ボーナンザ
その豆、もらってあげてもいいよー
1. ゲームセットアップ
 /join コマンドでゲームに参加することができます。 3-5人のプレイヤーが揃ったところで、 /start コマンドを入力するとゲームが始まります。 ゲームツールを使用すれば、ボタンクリックでコマンド入力と同様のことが行えます。
[オプション]
コマンド 意味 推奨度
hiddenmoney 獲得現金非表示
2. ゲーム概観(目的)
 このゲームでは、各プレイヤーは自分の畑に豆を栽培し、それを商品として売却しなるべく多くの現金を獲得することを目的とします。

 プレイヤーは、自分の畑の畝に豆を植えて(豆カードを自分の前に並べて)は、任意のタイミングで売却していきます。
 豆の売却は、同じ種類のものをまとめて売ったほうが収入の効率が良いですが、畝の数は限られており、ひとつの畝には同じ種類の豆しか育ちません。
 そしてこのゲームの重要なところは、豆カードのプレイは強制なので、栽培中の豆を安価もしくは無収入で処分しなければならない状況に追い込まれてしまうことがあります。

 プレイヤーは、収入が他のプレイヤーよりも多くなることを目指し、交渉によってカードの交換や場合によっては譲渡していきます。
3. ゲームコンポーネント(カード構成/画面)
a. 画面
 1.プレイヤー情報(詳細は次項)
(2.需要供給情報提示ボタン)  *:プレイ上、必須の操作ではないのでページ末尾で説明
 3.フェーズ進行ボタン
 4.豆取引市場
  各プレイヤーからの豆カードの交換のオファー内容が表示されます。ひとつのオファーは上下2段で表示され
   上段:自分が提供するカード
   下段:自分が要求するカード
  です。(ですので、同一のオファーでもプレイヤーの立場にあわせて上下が入れ替わって表示されます)
  枠の色は、申し込みをしたプレイヤーの色を示します。
  手番プレイヤーからの申し込みは、さらに白線の枠がつきます。
 5.豆取引内容提示ウィンドウ
 6.手札枚数 | 交渉による入手カード
 7.豆カタログ
 8.ゲーム進行状況表示 −左から順に、ラウンド(何巡目の山札か)、山札の残り枚数、捨て札の枚数を表示−
  (3回目の山札がなくなった時点でゲーム終了となる)
(9.需要供給情報)  *:2.と同様

プレイヤー情報
A:手番プレイヤーマーク
B:非活性マーク
 10秒以上、ウィンドウに対して何も操作してない状態を示します。
 (このマークがないということは、交渉提示の入力中かもしれません)
C:プレイヤー名
D:交渉で入手した枚数/手札の枚数
 交渉で入手したカードは、フェーズ3で必ず配置
E:現在、畑に植えられている豆の種類および枚数
F:獲得済み現金

b. 豆カード
 豆カードは全部で8種類あります。それぞれの枚数および現金への変換レートは種類によって異なります。
 ボード上のいずれかの豆カードにマウスカーソルをあわせると、左図のようなポップアップが表示されます。
 1行目はその豆の枚数と名前が記されています。
 その下の図は、現金1〜4ターラーを獲得するのに、何枚の豆がいるかをあらわしています。 この例では、Brechbohneの豆は14枚あり、3/5/6/7枚売却すると1/2/3/4ターラーの収入を得ます。
それぞれの枚数は以下のとおりです。
名称 全枚数 名称 全枚数
下記収入に
必要な枚数
下記収入に
必要な枚数
1 2 3 4 1 2 3 4
Gartenbohnen
(ゴガツササゲ)
6枚 Brechbohnen
(いんげん豆)
14枚
-- 2枚 3枚 -- 3枚 5枚 6枚 7枚
Rote Bohnen
(赤豆)
8枚 Saubohnen
(そらまめ)
16枚
2枚 3枚 4枚 5枚 3枚 5枚 7枚 8枚
Augenbohnen
(ささげ)
10枚 Feuerbohnen
(紅花インゲン)
18枚
2枚 4枚 5枚 6枚 3枚 6枚 8枚 9枚
Sojabohnen
(大豆)
12枚 Blaue Bohnen
(青豆)
20枚
2枚 4枚 6枚 7枚 4枚 6枚 8枚 10枚
4. セットアップ
 ゲーム開始時、各プレイヤーには手札が5枚配られます。
 ここで重要なのは、この手札には順番が決まっており手札からカードをプレイするときは、必ず、左端から出していかなければなりません。順番の入れ替えは一切許されません。

 唯一、他プレイヤーとの交渉で提供するときに、途中のカードを抜くことができるので、邪魔になりそうなカードは処分することを考えましょう。
5. プレイ
 各プレイヤーは順番に手番を迎えます。
 1回の手番は、次の4つのフェーズに分かれます。
  フェーズ1:手札の豆カードプレイ
  フェーズ2:交渉/トレード
  フェーズ3:フェーズ2入手の豆カード配置
  フェーズ4:手札の補充
フェーズ1:手札の豆カードプレイ
 手番プレイヤーは、まず、手札の一番左にいる豆カード1枚を必ず自分の畑に出します。
 一番左のカードをプレイ可能な畝にドラグで移動させます。
(左図は、自分の畑の初期状態ですが、一番右の畝はまだ使えません。)

 フェーズ1の時点で手札が1枚もないときは直ちにフェーズ2に移ります。
 プレイヤーは、望むならさらにもう一枚手札から豆カードをプレイすることができます。
 もう一枚プレイする場合は、1枚目と同様に手札の一番左のカードをドラグで畝に移動します。
 一枚のプレイでフェーズ1を終了する場合は、フェーズ進行ボタンが左図のようになってますのでここをクリックします。
 豆カードのプレイ先は空いている畝か、すでに同じ種類の豆の植えられている畝にのみ可能です。
 該当する畝がない場合は、畝にある豆を売却するか追加の畝を購入して空きを作らなければなりません。
豆の売却:
 豆の売却はいつでも可能です。売却は指定した畝の豆をすべて売却します。売却する豆の畝の下の[ERNTEN]ボタンをクリックします。ただし売却では1つしかない豆の売却はできないという制限があります。(手持ちの畝の豆がすべて1つずつの場合に限り、この制限は免除されます)
 豆を売却した時は収入分の枚数を裏向きにして手元に置き、残りを捨てカードにします。(実物のゲームでは、カードの裏にコインが描かれており収入を示します)
 *:ここで考慮すべき点は、現金化したカードは(次の「追加の畝購入」の場合を除き)もうゲームに登場しないということです。

追加の畝購入:
 豆の売却ですでに3ターラー以上の現金を獲得しているならば、3ターラーを支払って3つ目の畝を購入することができます。購入する場合は、一番右の[KAUFEN]ボタンをクリックします。(4つ目の畝を購入することはできません)
 購入を選択すると左図のウィンドウが出ます。獲得済みのカードの枚数が表示されますので代金に充てる3枚をクリックで選択します。
フェーズ2:交渉/トレード
 フェーズ2では、まず山札から2枚カードをめくって全プレイヤーに見えるように表向きにして置きます。
 手番プレイヤーは山札からめくった2枚と手札を材料にして、他のプレイヤーは手札を材料にして交渉を行います。
 交渉/トレードは必ず手番プレイヤーを含めて行います。手番以外のプレイヤー同士の交渉/トレードはできません。
 ・各プレイヤーとも、交渉で得たカードはこの手番のフェーズ3で畑に出さなければなりません。
 ・交渉で1度得たカードを、さらに交渉材料にすることはできません。
 ・山札からめくったカードがそのまま残った場合は、手番プレイヤーの畑に出さなければなりません。
 以上を考慮して 豆カードのやりとりの提示(以下、単に「オファー」と記す)を出してください。

オファーは各プレイヤーが同時進行で行います。オファーは左図のウィンドウを使用します。
 上段は自分が提供するカード、下段は自分が欲するカードを示します。

 提供/要求カードの指定はボード上にちらばっているカードをクリックすることで行います。提供/要求の指定の切り替えはマウスの左右ボタンで行いますが、左右ボタンの役割はどの位置のカードをクリックするかによって変化します。
カードの位置 左クリック 右クリック
手札 提供 要求
山札 提供 要求
自分の畑 要求 提供
他プレイヤーの畑 提供 要求
豆カタログ 要求 提供
オファーウィンドウ(提供) 提供 -1枚 提供 +1枚
オファーウィンドウ(要求) 要求 -1枚 要求 +1枚
             *:山札のクリックは手番プレイヤーのみ有効です。
 オファー内容を設定したら、ウィンドウ右上の→ボタンをクリックします。Xボタンは入力した内容を消去します。
 豆カタログの右上端にある「?」を使用することで、提供もしくは要求だけ意思を示し、相手にオファーの設定を委ねることもできます。
 オファー内容として、見返りなしの譲渡を提示することができますが、その逆の提供なしの要求を自ら提示することはできません。

オファーの受諾:
 豆取引市場では、すべてのプレイヤーのオファーが列挙されています。
 市場にあるオファーをクリックすることで、受諾の意思表示をします。

 (なお、「?」入りのオファークリックしたときは、オファーウィンドウにその内容がコピーされますので、補完してオファーを完成して提示します)

手番プレイヤー以外がオファー受諾の意思表示:
 手番プレイヤーのオファーをクリックすることで受諾の意思を示します。手番プレイヤーが設定したオファーと同じ内容のオファーが、自分のオファーとして新たに市場に登場します。
(上図の例では、一番左の手番プレイヤーのオファーに対して青プレイヤーが受諾の意思を示し、そのことが一番右に表れています)

手番プレイヤーがオファー受諾の意思表示:
 手番プレイヤーが他のプレイヤーのオファーをクリックすることで受諾の意思を示すと同時に、実際のトレード作業に入ります。

トレードの実行:
 手番プレイヤーがオファー受諾の意思を示したことで、実際のカードのやり取りの作業に入ります。
 手番プレイヤーおよびトレードの相手側に左図のウィンドウが現れますので、提供すべきカードを置きます。

 提供すべきカードの種類と枚数がウィンドウの下段に若干暗色で表示されています。(このウィンドウに限り提供カードが下段になります)
 提供カードをドラグで移動させます。提供カードの種類があっていれば、移動元に関して制約はありません。山札や手札の中間やより右側でもかまいません。
 両者が提供カードの移動を完成させた時点でトレードが完遂します。トレードで入手したカードは手札の右側に置かれ、これ以降、交渉材料にすることはできません。

 いずれかのプレイヤーが[ABBRECHEN]ボタンをクリックするとトレードは中止となります。
フェーズの終了:
 交渉/トレードは手番プレイヤーが望む限り、続けることができます。
 フェーズ2ではフェーズ進行ボタンが左図のようになってますので、手番プレイヤーはこのフェーズを終わらせたいときにここをクリックします。
オファーの撤回:
 設定したオファーは可能ならばいつまでも豆取引市場に残り続けます。(手番プレイヤーが変わっても維持されます)
 これを撤回したいときは、豆取引市場にある自分のオファーを右クリックで消去します。
フェーズ3:フェーズ2入手の豆カード配置
 手番以外のプレイヤーも含めた全プレイヤーは、フェーズ2で入手したカードを畑に植えます。植え方のルールはフェーズ1に準じます。
 ただしフェーズ2で入手したカードには順番はなく、プレイヤーの望む順番で行います。
フェーズ4:手札の補充
 山札から1枚ずつ3枚めくって手札に加えます。めくった順番に手札の右端に追加されます。
6. ゲーム終了
 山札がなくなったら捨て札をよくシャッフルしてあらたな山札にします。山札が3回なくなった時点でゲーム終了となります。
 フェーズ2の時に終了条件に達したときは、そのプレイヤーのフェーズ3まで行ってゲーム終了となります。
(このとき、山札が2枚よりも不足しているならばあるだけめくります)
 フェーズ4の時に終了条件に達したときは、ただちにゲーム終了となります。

 ゲーム終了時に、すべてのプレイヤーは畑の豆をすべて売却します。
 最も多くの現金を獲得したプレイヤーの勝ちとなります。
 獲得現金が同じ場合は、より手札の多いプレイヤーの勝ちとなります。
7. オプション
ゲーム数設定: 書式 /option hiddenmoney
 (自分の分も含め)獲得現金を表示しないようにします。
8. 追加補足
提示オファー不同意の意思表示:
 (プレイ上必須ではありませんが、) フェーズ2において手番以外のプレイヤーが現在提示されているオファーに興味がないことを明確に意思表示する方法として、フェーズ進行ボタンをクリックします。
 こうすると、プレイヤー情報に停止マークが表示されます。

需要と供給:
オファーは豆取引市場で明確に行えますが、補助的な意思表示として需要供給情報提示ボタンを使用できます。左図の赤上矢印を手札もしくは豆カタログにドラグすることで、提供の意思を示し、他のプレイヤーの需要供給情報(豆取引市場の上方)の緑下矢印の脇にその前が表示されます。緑下矢印をドラグでカードに乗せたときはその逆の動作です。
×マークは、一度カードに乗せた矢印を消します。

 手番プレイヤーの需要供給情報には、他のプレイヤーの需要/供給数が合算で表示されますが、どれがどのプレイヤーの意図かは明らかになりません。また、手番プレイヤーでないもの同士の情報はお互いの画面に現れないようです。

フェーズ2でオファーが提示されるたびに読み上げてくれる機能があります(ただしドイツ語)。これを止めたい時は、梁の中ほどにあるスピーカーをクリックして淡色表示にします。
作成:BlueBear マルチユーザゲーム一覧に戻る