TS子の部屋(てすこのへや)

提供・よしおか


TS子「TS子の部屋の時間でございます。みなさま、こんにちは猫柳TS子(ねこやなぎ てすこ)です。今日のお客様は、TS漫画家としても知られている画(かく)さんさんと原案を担当なされてます西房麻丹羽さんです・・・?あれ、あなた方は?」

麻丹羽「おい、よちゃんて誰だ?」







TS子「・・・・・・」


画さん「こんにちは、画さんですぅ。」
麻丹羽「麻丹羽です。」
TS子「え、でも、お二人は、女の子でしょ。今日のお客様は、男性のはずだけど・・・・」
画さん「はい、二人とも男なのですが、あこがれのTS子さんにお会いできるのですから、きれいなわたしたちを見ていただきたくて、この姿でお邪魔しました。ね、まにわちゃん。」
麻丹羽「ああ。」
TS子「まあ、そうなの。うれしいわ。やはり、きれいな女の子のほうが、場が、華やかになりますものね。それに、きれいな人は、男女関係なくスキヨ。」

(ここからTS子は、‘T’。画さんは、‘画’。麻丹羽は、‘麻’。と略させていただきます。)

T「ところで、お二人のその身体は、近所の女子高生の身体を借りてるの?それとも、リアルな人形なのかしら?」
画「それは、企業秘密です。TS子さんの若さの秘密も内緒でしょ。」
T「ほほほほほ、そうね。お互いに秘密のままにしておきましょう。画さんというと、あのかわいいイラストで有名だけど、ほんと、ご本人もかわいらしくていらっしゃるのね。」
画「えへへ、てれちゃう。(ぼかっ)いた〜〜〜い、まにわちゃん、なぜ殴るのぉ。いたいよぉ〜。」
麻「あのなぁ、おめえ、なに、女やってんだよ。もともとは、眼帯かけたおっさんのくせによ。」
画「あ〜ん、マ〜ちゃんこわい〜。TS子さ〜ん。」
T「まにわちゃん。あなたもきれいな女の子なんだから、乱暴はだめよ。わかった。」
麻「は、はい。(麻丹羽。画さんを睨む。)」
画「イ〜だ。」
T「かっちゃん。あなたもよ。でも、あなたたちってほんと、すごいわねぇ。」
画「えへっ。」
麻「そんなことないっすよ。」
画「あ、マァちゃん。TS子さんへのプレゼント。」
麻「え、あれはおまえが持ってただろうが。」
画「あれ出かけに、マァちゃんが、『おまえじゃ、あぶなっかしい。』って、取り上げたじゃない。」
麻「それを、自分が渡すって、泣きじゃくって、取り返しただろう。ここにつくまではあったはずだが、おまえどこに置いてきた。」
画「え〜、わたしは、テレビ局に来て、楽屋で、お休みして、××や、○○(どっちも、女性アイドル)見かけたからサインもらって、おトイレ行って、@@@に、会ったからサインもらって・・・(ごちん)いった〜〜〜い。マ〜ちゃんが、また殴った。」
麻「あのな、俺でも、この録画が終わるまではと我慢してたのに、ちょろちょろといなくなると思ったらそんなことしてたのか。さっさと探して・・・・・お?」
 (スタジオの中に、空飛ぶ黒い物体が、セットのほうに飛んできた。)

 

麻「お、シンマ。それは、TS子さんへのお土産。でかしたぞ、シンマ。」
  (それは、黒い羽を持った小さな女の子だった。)
シンマ「ボク、エライ?」
麻「えらい、えらい。このボケより。はるかに偉い。」
シンマ「ボク、エライ。カクヨリエライ。」
T「まぁ、かわいい。なんなのこれ、妖精?」
麻「いえ、悪魔です。偶然捕まえて、ペットにしてるんです。」
T「悪魔?まあかわいいわ。なんて名前なの。」
麻「シンマ、と呼んでます。」
T「シンマちゃん。まあかわいい。はじめまして、シンマちゃん。」
シンマ「ハジメマシテ。」
T「まあまあまあ、かわいい。パンダよりかわいいかも。さ、おばちゃまのお膝の上に座って、ジュースのむ?」
シンマ「ウン。」
T「まあまあまあまあ、お人形さんみたい。最後までいてね。それでは、CMです。まあ、かわいい。」

CM

「ねぇ、祐次。絶対に、二人で甲子園に行こうね!」
「ああ、俺たちは最高のバッテリーだ、真。」
4年前、そう硬く誓いあった祐次と真の二人をもてあそぶ運命のいたずら。二人は無事甲子園のマウンドに立つことができるのか。
原案・西房麻丹羽。作・イラスト・画さん。「約束の甲子園」 公開中。
 お問い合わせは、少年少女文庫まで。

T「まあ、おみやげありがとう。まあ、お二人のサイン入りの漫画じゃなくて。うれしいわ。『アリス BE BACK』と『美少女戦士 ブルセラー』。どっちも、大好きなの。後でまたゆっくり読ませていただくわね。ところで、画さんて、お名前なのね。」
画「はい、『画さん』が名前です。」
T「じゃあ、やはり、最初にご紹介したように、『画さんさん』が、正しいわけ?」
画「ええ、でも、画や、画さんでもいいです。なれましたから。」
T「そう、それじゃあ、カッちゃんて呼ばせていただくわ。かわいい女の子ですものね。」
画「はい。」
T「ところで、アイデアは、どちらが考えるの?」
画「両方です。わたしが考えたり、マァちゃんが考えたり。」
麻「ほとんど、ワイが考えたものですけどね。こいつが考えたものは、ものにならなくて。」
画「それは、マァちゃんがわたしの才能を理解できないからよ。」
麻「なにぉ〜こいつ。言わせておけば・・・・」
T「まあまあ、仲がいいほどけんかするって言うけど、あなたたちは、まさにその典型ね。それに、マァちゃん。あなたも、きれいな女の子なんですから、言葉遣いには気をつけなさいね。」
麻「でも、TS子さん。」
T「わかったわね。」
麻「は、はい。」
画「うふふふ。」
T「ところで、どんなところで、アイデアは思いつかれるの?」
麻「大概は、ふたりで、馬鹿話しているときですかね。悩んで出たアイデアは、あまり面白くはありません。」
T「そうなの。でも、そんなにアイデアが出るなんてすごいわね。」
画「えっへん。」
麻「おまえじゃない。(ごつん)」
画「あ〜ん、またぶった〜。」
T「もう、あなたたちって・・・ふふふ。おかしいわね。ねぇ、おかしいでちゅね。シンマちゃん。」
(シンマは、すっかりTS子のひざの上でくつろいでいた。)
T「ところで、これからのお二人の活動は?」
画「これから、ゆっくり考えるつもりです。」
麻「ま、忘れかけたときに、ひょこっと現れますよ。どんな形かは内緒ですが・・・」
T「そうなの、それじゃあ、あちらこちらに目を光らせなくちゃ。」
麻「ははははは、そのときはTS子さんにだけは、お知らせしますよ。」
T「きっとよ。待ってますからね。さて、次回ですが、改造師としても有名な函十郎さんです。ところで、これからのお二人のご予定は?」
麻「帰って寝ます。」
画「わたし、ちょっと、遊んできます。ボーイハントかな?」
麻「あほ、言ってないで、帰るぞ。」
画「いや〜ん、あそんでく〜〜。」
T「これからわたしのところに来ない。シンマちゃんも来るでしょう。」
 (シンマ。よくわからずに、うなづく。)
T「決まりね。お二人はどうなさるの。」
麻「お伺いします。シンマが、TS子さんに、迷惑をかけるといけないので・・・画、行くぞ。」
画「いや〜ん、わたし、ボーイハントする〜〜。」
麻「来い。おまえは目を離すと、何をやらかすかわからないからな。」
画「いや〜〜ん。」
T「ほんと、いいコンビね。ところで、かわいい子が集まるところ知ってるんだけど・・・・」