TS子の部屋(てすこのへや)
提供・よしおか
TS子「TS子の部屋の時間です。みなさま、こんにちは猫柳TS子(ねこやなぎ てすこ)です。今日のお客様は、皮リストの第一人者でいらっしゃいます夕霧郎さんでいらっしゃいます。どうもお久しぶりでいいのでしょうか。あなた、男の方と違いました。」
夕霧郎「はい、男性です。」
TS子「男性って、今のあなたはどう見ても女性よ。それも巨乳アイドルの酒○若菜チャンそっくり。」
夕霧郎「ええ、TS子さんにお会いするので、よそ行きの皮を着てきましたの。如何です?」
(ここから、TS子は‘T’、夕霧郎は‘夕’と略させていただきます。)
T「まあ、そうなの。ちょっと触ってもいいかしら。本当、本物のお肌みたいね。」
夕「あら、本当のお肌ですわよ。若菜ちゃんから頂いたものですもの。」
T「あら、どうやって?」
夕「彼女のマネージャーに化けて。彼女の名誉のために申しますが、決して、彼女には変なこ
とはしていません。」
T「そうでしょうね。あなた、彼女のデビュー当時からのファンですものね。」
夕「そうそう、TS子さんにお土産があります。はいこれ。」
T「あらまあ、この紙袋の中に入っているの。なにかしら。あらあらまあまあ、これは、うわさの皮じゃありませんこと。それにこれは、仲○由紀恵さん。まあ、本当によろしいの。」
夕「ええ、TS子さんへのプレゼントですから。」
T「まあ、早速着てみましょう。その間にコマーシャルです。」
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T「如何かしら。(仲○由紀恵の声と姿で)似あいます。」
夕「お似合いですよ。」
T「そう、今日はこのままでいこうかしら。」
夕「由紀恵の部屋ですね。」
T「いえ、可愛恵の部屋(かわえのへや)よ。改めて、可愛恵の部屋の部屋へようこそ。司会の猫柳可愛恵です。そして、今日のお客様は、皮リストでよろしいのかしら、皮TSの第一人者。夕霧郎さんです。」
夕「はじめまして、可愛恵さん。うふっ。」
T「おほほほほ。なんだか新鮮ですわね。そうそう、あなたのお話をお聞きしなくてはいけなかったわ。以前は、憑依物や、入替り物もお書きになっていたのにどうして、皮モノをお書きになるようになったの。」
夕「はい、ある雑誌に連載されている作品を読んで、皮モノに魅入られて、自分でも書いてみたくなったのです。」
T「あら、どんな雑誌?」
夕「はい、今は休業しています『夏出版』のTS誌『終焉なき物語』のストーリーシリーズに『ジッパー』を使った皮モノがありましてそれに魅せられてです。」
T「TS誌『終焉なき物語』といえば、今は休刊になっているあの幻の雑誌のことですの。」
夕「ええ、色んな作家の方が話をつないでいく形式で、一般からの投稿もできまして、投稿した作品が掲載されたのがきっかけです。」
T「そうなの。で、その作品は、今はどちらに。」
夕「今は読めません。『夏出版』さんの休業後、在庫も出払ってしまったようで、出版社の再開を待つしかありません。」
T「まあ、残念ね。『夏出版』さんの再開を心待ちにしておりますわ。ところで、これからの活動のご予定は。」
夕「はい、今は総合ビジュアル出版の『インクエスト』に拾っていただきまして、そこで細々と書かせて頂いております。」
T「それは存じておりますわよ。いつも拝見させて頂いておりますもの。新作も楽しみにしておりますわ。ところでほかの所に書かれるご予定はございますの。」
夕「それはお楽しみと言う事で・・・」
T「そうですわね。好きな作家の作品を探すのもこの世界の楽しみですものね。それではこれからのますますのご活躍をお祈りしております。」
夕「ありがとうございます。」
T「さて、来週ですが、イラスト・レーターのR・Qさんがお客様です。夕霧郎さん、この皮フィット感がすばらしいですわね。何処でご購入を。」
夕「それはですね。・・・・・・・」
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