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栽培中の品種サザンハイブッシュ系

サザン(暖地)ハイブッシュ系 (品種登録されていないものも含む)

栽培地は宮城平野南部
これまでの栽培でサザンハイブッシュの品種の中には、熟期が遅れぎみになるものもあるようです。
要因として宮城では、梅雨入りすると気温が下がることなどが考えられます。
早生、中生、晩生、最晩生の差は、我が家での栽培によります。

2004年より畑で地植えの栽培が主となります。
ただし田んぼからの転作地で、粘土質の土地が難点です。
これまでの観察から現在の土地では自根の栽培に限界を感じる品種もあり、
来年からは順次、接ぎ木での栽培に移行することになるかと思います。

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<2005.12.30更新>




<サザン(暖地)ハイブッシュ系>

☆オニール/O'Neal(早生種)
「今年で6年生がメイン。 独特の甘みのある実で、サイズも大きめ。 地植えにして最初の年の昨年はあまり成長しませんでした。」



一番花が咲いていました。
今年もオニールが最初の開花のようです。
ハイブッシュ系のウェイマウスはまだ蕾のままで、今年3月の寒い気候が影響しているのでしょう。
休眠から目覚めるのがサザンハイブッシュ系は早いのだということがわかりますね。
(2005.04.18)














鉢植えのオニールの幼果が膨らんできました。
あと20日くらいで熟してくるはずです。
(2005.06.10)

<最新>・・・今年は陽射しもあり実も甘く、当たり年だったと思います。
ただ二年目になった地植えの成長は芳しくなく、来年以降は木材チップを使うか接ぎ木に新しく変更するかの選択をすることになるかと思います。
一方、鉢植えの株は安定して新しい枝も伸びていて、来年以降も果樹鉢13号で栽培していこうと思います。(2005.12.20)



☆ケープファー(早生種)
「今年で5年生。 ある程度育つと樹勢が強くなる。 地植えに向く。」


一日遅れでケープファーも開花しました。
開花した数はオニールよりもケープファーのほうが多く、昨年のデータと比べても宮城では早生ということが言えると思います。
サザン系は他にも開花しそうなのがたくさん控えています。
(2005.04.19)


ここ2,3日の気温で満開になりました。
薄いピンク色でしたが、花はもう真っ白になっていました。
気温に反応するのですね。
(2005.04.29)







ここ数日宮城は、「やませ」のせいで気温が低くなっています
一度は花の色が白くなったケープファーがまた赤みを帯びた色を出しています。
気温の低下で赤色が発色されるというのがよくわかります。
また幼果が出来てきていますね。(2005.05.14)





<最新>・・・今年は収穫量も多く、いい感じでした。サザン系では数少ない自根での栽培が容易な品種です。
営利栽培にも良いでしょう。
また摘み取ってすぐ食べるよりは、冷蔵庫で冷やしてから食べたほうがおいしいです。
来年以降は木材チップを使って、成長が衰えないようにしていこうと思っています。(2005.12.21)



☆ミスティー(早生種)
「今年は挿し木で増やした5年生がメイン。 栽培は難しい品種で一度調子を崩すと回復が遅れます。 花は小さ目。全般には成長が遅く、根の伸びも遅れがち。 実の味は良い。」


地植えにしたミスティーは花芽も着かずシュートも伸びず元気がありません。
やっぱり難しいですねえ。
今年は成長してくれるのかなあ。(05.01.28)
























実家の鉢植えのミスティーが咲いていました。
花芽はほとんど摘み取ったのですが、少し残しておいたのが咲いています。
もちろんこの後は摘花します。
畑のミスティーは花芽はないようですね。
(2005.05.02)


















ミスティーについてはこれまでに鉢植え、地植えとも栽培してきましたが宮城の気候では接ぎ木での栽培がいいかなと思っています。
春に接ぎ木した枝が二次成長し始めました。
(2005.08.01)












<最新>・・・その後、地植えのミスティーは枯れる寸前という状態です。
今後は接ぎ木ミスティーで栽培をして行こうと思います。(2005.12.21)



☆シャープブルー(早生種)
「今年で7年生と6年生。 宮城だと開花は早いが、熟すのはやや遅くなる。 実着きは良好。食べて最後に種が少し残る感じがある。よく熟させると甘みがのり良い。 小枝の発生が頻繁ですぐにブッシュ状に成長する。」


花芽が充実しているシャープブルーです。
今年もたくさんの花芽が出来ていて、たくさん収穫できそうです。
こうして見ると枝数の多さは特筆ものですな。
育てやすく実の味もよく、サザン系のお勧めです。
(2005.01.28)















例年ならもう咲き出しているはずなのですが、昨年の暖冬で花芽が展開してしまったため、花芽がだめになったようです。
黒くなっている花芽は、結局開いてくることはありませんでした。
シャープブルーの以外な弱点ということかな。
蕾になってきているものはもう少しで咲き出しそうです。
(2005.04.29)










やっとシャープブルーも開花しました。
今年は花数が少なくなってしまいましたね。
その分おいしい実が生るのを期待しましょう。
(2005.05.02)










<最新>・・・今年は花芽が少ない分、収穫量も僅かとなってしまいました。
また地植え二年目になり、成長がストップしてしまったことも大きな誤算でした。
木材チップを使っての地植えなら栽培も良好なのだろうと思いますが、粘土質の土地での栽培は難しいのかもしれません。
来年、もう一度観察して生育が劣るようなら、シャープブルーも接ぎ木苗に変更することになるかもしれません。(205.12.30)



☆ブラッデン(早生種)
「今年で6年生。 花はピンク色で鮮やか。 調子を崩さないように育てること。 鉢植えのほうが合うかも。」





今年もきれいに咲いたブラッデンです。この花を見れるだけでも価値がありますね。
今年は実が生ってくれるといいんですが。
(2005.05.02)

<最新>・・・今年は収穫もできて、いい感じで終わることができました。
来年以降は、自根での栽培でどこまでやれるか試すことになるかと思います。(2005.12.21)



☆リベール/Reveille(早生種)
「今年で6年生と5年生。 ショッキングピンク色の蕾がきれい。 こちらも昨年はあまり成長しませんでした。」


今年は急に気温が上がったためかピンク色が薄くなった感じがします。
真ん中の花はまだ色が残っていますが、周りの花は色が抜けて白色の花になってしまったようです。
春の気温の上昇もピンク色の発色に影響が出るのでしょうね。
(2005.05.02)







<最新>・・・今年も地植えでは生育が劣り、自根での栽培に難しさを感じています。
木材チップを大量に使えれば、このままでも良いのでしょうが、それは叶わないので、将来は接ぎ木苗を作ることになりそうです。(2005.12.30)



☆ビロキシー(早生種)
「今年で3年生。」

ビニールハウスに入れていた二年生苗を6号鉢に鉢増ししました。(2005.04.11)

<最新>・・・今年は6号鉢で終了となりました。
ビロキシーは樹勢も強めのようなので、来年は畑で地植えにしてみようかと思います。(2005.12.30)



☆ブルーリッジ(早生種)
「今年で3年生。」

ビニールハウスに入れていた二年生苗を6号鉢に鉢増ししました。(2005.04.11)

ひとつ花芽を残しておいたのが咲いていました。
一応、実まで着けて味見してみようかと思います。
こちらは実家に残しておいた苗です。
(2005.05.02)













<最新>・・・今年、鉢植えでの観察では、樹勢はごく普通というところのようなので、来年以降も鉢植えでの栽培になるかと思います。(2005.12.30)



☆クーパー(早生種)
「今年で5年生。 樹勢が強く育てやすい。 実付きも良い。」


クーパーも咲き始めました。
薄いピンク色の蕾がきれいです。
桜もいいけどブルーベリーも数が揃うとなかなかオツなものですよ。
ちなみに後ろのビニールハウスはうちのではありません。
(2005.04.26)




































<最新>・・・クーパーもケープファーと同じく、自根での栽培が容易です。
収量も多く、初心者の方にも安心してお勧めできます。(2005.12.21)



☆フロリダブルー/Flordablue(中生種)
「今年で3年生からやり直しになりました。 樹性はあまり強くない。 手持ちのサザンハイブッシュで一番早く芽が動き出す。また葉芽が先に開いてから花芽が開き出すようです。 花芽はあまり着かず、実数も少な目だが19〜20mmサイズの実が着く。」


<最新>・・・結局6年生は復活しませんでした。
ちょっと小さ目の3年生で仕切り直しです。
この後、摘花して6号鉢から菊鉢8号に鉢増ししました。
(2005.05.10)














☆ジョージアジェム(中生種)
「今年で6年生。 手持ちのサザンハイでは樹性が強く、上に向かってシュートを長く伸ばす。 育てやすいと思う。 乾燥には弱いのでマルチが大事。 実は中粒サイズだが風味よく食べやすい。」


<最新>・・・ジョージアジェムも咲き出しました。
今年はサザン系が展開が早いですね。
ちなみにシャープブルーはまだ咲いていません。
たぶん、昨年の晩秋に蕾が展開してしまい、冬の寒さでやられてしまったからではないでしょうか。
微妙な天候の変化で今年の開花の順番が変わっているのでしょう。
(2005.04.26)









☆ガルフコースト
「今年で2年生。」

成長する時期ではありませんが、9センチポットがあまりに小さくかわいそうですので6号鉢に植え替えしました。(04.12.11)

<最新>・・・今年は枝をたくさん伸ばしていい感じで終わりました。
クーパーの兄弟品種ということで、こちらも樹勢が強いようです。
来年は畑で地植えにしてみようかと思います。(2005.12.21)



☆サンシャインブルー(中生種)
「今年で6年生と5年生。 葉は小さく特徴ある。 ピンク色の花が鮮やかで、とても目立つ品種。花はピンク色から日が経つと白色に変わってくる。 実は熟す前頃に大きくなる。 実の味も良く、鉢植えに最適。」


昨年、伸びたシュートにたくさんの花芽が着いたサンシャインブルーです。
もったいない気もしますが、枝をかなり切り返してあげないといけないのでしょうね。
今年も豊作になるといいです。
(2005.01.28)


今年も濃いピンク色の蕾できれいなサンシャインブルーです。
地植えでも成長がいいですよ。これで結実が良ければ営利栽培の大穴かな。
(2005.04.23)

<最新>・・・ここ2,3日の急な気温の上昇で咲き始めました。
他の品種の花が真っ白になる中でサンシャインブルーは、毎年と同じピンク色を保っています。
(2005.04.29)














☆マグノリア
「今年で5年生。 今年は畑に植えてみようと思います。」

鉢植えの一株を地植えにしました。(2005.03.29)


マグノリアがサザン系で一番遅い開花になりました。
新葉の色が赤みを帯びていて独特です。(2005.05.06)

<最新>・・・今年は地植えで成長も良く、いい感じでした。
来年も木材チップを使って、自根で栽培してみようと思います。(2005.12.30)



☆パールリバー(晩生種)
「今年で6年生。 花は縦線がはっきりしている五角形の星型。 実は暗青色で、甘酸っぱく味が濃厚。 ただしジョージアジェムなどと比べて実の数が少ない感じがするのが気になる。 直立性のシュートを長く伸ばし、樹性が強い。育てやすい。」


<最新>・・・今年は収穫の時期が大幅に早くなる株もあるなど、気温の高さで変化があった年でした。
こちら宮城では例年の気温であれば晩生なのですが、来年も暑い日が早まれば、どうなるでしょうか。
また全体の収穫量はケープファーなどと比べると少な目で、営利栽培にはもう一つなのかなという気がします。
(2005.12.30)













☆ダップリン/Duplin
「今年で6年生。 新緑がすごくきれいで色が濃い。 今年は実を成らせることができるかな。」







<最新>・・・ダップリンは今年初めてまともに収穫できましたが、収穫前の生理落果が多く、営利栽培には向かないようでした。
家庭栽培なら実も甘く良いと思います。
ダップリンは来年も自根で栽培しようと思います。(2005.12.30)



☆サミット
「今年で5年生。 手持ちのサザン系では一番大粒の実が成り、味も良い。 樹勢も強く育てやすい。」


晩生種も一斉に色づいてきました。サミットは実の重みで枝が垂れて熟しています。(2005.07.20)

<最新>・・・今年もサミットは大粒の実を着けてくれました。
今のところ自根でも栽培できています。春までに木材チップでマルチしたいですね。(2005.12.30)



<暖地系と思われるハイブッシュその他>

○ヒトミ(早〜中生種)
「今年で6年生がメイン。 ハイブッシュ系の実生選抜。 実は暗青色で甘みあり、よく熟した実はさらに甘みが増す。 品種登録されていないグループの中で一番のお勧め。 但し、店頭に出回っている苗はヒトミかどうか疑わしいものが多数あるそうです。」






















<最新>・・・今年は調子を戻し、少し復活したヒトミでした。
収穫もまずまずで、来年も自根で栽培したいと思います。
(2005.12.30)













○フロリダ
「今年で8年生。 来歴は不明種。JA木更津でウェイマウスの受粉樹として使われているなど、ブルーベリー生産農家で栽培されている品種。 店頭でも苗を見かけることがある。 葉は小さめでサザン系の特徴が垣間見える。」




△パープルジュエリー(中生種)
「今年で6年生。 来歴は不明種。 店頭でよく見かける品種だが、どうもパープルジュエリーという名を付けて複数の品種が出回っているようです。 パープルジュエリーはフロリダブルーと言っているHPもあるようですが、そのHPの花や実の画像を拝見するとフロリダブルーとは全く別物のようです。 私が購入したものは、育ててみてハイブッシュ系の感じがたいへん強いと思うが、フロリダブルーとは別のものでした。 葉の形は小さく、暖地系ハイブッシュのよう。 実はでこぼこの形が多く、味は中庸でもうひとつ。 根の伸びがもうひとつ弱い感じ。  私はあまりお勧めできない品種です。」


<最新>・・・全体の栽培の数も増えてきて、とてもパープルジュエリーまで手が回らなくなってきました。
この手の品種は今後、整理していくことになると思います。
よってパープルジュエリーの栽培データは今年で終了したいと思います。
(2005.12.30)










○ダイアナ(晩生種)
「今年で6年生。 来歴は不明種。 成長は早く育てやすい。 花は小さ目。 宮城では熟期は遅くなり晩生種と同じ時期。 実の形はでこぼこ。実は甘いが、色づく前にしわしわになる実もある。乾燥に弱いのか? 個人的には未完成の品種という印象だが、他にない特徴があり面白くはある。 鉢植えで栽培しています。」


久しぶりに菊鉢9号から果樹鉢13号に鉢増ししました。
花芽も少しだけ付いているようで、蕾になってきています。
(2005.05.02)



開花してきました。他の品種と比べて小さ目の花です。
今年はある程度の数は収穫できそうです。
ダイアナの新葉もマグノリアのように赤みが強い色が出ています。(2005.05.10)

<最新>・・・今年も枝を伸ばして良い生育でした。
来年以降も13号鉢で栽培していきます。(2005.12.30)



△エスチュアリー(晩生種)
「今年で6年生。 来歴は不明種。 今は休業?の石原ナーセリーさんの枝変わり品種。 石原さんが休んでいるのでエスチュアリーを育てているのはうちくらいになってしまったかな。 育ててみるとダイアナとほぼ同じ感じで、枝変わりというにはもうひとつ。 ダイアナを持っていれば必要なさそう。」


<最新>・・・
















<このページのマークについての説明>

☆マーク・・・USDA(米国農務省)登録品種、または日本や他国の種苗登録品種

○マーク・・・品種登録されていないが、果実に期待して購入したもの

△マーク・・・あまり他の方にはお勧めできないもの

×マーク・・・とてもお勧めできないもの










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