操り人形 - ルール

あやつり人形 - ガイド/ルール

ゲーム開始

/join コマンドでゲームに参加することができます。4-7人のプレイヤーが揃ったところで、/startコマンドを入力するとゲームが始まります。ゲームツールを使用すればボタンクリックで同様のことが行えます。

ゲームの目的

　このゲームでは、手持ちの建物カードをお金を使って建てていくゲームです。誰かが８軒の建物を建てたときにゲームが終了します。その時点で建物の得点の合計の一番高いプレイヤーが勝ちとなります。建物の点数は一般的にその建物を建てるのに費やしたコストと等価です。さらに、８軒の建物を建てたプレイヤー、５色に分類されている建物で全種類を建てたプレイヤーにはボーナス点が入ります。

　このゲームでは、全８種類のキャラクターカードが登場します。ラウンド毎に、各プレイヤーはキャラクターカードを１枚選択し残りのカードを次のプレイヤーにまわします。キャラクターカードはそれぞれ異なる有利性を持ちます。
　有利なキャラクターカードは暗殺者に狙われるでしょう。お金持ちは泥棒の陰に怯えることになります。建物カードをいっぱい蓄えてると魔術師に嵌められるでしょう。陳腐な建物は傭兵に破壊されるかもしれません。これらのもろもろの被害をかわして、より多くの得点になるようことを目指します。

キャラクターカード

暗殺者

このラウンド、暗殺したいキャラクターを告げます。指定されたキャラクターカードを取ったプレイヤーは、このラウンドは全く行動を行うことができません。
　このゲームの進行では、キャラクターカードの左上に描かれている番号順に呼び出しが行われ、そのプレイヤーが手番の行動を行うのですが、暗殺者が指定したキャラクターは、この呼び出し自体が行われないのです。

泥棒

盗みに入るキャラクターを告げます。ただし、すでに手番を終えている暗殺者を指定することはできません。
指定されたキャラクターカードを取ったプレイヤーは、このラウンドの手番の開始時に、手持ちの現金全てを泥棒のキャラクターカードを持つプレイヤーに渡さなければなりません。

魔術師

自分の手番中の好きなタイミングで、以下の２つのうちのいずれか１つを行うことができます。
・手持ちの建物カードのうち、任意の枚数を捨て、同数を山札からめくり手札に加える。
・他のプレイヤーと、手持ちの建物タイル全てを交換する。
他のプレイヤーとの交換を選んだときは、手札の枚数に関係なく全てを交換します。枚数に差があってもかまいません。極端な話、自分は１枚も手札がなくてもかまいません。（このときは、相手の建物カードを全て奪い取ることになります）

王様

自分の手番中の好きなタイミングで、自分が建設している黄色の建物１軒につき１金を受け取ります。
さらに、次のラウンドで、一番最初にキャラクターカードを選択します。

暗殺者に指名されたときは手番がなくなるので、通常、キャラクターカードの有利性は全て消滅しますが、王様に限り、暗殺者に指名されても「次のラウンド一番最初にキャラクターカードを選択」の効果は残ります。

伝道師

自分の手番中の好きなタイミングで、自分が建設している青色の建物１軒につき１金を受け取ります。
さらに、このラウンドは傭兵に建物を破壊されることはありません。

商人

自分の手番中の好きなタイミングで、現金１金を受け取ります。
さらに、自分の手番中の好きなタイミングで自分が建設している緑色の建物１軒につき１金を受け取ります。

建築家

自分の手番中の好きなタイミングで、建物カード２枚を山札から手札に加えます。
さらに、通常は１回の手番では１軒しか建物を建てられませんが、建築家は１回の手番で３軒まで建物をたてる事ができます。

傭兵

自分の手番中の好きなタイミングで、自分が建設している赤色の建物１軒につき１金を受け取ります。
さらに、他のプレイヤーが建てている建物を１軒破壊することができます。ただし、伝道師を選択したプレイヤーと８軒建てたプレイヤーの建物を破壊することはできません。
　建物の破壊ではお金の支払いが発生します。支払額は（建設コスト－１）です。従って、コスト１の建物なら、無料で破壊できます。大学、ドラゴンの守り（いずれも、コスト６で８点となる建物）を破壊では５金を支払います。

ラウンド

ゲーム開始時、各プレイヤーはランダムに配られた建物カード４枚と現金２金を受け取ります。

ラウンドの開始時、まずはキャラクターカードの選択を行います。キャラクターカードは全部で８枚ですが、このうち、何枚かを全員に公開し、何枚かを非公開で除外してから、残りのカードでキャラクターカードを選択していきます。（これにより、誰がどのキャラクターカードを選択したかが特定されないようになります）
　公開/非公開で除外するカードの枚数はプレイヤー数によってことなり、以下のようになります。
　・４人ゲーム：毎ラウンド２枚を公開し、１枚を非公開で除外する
　・５人ゲーム：毎ラウンド１枚を公開し、１枚を非公開で除外する
　・６，７人ゲーム：１枚を非公開で除外する
　７人ゲームでは、最後のプレイヤーに回ってくるキャラクターカードは１枚のみなので、最初に除外した１枚をゲームに戻し、この２枚から１枚を選択します。

前のラウンドで王様を選んだプレイヤー（最初のラウンドはランダムに決められます）が、残りのカードを受け取ります。左図のように、公開で除外されたキャラクターカードには青の○印が、非公開で除外されたキャラクターカードには赤の×印がついています。
　これ以外から、自分が選びたいキャラクターをクリックで選択します。

　絵柄とキャラクターは関連は、左側の上から順に、暗殺者、泥棒、魔術師、王様、　右側の上から順に、伝道師、商人、建築家、傭兵となっています。

左図は、最後のプレイヤーのキャラクター選択の場面です。公開で除外されたキャラクターカードには青の○印が、そして、非公開で除外されたキャラクターカードと他のプレイヤーが選択したキャラクターカードには赤の×印がついています。最後のプレイヤーは残っている２枚から１枚を選択します。このように、だれからも、どのキャラクターカードを選んだかが特定されません。

※選んだキャラクターカードを特定されるのは非常に不利です。くれぐれもおしゃべりの内容には気をつけましょう。不用意な一言が、自分もしくは他のプレイヤーのキャラクターカードを特定することになりかねません。.

全員がキャラクターカードを選び終えたら、各プレイヤーの手番が始まります。手番は、プレイヤーの座っている席には関係なく、キャラクターカードに描かれている番号順にまわります。
　順番は暗殺者-泥棒-魔術師-王様-伝道師-商人-建築家-傭兵の順です。手番プレイヤーの呼び出しや行動内容は画面中の王様がアナウンスしてくれます。(*)この王様が邪魔な位置にいるならば、ドラグで移動しちゃってください。

王様をクリックすると、もうちょっと過去の行動内容まで表示されます。

　手番プレイヤーには、行える全ての行動がアイコンで並んで表示されます。行いたい行動を順次アイコンで選択します。

各ラウンドの手番で行えることは以下のとおりです。
各プレイヤー共通：

手札を１枚補充（山札から２枚めくり、手元に残したい方の１枚をクリックで選択）するか、もしくは、現金を２金受け取ります。手札の補充は、左図、一番上のアイコン、現金獲得は上から２番目のアイコンです。
手札の建物カードから１枚を現金を支払って建設します。建物の建設コストは、建物カードの左上に描かれているコインの数です（例外：ドラゴンの守り、大学（紫の建物説明参照））。建設のアイコンは左図上から３番目です。

　上記以外は、各プレイヤーが選んだキャラクターカード、および、建設済みの紫の建物による特殊行動になります。　　左図は王様のキャラクターカードを選んだ例で、下から２番目に、黄色の建物１軒につき１金受け取るのアイコンがあります。

　一番下は、手番終了のアイコンです。できる行動を残したまま（例えば、まだ建設してないけどお金が無いので今回は建設しないなど）手番を負えるときはここをクリックします。
※このゲームでは、全ての行動がプレイヤーの権利であって義務ではありません。極端な例で、手札の補充もせず現金も受け取らないまま手番を終えることもできてしまいます。（←こんなことするメリットは全くありませんが）

ゲーム終了と得点

いずれかのプレイヤーが８軒目の建物を建てた時、そのラウンドを最後まで行って（傭兵のキャラクターカードを選んだプレイヤーの手番まで行って）からゲーム終了となり、得点計算を行います。

　各プレイヤーは建設した建物の得点を合計します。各建物の点数は、建物カードの左上に描かれているコインの数で表されています。（つまり、「ドラゴンの守り、大学」の例外を除き＜得点＝建設コスト＞）
　このほかに、次のようなボーナス点が加わります。

５色全ての建物を建てている： 3点
最初に８軒の建物を建設：４点
（２番目以降に）８軒の建物を建設：２点

ボーナスポイントを加算して、もっとも点数の高いプレイヤーの勝ちとなります。

ゲームインターフェース

プレイヤー情報

プレイヤー情報は左図のようなウィンドウで集約されます。（このウィンドウは１人分が独立していますので、好きなようにドラグで配置を換えることができます。）
　それぞれの情報は、次のようなことを表しています。

左上（のコイン上）の数字：手持ち現金
左側中段の数字：手札枚数
左下の樽：ここにマウスカーソルをあわせると、手札の内容を見ることができます（自分の分のみ）
自分の手番中もしくは手番が終了している場合、選択したキャラクターカード全面に現れます。
下側の名前のところにマウスカーソルをあわせると、そのプレイヤーの役割、手札枚数、現在の建物点数の合計が表示されます。

行動アイコン

All Players全プレイヤー共通

現金２金獲得。

手札補充。山札から２枚引き、欲しいほうの１枚を選択。選ばなかった１枚は破棄。破棄した１枚は他のプレイヤーにも知らされます。

建物建設。

建物建設のアイコンを選んだときは、左図のように手札のリストが表示されます。この中から、建設したい建物をクリックで選択します。
当然のことながら、建設に必要な現金がなければなりません。

手番終了

暗殺者

このラウンド、抹殺するキャラクターを選択します。このアイコン選択後は、公開して除外されたキャラクターを除いたリストが表示されますので、抹殺したいキャラクターをクリックで選択します。

泥棒

このラウンド、現金を奪うキャラクターを選択します。このアイコン選択後は、公開して除外されたキャラクターと行動済みの暗殺者を除いたリストが表示されますので、ターゲットとなるキャラクターをクリックで選択します。

魔術師

他のプレイヤーとの手札交換。このアイコンクリック後はプレイヤー名のリストが出ますので交換相手をクリックで選択します。

手札の中の任意のカードを山札と交換。このアイコンクリック後は、手札の一覧が出ますので、交換したいものを全て選択してから[OK]ボタンをクリックします。

王様

自分が建設した黄色の建物１軒につき１金獲得。

伝道師

自分が建設した青色の建物１軒につき１金獲得。

商人

自分が建設した緑色の建物１軒につき１金獲得。

現金１金獲得。

建築家

手札を２枚補充。この補充は建築家の特殊能力なので全プレイヤー共通の行動とは別枠です。この補充とは別に、全プレイヤー共通の手札の１枚補充もしくは現金２金獲得を行うことができます。

建築家を選んだときは、建築の行動が通常とは異なります。３軒まで同時にたてる事ができますので、建物一覧から建てたいもの全てをクリックで選択し[OK]ボタンをクリックします。当然のことながら、建設する建物の合計コスト分の現金を持っていなければなりません。

傭兵

自分が建設した赤色の建物１軒につき１金獲得。

他のプレイヤーの建設済み建物破壊。

建物破壊のアイコンを選ぶと、他のプレイヤーのリスト（８軒建設済み、および、伝道師を選択したプレイヤーを除く）が表示され、プレイヤーを選ぶと、そのプレイヤーが建てている建物リストが表示されます。
　破壊したい建物をクリックで選択します。建物の破壊では、（建設コスト－１）の現金を支払わなければなりません。.