アッティカ - ガイド

ゲーム開始

 /join コマンドでゲームに参加することができます。2-4人のプレイヤーが揃ったところで、/startコマンドを入力するとゲームが始まります。ゲームツールを使用すればボタンクリックで同様のことが行えます。

ゲームの目的

 各プレイヤーはそれぞれの帝国を拡げていきます。劇場、港、葡萄園、要塞などの施設を建築しギリシャ半島における領土を確保していきます。他のプレイヤーに先んじて、全ての施設を建てきるか自分の領土で2つの聖地を結ぶことを目指します。

 施設の建築はとても高価です。地図上にある天然資源を利用して建設コストを軽減できます。また、シーケンスに則った施設に隣接させることでコストなしで建築することができます。.

以下のうちの1つを達成したプレイヤーが勝者となります。

  • 全30の施設をボード上に建築する
  • 2つの聖地の自分の領土(施設)で接続する


ゲーム

 自分の手番になったら、次の2つのうち1つを選んで行動します。

  • 山札からタイルを2枚引きます
  • 自分の建設マップに置かれているタイル3枚をボード上に建築します

山札

stack

 自分のターンになったとき、(山札からタイルを引くことを選ぶならば)4つの山札からタイルを引きたい山を1つ選んでクリックします。引いたタイルは表向きになります。もし、そのタイルを直ちにボード上に建設したい場合は、ネームプレイトの上にある資源のうち、建築に必要となるものを全てクリックしてからボード上の建築したい位置をクリックします。今は建築したいくない(できない)ときは自分の建築マップ上の引いたタイルに該当する位置をクリックしてこちらに配置します。

 望むならば、続けてもう一枚山札からタイルを引きます。

建築

Ablagetafel

 プレイヤーは建築マップ上に一時保管されていたタイルをボード上に配置することを選ぶこともできます。(建築マップはネームプレートをクリックすると表示されます)建築マップ上からボード上に建てたいタイルをクリックし、建築に必要な資源をクリックしてからボード上の配置したい場所をクリックします。

 望むならば、この行動を3回まで行うことができます。

 1回の手番で、山札からタイルを引くことと、建築マップからボード上への建築を混ぜることはできません。山札からタイルを2枚引くか、建築マップから3枚のタイルををボード上に配置するかのどちらかの選択になります。.

Geb舫de auf Ablagetafel ablegen

 左図のアイコンは、引いたタイルを建築マップに置くことを促します。

資源カードの獲得
Zug beenden

 山札からタイルを引く、あるいは、建設マップからタイルをボード上に移す行動1回を放棄することで、資源カードを1枚獲得します。例えば、山札からタイルを1枚引き、もう1枚を山札から引かずに資源を1つ獲得します。あるいは、建築マップから2枚のタイルをボード上に配置した後、資源カードを1枚引きます。あるいは、建築マップから1枚のタイルをボード上に配置した後、資源カードを2枚引きます。あるいは、何も建設せずに資源カードを3枚獲得します。
 資源カードを獲得したいときは、左図の赤矢印のアイコンをクリックします。.

Amphore ziehen

 もし、あなたが既に「アンフォラ」を獲得しているならば、それを消費することで選択した行動(山札からタイルを引く、もしくは、建築マップからタイルをボード上に移す)を追加で1回行う、もしくは資源カードを獲得することができます。「アンフォラ」があるならば、1回の手番中でいくつでも行動の追加ができます。

建築ルール

建築場所

 ボード上の陸地の空きスペース(資源のあるところを含む)に施設を建築することができます。聖地や既にタイルが置かれているところには建築することができません。

建築コスト

Geb舫depl舩tchen

 各々の施設の建設コストは、タイルの上側および建設マップに示されています。
 ボード上には資源の描かれているスペースがあります、ここからは天然資源を得られます。このスペース上、もしくは、隣接する位置に施設を配置するときは、その資源を建設コストとして使用することができます。(既に施設によって覆われてしまっていた資源は使用できません)
 ボード上の天然資源を建設コストに充て、不足している分の資源は手持ちの資源カードで補充して建設を行います。使用する資源カードをクリックしてから建設場所をクリックします。

 手持ちの資源カードで同じ種類のカード2枚を使って任意のほかの資源1枚とすることができます。
 注)ボード上に描かれている資源は、他の資源に変換するものとして使用することはできません。

建築の連鎖 (無料建築)

Sinnvolle Baureihenfolge

 既にボード上に施設を建設してあるとき、建設マップでその建物から黒矢印で連なる施設があるならば、その建物は無料で配置することができます。

 これから建設しようとしている施設に対して黒矢印で結ばれている一つ前の施設が既にボード上に配置されていることを確認してください。その建物に隣接する位置に配置するならば、建設コストに描かれている資源はまったくの不要です。無料で配置することができます。.

kostenlos anbauen

 これから配置しようとするタイルを定めたとき、既にボード上にある施設にルビーのマークが現れることがあります。これが、連鎖の元となる施設です。このルビーの現れた施設に隣接して配置するならば無料で配置することができます。 必ずしもルビーのついた施設に隣接して配置する必要はありませんが、その場合は、正規のコストを費やして建設しなければなりません。

 道路の建設は、天然資源を含めて任意の5つの資源を費やして建設します。街路は他の道路の連鎖の元となります。

建設コストに関する補足説明:

  • 連鎖に則らない建設は無料とはなりません。
  • 連鎖は黒矢印の1つ前の施設のみが対象です。途中を抜かし、2つ前の黒矢印の施設があっても無料とはなりません。(例: Quarry(採石所のあとにtower(塔)を建築しても無料とはならない)。また、黒矢印が逆方につながっていても連鎖とはなりません。
  • 建物の連鎖は自分の施設同士でのみ発生します。他のプレイヤーの建物は連鎖の元とはなりません。
  • 黒地に白抜きの文字の施設は、(道路を除き)それぞれの連鎖の基点となるものです。これらのタイルは4つの山札のうちの左端にまとめられています。これらのタイルは連鎖の基点であるため、無料で建設することはありえません。正規のコストが必要となります。

開拓地とは?

Siedlungen

 1色で、1つもしくは2つ以上の施設がつながった範囲で開拓地を形成します。既に配置した施設とは接しないところに施設を配置するときは、新たな開拓地を形成することになります。
 新たな開拓地を作るときは正規のコストに加えて追加の資源が必要となります。追加の資源は、既にある開拓地の数だけ必要です。つまり、あらたな形成する開拓地が2つめならば建設コストに加え追加の資源が1つ、3つめの開拓地ならば追加の資源が2つ必要になります。追加の資源は何でもよいです。

追加の資源を天然資源でまかなうことはできません。

 なるべく施設を連ねて開拓地を増やさずに進行することは、将来的なコストの軽減となるでしょう。一旦は別の開拓地をして形成したものを施設の配置により1つにまとめてしまうことも将来的な負担軽減となるでしょう。

アンフォラ

Amphoren

 それぞれの施設は、7つのグループのうちの1つに属します。グループの全ての施設を繋げて建設すると「アンフォラ」を受け取ります。アンフォラは、このターン、もしくは、次以降のターンで追加の行動を得ることができます。

この施設はどのグループ?

 7つのグループの内容は建設マップで示されています。各グループで、属する施設を全て繋げて建設すると「アンフォラ」を受け取ります。(連鎖によって建設されたかどうかは問いません。また、各施設で黒矢印の示すとおりに隣接している必要もありません。グループとして全ての施設が隣接してれば良いです)

 アンフォラは全部で15個しかありません。全15個が全てプレイヤーに出払っているときは、アンフォラの変わりに資源を1つ受け取ります。

追加の行動 - アンフォラの使用

Amphoren einsetzen

名前の左にある壷をクリックの数字が、現在保有している「アンフォラ」の数です。この壷をクリックすることで、このターンに行える行動が1つ増えます(名前の右に表示される行動回数の数字が1つ増えます)

 もし「アンフォラ」保有していて、しかしながら今回のターンでは使用したくない時は、赤矢印のアイコン(資源獲得のアイコン)をクリックします。
※ この行動はしばしば忘れがちです。通常の行動を終えた後、「アンフォラ」を保有し追加の行動を行う余地がある状態のまま、一定の時間が経過すると、何らかの行動を促す音声のメッセージが流れます。(日本語で無いので、なんと言っているかわかりませんが・・・)

陸地の拡張

Spielplan erweitern

 4つある山札のうちのいずれかで全てのタイルをめくったとき、そのタイルの配置を終えた後、陸地の拡張を行います。拡張される陸地は、2-3-2の7枚の施設を置けるだけのスペースがあります。また、資源が出てくるスペースもあるかもしれません。
 拡張する陸地の配置は、拡張したい場所を左クリックで決定します。また、陸地を回転したいときは右クリックします。(回転しても陸地の形状は変わりませんので、資源が出てくる場所をどこにするかの問題です).

陸地の拡張場所は?

拡張する陸地は、既存の陸地に隣接するようにおきます。また、陸地の一部が既存の陸地に重なるような配置はできません。
 拡張する陸地は、通常に施設の配置場所の確保のほかに、一旦は不可能となった2つの聖地の接続完成、分割された開拓地の結合などの目的にも使用できます。(あるいは、先に配置し、他のプレイヤーの都合のよい位置での陸地拡張を妨げるための防御として使うこともあるかもしれません)

レーダー

Radar

画面右上にあるマップは自分を含めた全てのプレイヤーの進行状況を見ることができます。

各色の意味:

  • 赤:既にボード上に配置された施設。
  • 緑:プレイヤーが現在引いた施設。
  • 白:建設マップに配置された施設。
  • グレー:まだ、現れてない施設。つまり、まだ山札の中に眠っている施設です。

ゲームセットアップ

 ゲームは以下の状態からスタートします。
 ・各プレイヤーはランダムに引いた黒い施設タイル(連鎖の基点)1枚と、白い施設タイル3枚を建設マップに置く
 ・ランダムに引いた資源タイル4枚を保有する。さらに、手番の遅いプレイヤーは、その順番が1つ遅いごとに追加の資源タイル1枚追加で保有する。