TS子の部屋(てすこのへや)

提供・よしおか

 

TS子「TS子の部屋の時間でございます。みなさま、こんにちは猫柳TS子(ねこやなぎ てすこ)です。今日のお客さまは、お昼休みの顔となられたエンターティナーのタカリさんです。どうもこんにちは。」

タカリ「こんにちは。すっかりご無沙汰いたしております。

(ここから、TS子は‘T’、タカリは‘タ’と略させていただきます。)

T「ところでタカリさん。いつもそのかっこうをされていますの。」

タ「ええ、これがトレードマークになってしまいましたからね。でも、TVに出たばかりのころは五分刈りで、サングラスに黒いスーツではあちら関係の人に、よく何処の組の人間かと因縁をつけられましたよ。」

T「いまでは、すっかり有名になっているのに、大変でしたのね。ところで、最近されていませんが、あのポーズしていただけません。」

タ「あれですか。あの『輪』ですか。」

T「ええ、ぜひ。」

タ「わかりました。それでは、スタッフの方もお願いしますよ。でもこれをやると何人かの人には変化が起こるかもしれませんが、驚かないでくださいね。いやなら、明日の朝には元に戻っていますから。」

T「あら、あれは本当に起っていましたの。わたし、やらせかと思っていましたわ。」

タ「いえ、本当に起っているのです。それでは行きますよ。世界に広がるTSの輪

スタッフ                   「わ!」

T「ありがとうございます。まあまま。スタッフが騒ぎ出しましたわ。先週、R・Qさんがおっしゃったように、異性に変身した人の戸惑いって傍で見ているとおもしろいものですわね。ところでタカリさん。タカリさん?」

タ「・・・・」

T「あら、タカリさん。どうなさいましたの?」

女「TS子さん。呼びかけても無駄ですよ。それは、わたしの抜け殻ですから。」

T「あら、あなたは、元モーフィング娘の中○裕子ちゃんじゃないの。」

女「いえ、わたしはタカリですよ。久しぶりにやったもので、わたしは魂を飛ばされてこの子のなかにはいってしまったようですのでこの姿で失礼いたします。」

(これから‘女’を‘タ’と現します。)

T「まあ、そうなの。でもいかが、そんな可愛い子になったお気持ちは。」

タ「いいですね若い子は。久しぶりになりましたが、この肌のつやつやなこと。それに、このぷよぷよなおっぱい。おっぱい星人としてはサイコ〜っす。」

T「そういえば、タカリさんはおっぱい星人でいらしたわね。もう少し大きなおっぱいでもよろしかったのではなくて。」

タ「いや〜、これくらいのおっぱいもいいものですよ。TS子さんも意外とおっぱいがあるのですよね。」

T「意外というほどはございませんが、少しはございますよ。」

タ「いえいえそのお年でブラも着けずにそれだけ張っていれば最高です。ちょっと拝見いたします。」

T「まあ、こんなおばあちゃんのおっぱいにも興味がありますの。その前にコマーシャルです。」

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T「さすが、おっぱい星人さん。みごとですわ。わたしが夕霧郎さんから頂いた皮をボディだけ着ていることを見抜くなんて。」

タ「それほどでもありませんよ。これでもおっぱい星人のボスですからね。」

T「タカリさん。あなたの番組の名物コーナー『スワップショッキング』たのしいですわね。わたくし毎日楽しみにしていますのよ。」

タ「ありがとうございます。実はあれは偶然に始まったコーナーでして。番組スタッフが新コーナー用の電話を買いに行った時にその金で飲んでしまい、祭で出会った妖しげな白衣の老人から格安で買い付けた電話を使って起った事なのです。」

T「格安っていかほど。」

タ「5000円です。あの電話で第一回目のゲストの桜○淳子ちゃんがあの電話で入替ってからずっと、ゲストは淳子ちゃんで、中身だけ入替るというスタイルなのです。」

T「もう淳子さんもいいお年ですものね。タカリさんもあきたでしょう。」

タ「はあ、でも最近は海外の方も入替られるのでけっこう楽しいですよ。それに何回も来られるかたもいるし、芸能界であのコーナーで入替った事のないものはもぐりだといわれるくらいですから。それに一度入替るとなかなか元には戻れないようで、人気のある身体は何回も呼ばれるのでいつも中身が変わっていますよ。」

T「わたくし。ございませんわ。呼んでくださる方がいないものですから。」

タ「そうでしたか。それは失礼いたしました。」

T「あら、そろそろお時間ですわ。タカリさん。そのお体でこれからどうなさるの。」

タ「しばらくはこの身体で暮らします。ここのところいそがしくておっぱいコレクションを集めていないのでその収集に頑張るつもりです。」

T「そうですか。がんばってくださいね。て、なにかへんね。さて、来週のお客様は憑依学研究の世界的権威の寺野教授がお客様です。タカリさんどうもありがとうございました。」

タ「いえこちらこそお騒がせいたしました。」

T「ところで、タカリさん。その幽体離脱はどうやっていたしますの。」

タ「お、TS子さん。目の色が変わってきましたよ。」

T「ええ、ちょっとなってみたい人がいるものですから。」

タ「これはですね。実に簡単で、こう・・・・」

 

 

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