ナイアガラ - オンラインガイド/ルール
ゲーム開始
このゲームは現在BSWから撤退しています。
/join コマンドでゲームに参加することができます。3-5人のプレイヤーが揃ったところで、/startコマンドを入力するとゲームが始まります。ゲームツールを使用すればボタンクリックで同様のことが行えます。
ゲームの目的
このゲームでは川の岸辺に点在する宝石を、カヌーを操作して持ち帰ってくることです。各プレイヤーはそれぞれ2艘をカヌーを持ちます。これを、パドルカードを使って移動させます。プレイヤーはカヌーが滝壺に落ちないように、常に、川の流れに注意しなければなりません。
また、カヌーで持ち運び中の宝石は、他のプレイヤーに奪い取られるかもしれません。
ゲームボード
川は左図のように区切られている9つのエリアに分かれています。一番上流の川のエリア両脇に唯一カヌーが上陸可能な陸地があります。カヌーはここから出発し、宝石をここまで持ち帰ってきます。(右左の陸地で違いはありません)
3マス目以降の川のエリアでは、対応した色の宝石があります。このエリアでは、カヌーに宝石を載せる、あるいは、カヌーに載っている宝石を降ろすことができます。カヌーは1つの宝石しか運ぶことができません。川の各エリアは、溯るにしても下るにしても、隣のエリアに移動するのに移動力を1費やします。宝石を積んだ状態で、カヌーを上陸させればその宝石の獲得となります。
パドルカード
各プレイヤーとも1〜6および雲カードで構成される7枚のパドルカードを受け取ります。
ラウンドの開始時、各プレイヤーは秘密裏にこのラウンドで使用するカード1枚をクリックで選択し[OK]ボタンで決定します。1〜6のカードを選択したときは、このラウンドは描かれてる数字分カヌーを移動します。雲カードを選んだときは、このラウンドはカヌーを動かさず、天候を上下のいずれかに1マス移動します。一度使用したカードは、一旦、手元から除きます。除かれてるカードを選択することはできなくなります。7ラウンド終了するたびに、使用したカードは全て戻ってきます。
カヌーの移動
カヌーの移動は次のルールに従います:
- カヌーを陸地から川に出す/カヌーを川から陸地に上げる には移動力を1費やします。
- 川の隣のエリアに移動するには、溯るにしても下るにしても移動力を1費やします。
- 宝石をカヌーに載せる、もしくは、カヌーに載っている宝石を(河の途中にある宝石置き場に)降ろすのに移動力を2費やします。
- 上陸させたカヌーから宝石を降ろす時は移動力を使いません。宝石を載せたまま、カヌー上陸させることで宝石の獲得となります。
- 川の中のカヌーは必ず移動しなければなりません。上陸しているカヌーは移動しても、しなくてもかまいせません。
- もし、ラウンドの開始時に2つのカヌーが両方とも上陸しているときは、このラウンドは1つのカヌーしか移動できません。
- 移動カードは両方のカヌーにそれぞれ適用されます。(6のカードを出したときは、それぞれのカヌーで移動力6つ分の移動を行います。2艘の合計で6つではありません)
- 1〜6のカードを出したときは、カヌーを上陸される場合を除き、全ての移動力を使い切らなければなりません。(6のカードを出し、移動力を5つ分を費やしてカヌーを移動を止めるということはできません)
- カヌーの移動は、ラウンド内では上流/下流のどちらか1方向にしか移動できません。(ラウンド内での移動で、1エリア下流に移動後1エリア上流に移動して調整といういようなことはできません)
- 宝石の積み込み、もしくは荷降ろしはカヌーの移動前、もしくは、移動完了後でのみ可能です。移動の途中に宝石の積み/降ろしを挟むことはできません(移動→積み/降ろし→移動という行動はできない)
- 同一のカヌーに対して、ラウンド内で同じ色の宝石を積んで降ろす(あるいはその逆)ことはできません。違う色の宝石で積み/降ろしするのは全然問題ありません。(宝石を積んで降ろす(あるいはその逆)で移動力を4費やします)
手番の行動
全員がパドルカードの選択を終えたら、スタートプレイヤーからカヌーの移動、もしくは天候マークの移動を行います。スタートプレイヤーは名前の左側に「浮き輪」が表示されます。手番プレイヤーには名前の先頭に'*'がつきます。
カヌーを移動する場合、まずは移動したいカヌーをクリックで選択します。そうすると、その時点で行動できる全てがメニューで一覧となって表示されます。その中から行動したいものをクリックで選択します。左図は2番目の[fahren]がカヌーの移動、3番の[laden]が宝石の積み込みです。宝石の積み込みを選んだときは、積み込み可能な宝石の色を示すサブメニューが出ますので積み込みたいほうをクリックで選択します。
(注:一番上の[Aktion wahlen]は「行動選択」というタイトル行で、選択候補ではありません)
カヌーの選択し、行動で移動を選択したときは、移動可能な全てのエリアにグレーのカヌーが表示されます。その中から移動したい先をクリックで選択します。
左図の例では、緑のプレイヤーが行動するところです。出したパドルカードは6で、陸にあるカヌーを選択し移動を選択したところです。移動力は全て使い切らなければので、全てを移動に使って6エリア移動する、もしくは、4エリア移動し残りの移動力で宝石を獲得する のどちらかを選びます。
宝石の獲得は、エリアの移動を行う前か、エリアの移動をし終えた後のみですから、
3エリア移動し紫の宝石を獲得してから1エリア移動 という行動はできません。
宝石の略奪
次の条件を満たすとき、他のプレイヤーのカヌーに載っている宝石を奪い自分のカヌーに移すことができます。奪取できる宝石はカヌーで運搬中のものだけです。すでに陸に持ち帰ったものは奪取の対象にはなりません。
- 宝石を運んでいないカヌーを川を溯る方向に移動して行動を終えること。
宝石をおろす→移動で行動を終えたカヌーは他のカヌーから宝石を奪えるが、移動→宝石を降ろすで行動を終えたカヌーは他のカヌーから宝石を奪うことはできない。 - 行動を終えた時に、同じエリアに宝石運搬中のカヌーが居ること
上記を満たすときに、同じエリアにいるほかのカヌーから宝石を奪うことができます。
カヌーの移動を終えたときに、宝石奪取可能なカヌーが居るときは、左図のようなメニューが出ます。宝石の奪取を行うときは、2番目の[stehlen]メニューを選択します。奪取をしないときは、3番目の[beenden/done]メニューを選択します。
もし、奪取可能なカヌーが複数存在するときは、サブメニューが表れますので、奪取するカヌーをクリックで選択します。
川流と天候の影響
全プレイヤーが行動を終えるとナイアガラは川流が起こり、川の中にいるカヌーは下流方向に流されます。どれくらいのエリアを流されるかは、このラウンドに使用されたパドルカードをそのときの天候により決定します。
- パドルカードは、全プレイヤーが選択したものの最も数字の少ないものが選ばれます。雲カードは、この判定からは除かれます。もし、全プレイヤーが雲カードを選んでいた場合は、最も数字の小さいパドルカードは0であったと判定します。
- 現在の天候マークの位置により、-1〜+2の範囲で変動します。
例:このラウンド、使用されたパドルカードが、雲、3,4,6で、全プレイヤーが行動を終えたときの天候マークの位置が曇り(+1)だったとき、3+1で4エリア分の川が下流に流れます。
川の分岐点より下流では、流速が半分になります。分岐点には左図のように矢印が立っています。分岐点より下流では、この矢印の方向に川が流れます。そして1エリア分の川が流れると、この矢印はただちに反対方向を向きます。
例:4エリア分の川流が発生したときは、分岐先ではそれぞれ2エリアずつの川流となります。3エリア分の川流ならば、最初に矢印が向いていた方向に2エリア分、逆側に1エリア分の川流となります。.
滝壷への落下
区切られている川のエリアの先までカヌーが流されたときは、滝壷に落下します。こうなったらときは、もう、パドルカードによる移動では戻って来れません。落下したカヌーを再びゲームに戻したときは、ラウンドの開始時に獲得済みの宝石のうちの1つを支払います。これにより、滝壺に落下したカヌーは、スタート地点の陸地にもどされます。
滝壺に落下しているカヌーがあるならば、ラウンド開始時に左図のウィンドウがでます。
カヌーを戻したいならば、支払う宝石をクリックします。
戻さないときは[nein]をクリックします。
滝壺に落下しているカヌーがあり続けるときは、毎ラウンド、このウィンドウが現れます。
支払う宝石を選んだときは、確認のために選んだものが枠に囲まれて下側に表示されます。
これでよければ[ja]をクリックします。
もし、カヌーが2つとも滝壺に落ちてしまったときは、次のラウンドで必ず宝石を支払ってカヌーを戻さなければなりません。もし、カヌーが2つとも滝つぼに落ち、なおかつ、支払う宝石を持っていないときは無料でカヌー1艘をスタート地点の陸に戻してもらえます。
ゲーム終了
もし、いずれかのプレイヤーが、下記のいずれかの条件を満たしたとき、そのラウンド最後まで行ってゲーム終了となります。
- 同色の4個の宝石を獲得
- 5色の宝石を獲得
- 7個の宝石を獲得
もし、複数のプレイヤーが同じラウンドで上記の条件を満たしたときは、先に条件を満たしたほうのプレイヤーの勝ちとなります。
オプション
/flussgeister (川の精霊)
このオプションでは、さまざまなルールの追加があります。
また、通常、宝石は各色7個ずつありますが、このオプションでは3人のプレイヤーでゲームをするときは、各色6個ずつとなります。
追加ルール
タンデムカヌー
2艘のカヌーうちの1艘は、同時に2個の宝石まで運ぶことができます。この輸送力のアップしたカヌーでも、宝石を載せる/降ろす、エリアの移動に必要な移動力は通常のカヌーと変わりません。このカヌーにも、同一ラウンドで同色の宝石の積み込み/荷降ろしの両方を行うことはできないという制約は適用されます。
宝石の略奪も通常のカヌーに準拠します。ただし、完全に空でなく1つでも空きスペースがあれば略奪することができます。もし、2つとも空きならば、2つの宝石を略奪することができます。
略奪する相手にタンデムカヌーがいて2つの宝石を運搬中のときは、サブメニューの略奪先カヌーとして2行に分かれて表示されます、上段を選ぶと左側の宝石を、下段を選ぶと右側の宝石と自分のカヌーに移し変えます。
渦巻き
カヌーは渦巻きのところで止まることができません。もし、渦巻きのあるエリアで止まるような下流方向への移動を行おうとしたときは、さらにもう一エリア下流まで移動させられます。
渦巻きのあるエリアは無効となるわけではありません。通常に渦巻きのあるエリアを通過して下流方向に移動しようとするときは、渦巻きのエリアも1つとして数えます。
渦巻きのあるエリアを通過して上流方向に移動しようとするときは、渦巻きのあるエリアを越えるのに追加の1移動力を必要とします。もし超えられないときは、渦巻きのあるエリアの1つ手前で止まらされてしまいます。
渦巻きは最初紫の宝石のある岸の脇のエリアに登場します。
渦巻きも川の流れに伴って下流に流されていきます。もし、渦巻きが滝壺の位置まで間がされたときは、一番上流に新たな渦巻きが発生します。
追加パドルカード
- 7 カード - 7移動力を使ってカヌーを操作します
- 1/2/3 カード - 移動力を1〜3の範囲でプレイヤーの望む値にします。このパドルカードを使用したときは、どちらか1艘のカヌーしか動かせません。
- ロープカード - このカードを選んだときはどちらのカヌーも動かせません。その代わり2艘とも今居るエリアの脇の陸地に一時的に上陸(係留)します。上陸しているカヌーは、宝石の略奪の対象とはならず、また、ラウンドの最後の発生する川流も回避し、下流に流されること無く、その位置に留まります。ただし、流されてきた渦が係留していたカヌーのあるエリアで止まった場合、係留していて渦と同じエリアとなってしまったカヌーは、1エリア下流に追いやられます。
「ロープカード」および「1/2/3カード」は、雲カードと同様に、このラウンドで使用された最も小さいパドルカードの判定の対象から外されます。
左図は、黄色のプレイヤーが1/2/3カードを使用し、下流にいるタンデムカヌーを移動するカヌーとして選択したところです。 移動先として、3ヶ所の移動先候補が示されています。
もし、移動先に1エリア上流をえらんだときは(移動力1を選択したものとして)そのまま行動を終えるか、あるいは、(移動力3を選択したものとして)宝石の積み込み/荷降ろしをするの選択することになります。
ビーバー
天候マークが荒天(+2)となったとき、ただちに、天候マーク表示の上に乗っていたビーバーは川の一番上流のエリアに飛び込みます。ビーバーは川流に従って下流に流されていきます。そして、滝壺まで押し流されたとき、天候マーク表示の上に戻り、このとき天候マークは晴れ(±0)に位置に移動します。
ヘラジカ
移動開始時に、カヌーが滝壺直前のピンクの宝石が置かれてた岸の脇にいたとき、ヘラジカを捕まえることができます。ただし、他のカヌーがヘラジカを捕縛中の場合、もう、ここにはヘラジカが居ませんので捕まえることはできません。
ヘラジカの捕獲は移動力を使いません。また、宝石を運搬するためのスペースも使用しませんので、宝石をいっぱいに積んでいても捕獲可能です。ヘラジカを捕縛したいときは、左図、4番目の[Elch
nehmen]メニューをクリックします。
ヘラジカを捕縛しているカヌーは移動力が+2されます。これは、捕縛したラウンドから、ただちに適用されます。ヘラジカを捕縛しているカヌーがスタート地点に戻るか、あるいは滝壺に落下すると、次のラウンドの開始時にヘラジカは元の滝壺直前の岸に戻されます。
ヘラジカは略奪の対象にはなりません。また、一度捕獲したヘラジカを途中で解き放つことができません。
ヘラジカによる移動力+2は、カヌーを移動するときにのみ適用されます。雲カード、および、ロープカードを選択したときは、たとえヘラジカを捕まえているカヌーでも動くことはできません。
/daimantenJoe(ダイアモンドジョー)
このオプションは/fussgeisterと同時には指定できません。/fussgeisterが指定されているときは、こちらのオプションは取り消されます。
ダイアモンドジョー(以下「ジョー」と表記)というノンプレイヤーキャラクターが加わります。ジョーはカヌーを1艘もちます。このカヌーは最初、川の一番上流のエリアに置かれます。ジョーはパドルカードを持たず手番はありません。
ジョーのカヌーは次のように動きます:
- 川流にともなって下流に流されます
- 流されたエリアの脇に宝石がありカヌーがまだ宝石を積んでいないときは、そこにある宝石をカヌーに載せます。
- このラウンドのスタートプレイヤーが使用したパドルカードの数だけ上流に移動します。スタートプレイヤーが雲カードを使用したときはジョーのカヌーは移動しません。もし、一番上流のエリアまでたどり着いても、まだ、移動すべきエリア数が残っているならば、その分、再び下流方向に移動します。
- ジョーのカヌーが滝壷に落ちたときは、積んでいた宝石は、元の岸に戻されカヌーは一番上流のエリアに戻されます。
もし、プレイヤーのターン終了時(たとえ雲カードを使用したとしても)、カヌーがジョーのカヌーと同じエリアに居るならば、次のうち1つを行うことができます。
- ジョーのカヌーが宝石運搬中でプレイヤーのカヌーが空のときは、その宝石を自分のカヌーに移すことができます。
- ジョーのカヌーが空でプレイヤーのカヌーが宝石運搬中のときは、その宝石をジョーのカヌーに移すことができます。
- 両方のカヌーが宝石運搬中の時は、お互いの宝石を交換することができます。
他のプレイヤーのカヌーから宝石を略奪するときと異なり、ジョーのカヌーと同じエリアになるのに移動方向がどちらかであったかは関係ありません。