・・」
 

私はその快感に酔いしれました。
もうどうなってもいいという気持ちでいっぱいになっていましたから。
まどかは上手にジーンズとパンティを脱がせたあと、私の股間に顔をうずめました。
 

里奈:「う・・・うああっ!」
 

私は思わず仰け反ってしまいました。
まどかの舌が、私の感じるところを刺激し始めたのです。
 

まどか:「里奈ったら、今日はすごく感じてるんだね。いっぱい出てきてるよ。」
 

里奈:「んっ・・・んん・・・・・あっ・・・・・んあっ・・・・」
 

私はベッドの上で頭を左右に振りながら、両手でシーツを必死に掴んでいるだけで精一杯だったのです。答えることなんで出来ません。
 

まどか:「ふふっ。かわいいよ、里奈。じゃあいつものあれ使ってあげるね。終わったら交代だよっ。」
 

そう言うと、ベッドの下を覗き込み、隠してあったハンドマッサージを取り出しました。
それは私が以前買っておいたもので、いつの間にかどこかに無くしていたものです。
まどかがスイッチを入れると、ブーンという音と共にマッサージが振動を始めます。
 

まどか:「いくよ。」
 

まどかはハンドマッサージの先端を、私の股間にあてがいました。
すごい振動と共に、一気に快感が押し寄せてきます。
 

里奈:「う・・うあああっ!・・・・・あああっ!・・・・あっ・・・あっ・・・ああっ・・」
 

さきほどトイレでした時よりも数段激しい快感が、津波のように襲いかかってきます。
私はシーツが破けるくらい強く握り締め、足を閉じようとしました。
しかし、まどかは私の足の間に身体を入れて、足を閉じさせようとはしませんでした。
それどころか、ハンドマッサージを激しく股間に押さえつけ始めたのです。
 

里奈:「あああああっ!はあっ!はあっ!ああっ・・・や・・・やめ・・・・て・・」
 

・・・どうしようもありませんでした。

私はそのまま幾度となく、まどかにイカされたのです。
笑いながら私の顔を見ているまどかはとてもいやらしい顔をしていました。
そんなまどかを見ていると、だんだんと意識が薄れ始め・・・ついには気絶してしまったのです。
 
 
 

そのあとどうなったのかは全然覚えていませんでした。
気がついたのは、自分の部屋。
自分の身体でした。
まるで夢のような出来事。いや、夢だったのかもしれません。
私はベッドから起き上がり、部屋を出ました。
そして、始めに私の目に飛び込んできたのは、廊下を歩いてくる火照った顔をしたまどかと里奈ちゃんだったのです。
どうやら里奈ちゃんが帰るようなので、玄関まで送りに行くところのようでした。
 

まどか:「あ、お父さん。今起きたの?」

彰人:「あ、ああ。」

里奈:「お父さん、お邪魔しました。」

彰人:「あ、ああ。」
 

私は二人の後姿を見送った後、急いでまどかの部屋に入りました。
まどかの部屋は、先ほど見たときと同じ物が置いてありました。
私はそのままベッドの下を調べました。
すると、私のハンドマッサージが出てきたのです。
しかも、まだ生温かく、先ほどまで使っていた形跡がありました。
 

彰人:「やっぱり夢じゃなかったんだ・・・・」
 

窓を覗くと、家の前で二人が立ち話しているのが見えます。
私はついさっきまで、あの里奈ちゃんの身体で娘といやらしい行為をしていたのです。
 

彰人「ま、まどか・・・おまえ・・・・」
 
 

次の日から、私はがむしゃらに仕事をしました。
クリスマスでも遅くまで残業し、出来るだけまどかと顔を合わす時間を少なくするように努力しました。
そうでないと、まどかをどうにかしてしまいそうで・・・・
 

それから数ヶ月、まだ娘とほとんど口を聞いていません。娘は何とも思っていないようですが、私の心の中には
あの日の出来事が生々しく残っているのです。
そう、娘に犯された日のことが・・・・
 
 
 

娘の友達が来て・・・・おわり
 
 
 
 

あとがき

投稿したあとがきとは替えています。

今回は父親が娘の友達に憑依し、娘とやってしまうという話。
もっと生々しく書こうとも思ったのですが、このくらいで綺麗に収まればいいかなと、 無理な突っ込みは止めました。
里奈ちゃんにはかわいそうな事をしましたが、もともとまどかと出来ていたということで・・・

それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。

Tiraより