TS子の部屋(てすこのへや)

提供・よしおか

 

TS子「TS子の部屋の時間でございます。みなさま、こんにちは猫柳TS子(ねこやなぎ てすこ)です。今日のお客さまは、TSイラストレーターのR・Qさんです。どうもR・Qさんはじめまして。お綺麗な方とはお聞きしていましたが、本当におきれいな赤毛ですね。」

R・Q「ありがとうございます。TS子さんも先週せっかくおきれいになられたのに、またお戻りになられたのですね。」

(ここから、TS子は‘T’、R・Qは‘R’と略させていただきます。)

T「ふふふふ。あなた、なかなかのものね。気に入りましたわ。」

R「わたくしもですわ。TS子さん。」

T「わたし、R・Qさんて、男性の方かと思っていましたわ。こんなおきれいな・・・」

R「赤毛の方ですか。うふふ。」

T「いいえ、本当おきれいな女の方。」

R「ありがとうございます。NF(ニュー・ハーフ)でもございません事よ。」

T「でも、女性の方がTSのお仕事をされているのは珍しいのではありませんか。」

R「ええ、わたくしが、初めてお伺いしたときにはほとんどおられませんでしたね。でも、その後からいろんなかた

  が来られるようになりましたので、今はにぎやかになっていますわよ。TS子さんもよくご覧になるのでしょう。」

T「ええ、たのしいですからね。R・Qさんは、どうしてこのお仕事を・・・」

R「実は、わたくし昔は男性だったのです。ですから・・・」

T「え、そうなの。そうは見えないわ。」

R「そうでしょう。だって、冗談ですもの。純女ですのよ。」

T「その冗談。実は誰かがR・Qさんの皮を被って・・・」

R「そうです。背中のジッパーを下ろしてくださいます。」

T「はいはい。やっぱりね。背中のジッパーを・・・ん?コレ描いてあるだけよ。」

R「ホホホ。冗談ですわよ。ホホホホホ。」

T「それはさておき。R・Qってペンネーム。何の略なの?」

R「Red・Queenですわ。」

T「れっど・くいーん?」

R「はい。フランスのマンガに出てくるキャラクターですわ。」

T「どんなキャラクターですの。」

R「彼女は普段はさえないハイスクール女教師ですが、実は魔界の女王で、人間界で魔界人、マッドサイエ

ンティスト、ミュータントたちが巻き起す騒動や事件を解決するというストーリーですの。」

T「そのヒロインの名が『レッド・クイーン』なのね。R・Qさんのイラストはどちらかというとアメコミみたいですが。」

R「ええ、わたくし、アメコミも好きなもので。どちらかというと、アメコミからの影響の方が強いかもしれません。」

T「そうですか。わたくしあなたのイラスト好きですよ。」

R「ありがとうございます。そうそう、TS子さんにお土産があるのです。これですがどうぞ。」

T「まあ、ありがとうございます。まあ、あなたの直筆イラストではございませんか。それも、皮モノ。確かあなたの

作品のなかには皮モノはなかったように思いますが・・・」

R「ええ、これは先週のTS子さんを見て描いたものですから、ほかにはございません。でも、はじめての皮モノで

 すから自信はないのですが・・・」

T「いえいえ、すばらしいものですわ。早速このお部屋に飾らせていただきます。おねがいしますね。スタッフがこのイラストを飾ってくれている間にコマーシャルです。」

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T「あら、このお部屋。ステキになったわ。イラストありがとうございました。」

R「いえ、こちらこそ。」

T「ところで、R・QさんはどうしてTS関係のお仕事を始められたの。」

R「もともと変身に関する事が好きだったのです。小さいころから『魔女っ子』物も好きだったのですが、『戦隊』や『変身ヒーロー』ものがすきな女の子だったのです。それが嵩じてこのお仕事についたのです。」

T「でも、女性だから男性への変身願望とかがおありとか。」

R「小さいころは、『戦隊のリーダーや変身ヒーローになりたい』とか思ったことはありましたが、今では男性になりたいとは思いません。だって、男性ってきれいじゃありませんもの。やはり女性のカラフルさにはかないませんわ。だから今は男性を綺麗な女性にすることに興味を覚えていますの。」

T「そうですか。そうかもしれませんね。男性より女性のカラフルさの方が目立ちますものね。」

R「それに異性に変わった男性の反応がまた面白いですわよ。」

T「さすが、ダークヒロインて感じですわね。」

R「TS子さんもでしょ。フフフ。」

T「ええ、わたしも好きですわ。それに男性の方の女性についての想像力も楽しいですわね。当っている、外れてるは別としてね。」

R「なんだか。わたくしTS子さんと気が合いそうですわ。」

T「わたしもよ。あらこんな時間。さて、来週はお昼の顔となられたタカリさんです。R・Qさん。この後おひま?」

R「はい、特に予定はございませんが。」

T「先週のゲストの夕霧郎さんから頂いた皮はあれだけじゃないのよ。どう、これからわたしのところに行って楽しみません。」

R「まあ、そうなのですか。それならぜひお伺い・・・」

 

 

 

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