〜可愛いネコ〜

なぜか夜神家で転寝するメロ。

―――ちゃんと寝せないとな。

「メロ」

「……ん…」

「ほら、ちゃんと寝ないと風邪をひくぞ」

 もそもそと起き上がるメロ。
 肩に触れて冷たくなっている事に気付き、総一郎は自分の上着を脱いでメロに着せ掛けた。

「ん〜」

 寝起きでぽやんと総一郎を見返すと、メロはぱふっと腕の中に納まった。

「こらこら…」

 すりすりと顔を擦り付けるメロに苦笑すると、

「ねえ」

 と顔を上げて甘え声を出してきた。

 ん?と見返すと、

「ココアが飲みたい」

 全く……と言いながら総一郎は立ち上がり、キッチンで望みの物をこしらえてきた。
「夜神だ〜い好き」

 ふざけてメロが頬にキスをする。
 こういうスキンシップに慣れていない総一郎が照れるのが面白いのだ。
 案の定、照れた総一郎は咳払いをしてメロを促した。

「早く飲んで寝るんだ」

 まるで子供に言ってるみたいだ、と思いながらも、メロはココアに口をつけた。

「!」

「どうした?」

 ビクっとしたメロに総一郎が聞く。

「あつい」

 と言いながら、メロが舌を出した。

「ネコ舌か。火傷したか?」

 舌を出したまま、メロがこくこくと頷いた。

「済まなかったな。ミルクを足そうか」

 総一郎が立とうとすると、メロが裾を掴んだ。

「?」

「いい……それより」

 メロの瞳が悪戯っぽく笑った。

―――舐めて治してよ。

 みるみる総一郎の顔が赤くなる。
 だが、メロが舌を出したまま目を閉じて待つと、やがて髭がメロの唇をくすぐった。
 おそるおそる触れてきた舌を感じながら、メロは頬を緩めた。

―――夜神大好き……。



END

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BBSの書き逃げSS「幸せ劇場」(byとーやぱぱさん)に挿絵をつけてみました。
夜神家でゴロ寝するメロのイメージって↑私はこんな感じ。
普通の恋人なら百年の恋も一度に冷める大胆な寝姿だけど、
夜神パパは逆に愛おしさが増すのではないかと思います。
こんなに安心しきって眠れる場所なんて、ワイミーズ・ハウスを出てあったのかどうか…