まず、各プレイヤーに14枚のカードが配られます。
この後、すぐにはカードのプレイになりません。ラウンド開始直後は、他のプレイヤーとのカードの交換を行います。
カードの交換:
配られた自分の手札から、他のプレイヤーに各1枚ずつカードを渡します。
左図のウィンドウが出ますので、下段の手札からそれぞれに渡したいカードをドラグで渡したいプレイヤーの枠に置きます。
(中央が自分のペアのプレイヤーで、両脇が敵方のペアです)
渡したいカードの配置を終え、それで良い時はウィンドウの下にある[Kartentausch!]ボタンをクリックします。
全プレイヤーがボタンをクリックしたら、下段の手札の表示が交換を反映ものになり、誰からどのカードが来たかが表示されます。
交換の結果を確認したら、画面中央に出いているウィンドウ内の[OK]ボタンをクリックします。
全プレイヤーが[OK]ボタンをクリックしたらプレイ開始です。
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プレイ:
マージャンカードを持っているプレイヤーが最初のスタートプレイヤーとなります。
※:スタートプレイヤーは必ずしも、マージャンカードから出し始めなくても構いません。
カードの出し方は、次の表の種類があります。
名称 |
出し方 |
強さ判定 |
シングル |
カード1枚 |
1(マージャン)<2<・・・<10<J<Q<K<A<ドラゴン |
ペア |
同じ数字のカード2枚 |
2,2<・・・<10,10<J,J<・・・<K,K<A,A |
トリプル |
同じ数字のカード3枚 |
2,2,2<・・・<10,10,10<J,J,J<K,K,K<A,A,A |
フルハウス |
同じ数字のカード3枚と同じ数字のカード2枚
の組合せ |
同じ数字のカード3枚の方で強さを判定
3,3,3<・・・<10,10,10<J,J,J<K,K,K<A,A,A |
ストレート |
5枚以上の連番で各数字1枚ずつ
(ex. 2,3,4,5,6、8,9,10,J,Q など) |
一番上のカードで
5<・・・<10<J<・・・<A |
ステア |
同じ数字のカード2枚で2つ以上の連番
(ex. 2,2,3,3、 9,9,10,10,J,J など) |
一番上のペアで
3,3<・・・<10,10<J,J<・・・<K,K<A,A |
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ボム |
同じ数字のカード4枚 もしくは
同じスートの5枚以上の連番 |
枚数の多い方がより強い
枚数が同じときは数字の大きい方が強い |
(出し方補足)
マージャンカードは、1としてストレートに組み込むことが出来ます。
(ポーカーのように)Aを1として扱い、2の下のカードとしてストレートに組み込むことは出来ません。Aをストレートで使用するにはKの上のカードとしてのみです。
ストレートおよびステアで出すときの枚数は、スタートプレイヤーと同じでなければなりません。
ボムに限り、スタートプレイヤーの出し方に制約されることなく出すことが出来ます。さらにボムはプレイ順も超越します。(後述)
手番プレイヤー:
手番となったプレイヤーは、
・スタートプレイヤーと同じ出し方でより強いもの出す
・パスする
のいずれかを選択します。
カードを出す操作は、カードを出すときは手札の中から出したいものをクリックで押し上げ(複数枚出すときは全て押し上げる)、選択し終えたら、[Karten spielen]ボタンをクリックします。
より強いカードを出せないとき、もしくは、強いカードを持っていても出したくないときは[Passe]ボタンをクリックします。
一度パスした後でも、もし、もう一度手番が回ってきたときには、パスせずにカードを出すことができます。
トリックの終了:
プレイヤーがカード出した後、他のプレイヤー全員が続けてパスしたらそのトリックは終了となります。最後のカードを出したプレイヤー(=一番強いカードを出したプレイヤー)が、今回のトリックの勝者となります。左図の[Stich
abraumen]ボタンが出ますのでこれをクリックしてください。出されたカードを取り札として手札とは別に保管しておきます。そして次のトリックのスタートプレイヤーとなります。
もし、トリックの勝者が上がった時には、次の席のプレイヤーが次のトリックのスタートプレイヤーとなります。
(補足)
「トリック」は一般的に、スタートプレイヤーから順に1枚ずつカード出し1周するまでを呼びます。だたし、このゲームにでは、スタートプレイヤーがカードを出してから順次強いカードを出していき、最後にカードを出したプレイヤーの他のプレイヤー全員が続けてパスするまでを1トリックと定義します。
ボム:
通常はスタートプレイヤーと同じ出し方をしないといけませんが、ボム(同じ数字のカード4枚 もしくは 同じスートの5枚以上の連番)を出すときはこの制約を受けません。
ボムは(ボム以外の)あらゆる出し方よりも強いカードとなります。
ボムが出されたあとで手番となったプレイヤーがカードを出すためには、より強いボムを出すしかありません。
ボムは出し方の制約だけでなく、プレイ順も飛び越えて出すことが出来ます。
ボムを持っているプレイヤーには、自分の手番以外のときは左図のボタンが表示されます。
このボタンをクリックすると、直ちに自分の手番となります。
ボムは自分がカードを出した後、他の全てのプレイヤーがパスしたあとでも出すことが出来ます。同様に左図のボタンが出ますので、このボタンをクリックしてからカードを出します。
ただし、プレイ順はトリックのスタートプレイヤーよりも前に割り込むことはでいません。
複数のプレイヤーがボムを持っている場合、先に[Bomben]ボタンをクリックしたほうに手番が移ります。割り込んだボムに対して、さらに割り込むことは出来ません。
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特殊カード:
マージャンカード:
上記の通り、このカードを持っているプレイヤーは最初のトリックのスターとプレイヤーとなります。
このカードの強さは、通常カードの最弱である「2」のさらに1つ下の「1」として扱います。
このカードはシングルで出す以外に、1としてストレートに組み込むことが出来ます。
このカードを出したときは、後続のプレイヤーに特定の数字を出すことを強制することができます。
左図のウィンドウが出ます。出すことを強制する数字を選んでから[OK]ボタンをクリックします。
強制をしないときは [X] を選んでから[OK]をクリックします。
マージャンカードによる強制の指定があるときに手番になったプレイヤーは、前に出されたカードより強いカードで指定した数字を出せるときは、必ず出さなければなりません。(※)
指定した数字がない あるいは、 前に出されたカードよりも強くないときは通常通りプレイできます。
いずれかのプレイヤーが指示通りのカードを出した時点で、強制は解除されます。
逆に言えば、誰も指示通りのカードを出せてないときは、この指定はずっと有効です。この指定はトリックをまたいでも有効であり続けます。 (ラウンドを終えてもこの指定が残っているときは消滅します)
(※)一見出せないように見えて、実はボムならば出せるというとこがあります。この場合は、ボムを行使してでも出さなければなりません。出せないと思って通常プレイをしようとしたらビープ音が鳴ったときはボムがないかも確認しましょう。
犬カード:
このカードはトリックのスタートプレイヤーになった時に、単独で出すことが出来ます。
効果は、 味方ペアのもう一方のプレイヤーにスタートプレイヤーの権利を移します。
そのプレイヤーが上がっていたら、その次の席のプレイヤー(=敵方ペアの1人)にスタートプレイヤーが移ります。そのプレイヤーも上がっていたら、さらにその次のプレイヤー(つまり、自分)がスタートプレイヤーになります。
このカードはスタートプレイヤーの権利を移行しただけですので、出し方はまだ決まっていません。新たにスタートプレイヤーとなったプレイヤーが出し方を決めます。
また、まだスタートプレイヤーがカードを出してない状態ですので、犬カードの直後はボムで割り込むことができません。
ドラゴンカード:
シングルの最強カードとなります。 シングル以外の出し方では、このカードは使えません。
このカードでトリックに勝った時には、そのときの取り札を敵方ペアのどちらか一人に譲渡しなければなりません。
ドラゴンカードで勝ったときは左図のウィンドウが出ますので、取り札を譲渡するプレイヤーをクリックで選択(赤字の方が選択されている状態)して[OK]をクリックします。
取り札を譲渡するのはドラゴンカードでトリック勝った時です。トリック内でドラゴンカードが出されていても、ドラゴンカードが最後でない(=ドラゴンカードの後、ボムが出された) ならば、取り札は譲渡しません。
鳳凰カード:
ワイルドカードとして扱えます。
複数枚の出し方をするときに、このカードは通常カードのいずれかの数字(2〜A)の代用として使用することができます。
ただし、シングルで出すときは前に出されたカードに0.5を加えた強さとなります。トリックのスタート時に出したときは1.5 として扱います。
このカードはAの次に出すことは出来ますが、ドラゴンの後に出すことは出来ません。
複数枚の中の1枚として出すときは左図のウィンドウが出ます。
代用する数字をクリックで選択してから[OK]をクリックします。
※出し方から、置き換えるべき数字が一意に決まるときでもこのウィンドウは出ます。
鳳凰カードを使用してボムを作ることはできません。
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ラウンドの終了:
3人のプレイヤーが手札をなくした時点でラウンドの終了となり得点計算を行います。
このとき、手札を無くすことができなかったプレイヤーのカードは以下のように扱います。
・残った手札:→敵方のペアの取り札に加えます
・取り札 :→1番最初に手札を無くしたプレイヤーの取り札に加えます
取り札の点数は次の表の通りです。
カード |
得点 |
5 |
5 |
10 |
10 |
K |
10 |
ドラゴン |
25 |
鳳凰 |
-25 |
その他 |
0 |
ただし、同じペアのプレイヤーが1番目、2番目で手札をなくしたときは、取り札の内容に関わらず +200点となり、相手ペアは0点となります。
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テチュ宣言:
このラウンドで一番最初に上がることを宣言し、成功すればボーナス点が入ります。ただし、失敗したときはペナルティとして減点があります。
テチュ宣言では 通常の「テチュ宣言」と「大テチュ宣言」の2種類があります。
通常の「テチュ宣言」:
画面右下にある左図のようなボタンのうちの左側をクリックします。
プレイヤー情報で、名前/残り枚数の右側に テチュ宣言をしたことを現す★マークが付きます。(「3.ゲームコンポーネント」−画面 参照)
テチュ宣言は、自分の手札が14枚残っているならばいつでも行うことが出来ます。
宣言通り1番で上がることが出来たときは得点計算で +100点が加算されます。だたし、1番に上がることに失敗したときはペナルティとして得点計算時
-100点が計上されます。
「テチュ宣言」は同じラウンドで複数のプレイヤーが行うことが出来ます。結果に応じてボーナス点/ペナルティが累積計上されます。
「大テチュ宣言」:
手札が8枚配られた段階で、1番最初に上がることを宣言します。
上図の「gr.Tichu」ボタンを有効(白色文字)にしておいたプレイヤーには、手札が8枚だけ見えている状態で左図のメッセージが出ます。
この段階で「大テチュ宣言」をするかどうかを選択します。大テチュ宣言をするかどうかを聞いて来てますので、しないときは左側の[nein]ボタンを、するときは右側の[Ja!]ボタンをクリックします。
宣言通り1番で上がることが出来たときは得点計算で +200点が加算されます。失敗したときはペナルティとして得点計算時 -200点が計上されます。
「大テチュ宣言」も同じラウンドで複数のプレイヤーが行うことが出来ます。
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