2007年 6月号            

BOA SPORTS 通信

 中野区春季5年生大会

 6月3日(日)中野区多田小学校で行われました。

  vs 本郷  1−0 2−0 計3−0

  vs つばさ 0−1 0−0 計0−1

 1試合目、ボールがよく回りドリブル、パスの判断もよくBOAの目指すサッカーが試合開始から終了するまで展開する事ができました。出場時間が短い中で成長している姿を見せてくれる選手もいて、誰か?ではなく本当に全員の頑張る嬉しい姿を見せてくれました。 2試合目は残念な結果となってしまいました。 相手のキックとスピードあるFWにDFラインの裏を何度か取られる場面もありましたが、全体を通して攻め続けた試合でした。しかし結果として負けてしまいました。 沢山、試合をしているとこういう試合を何度も経験します。ずっと攻め続け優位に試合を展開していたのに運悪く?負けてしまう。 試合までは、試合を目標とさせます。試合中も全力でプレーする事を求めます。そして、試合後は「勝ち負けは、あまりこだわらなくて良い。」と子ども達に話をしています。 勝った、負けたよりも「この試合に勝利するのにふさわしい成長ができたか?」という部分を考えてほしいのです。 大会の勝利や優勝をしたとしても、時間が過ぎれば過去の物となってしまいます。言い換えれば、その時間が長ければ長いほど、過去の物として消えてしまうのです。 しかし、その試合を勝利する為にふさわしい実力は、時間が経っても消える事はありません。その選手の実力として続いていくのです。 この成長を、僕は大切にしたいと思っています。
 優位に試合を展開しながら今日の様に結果として負けてしまう試合は多々起こります。それがサッカーというスポーツです。こういう結果の後に子ども達は、いろいろな理由(責任)を考えます。「あいつがあの時(シュート)決めないからだよ。」「審判、おかしくなかった?」「どうして、このポジション?どうしてあの選手?」‥‥。それは、沢山あります。 この考え方が成長を止めてしまうのです。他に責任を持っていってしまった時点で、次の試合の勝利するのにふさわしい実力を手にする大きなチャンスを逃してしまっているのです。自分のプレーは、今終わった試合、これから行われる未来の試合を含めて勝利するのにふさわしい実力がありますか? シュートやパスのわすが30cmのズレかもしれません。 相手の選手と競いあったスピードのわずか3歩の違いかもしれません。 仲間を盛り上げる声かけの一言かもしれません。その試合に至るまでの練習の何かかもしれません。メンバー全員が勝利する為にふさわしい何か?が足りなかったのです。結果が出てしまえば、もう過去の話です。こういう試合の後だからこそ、大きな成長、ふさわしい実力を身につけるチャンスです。 ここで足りなかった事を考えて、次に向かっていきましょう!!! まだ、他力本願でわずかな可能性ですが、決勝トーナメント進出の可能性も残っています。普段の行いからよくして祈りましょう!!!                 成

 2年生練習試合

 6月9日(土)
練馬区豊渓小学校で行われました。この日は翌日に控えた中野区大会への練習。10分間で、次々とメンバーを入れ替えて6人制で行いました。 内容に関しても特に指示はしません。自由にプレーをしてもらいました。試合を待っている間は、『技』にチャレンジしてもらいました。 試合で使える様に、ドリブルしながら行っていきます。相手チームには、上手な選手がいましたね。明日、今日練習した技をどんどん挑戦して下さい。 たのしみです。          成

 中野区春季4年生大会

 6月17日(日)中野区多田小学校で行われました。

 BOA−A vs しんやまB 1−2 2−0 計3−2

 BOA−B vs しんやまB 3−1 0−1 計3−2

 BOA−A vs BOA−B 1−0 2−0 計3−0

 1試合目、精神的な成長を見せてくれました。試合後には、言葉に出来ない感動がこみ上げてきました。前半、得点が取り消し等に合いなかなか流れに乗れない子ども達。1点リードされて折り返しました。ハーフタイムでは「失敗や判定にイライラして、次の準備が遅くなったり、できるプレーができない方がもったいないよ。自分の次のプレーに全力でしよう!そうすれば、絶対に逆転できるよ。」と送り出しました。後半、子ども達は指示通り100%のプレーを見せてくれました。審判の判定に抗議をしてしまった僕よりも大人だったかもしれません笑。(僕の行為は、絶対にしてはいけない事です。真似をしない事はもちろん忘れて下さい。)そして、試合終了間近に逆転。失点後、落ち込んでしまう事が多かったですが、本当に成長しました。 2試合目は、BOA−Bの出番。BOA−Aの苦戦する姿を見て、萎縮するどころか全員で励ましあい最高の立ち上がりを見せてくれました。 最近、練習でも言っている誉める声がすごく良く出ていましたね。 パスもよくつながり3−1で前半を折り返しました。ハーフタイムの指示は「全員で戦う事!」ほとんどのメンバーが入れ替わった後半、立ち上がりこそ失点しましたが、全員の団結力で見事に勝利を手にしました。誰かではなく「1人ひとりが頑張る事」を見事に実践してくれました。全員が成長した形でしたね。
 そして、ついにBOA vs BOA の直接対決。ここまで両チーム2勝。得失点も+9と+8で本当に互角の実力です。 子ども達の新しい成長を期待して、僕はベンチに入らず子ども達にウォーミングアップ、ハーフタイム、選手交代をしてもらいました。 立ち上がりから、両チームそれぞれの子が、自分達の良さを出し互角の試合展開でした。前半終了間際、1つのミスからの得点でAチームがリードし流れを掴みました。 追いつこうと懸命なBチームのメンバーの頑張りも本当に良かったですね。本当に蹴らずにBOAらしいサッカーを全員が一生懸命プレーしてくれました。 途中、良いサッカーを展開するこのメンバーを誇らしく思い「このメンバーが融合したら‥」とニヤニヤしたり、「どちらかが予選落ちしてしまう。」と悲しくなったりと複雑な心境でしたが、最終的にAチームが3−0という結果で試合が終了しました。試合後(複雑な心境だったので、上手く伝えられたか不安ですが‥)負けたBチームには、この悔しさからの更なる飛躍!!!「あの時負けたから俺達強くなれた。」って後から言えれば良いですね。Aチームには決勝トーナメントでの活躍!を期待しているという話をしました。どちらも、大きく成長するチャンスです。この日の失点場面は、ハイボールからの展開と、攻撃時DF時関わらず逃げてしまった(消極的になり、誰かに任せたりアプローチに行かなかったり。)という場面が多かったです。今後飛躍する為には、しっかりボールを止める、跳ね返す・1人ひとり自信を持ってプレーするが大きな課題となってきます。これからも良い意味で競い合って成長していきましょう!       成


 中野区春季3年生大会 

 同じく6月17日(日)中野区大和小学校にて3年生春季大会予選リーグが行なわれました。前回、快勝スタートを切った勢い同様に本日も素晴らしいゴールラッシュを見せてくれました。前半序盤は硬さも見られ、中々自分達のサッカーが見られませんでしたが時間が経つにつれBOAらしい展開を見せてくれました。徐々にパスが繋がるようになり、サイドから崩すシーンも多くなりました。そしてシュートも打てる様になりました。向かえた前半中盤、先制点を奪うとさらに勢いを増し前半だけで4得点を奪いました。しかし前半を終えてベンチへ帰ってくるみんなは何か上手くいっていないような首を傾げた表情で戻ってきました。ハーフタイムでは「もっとみんななら出来る」という事を確認し、後半に臨みました。後半もBOAのペースで展開されましたが、「あと一歩」というようなシーンの連続でした。クロスバーに当たったり、セカンドボールを相手より先に触れなかったりと・・・。後半もチームとしてボールキープはしていましたが、相手のカウンターで危険な場面もありました。暑くて、最後まで走り切る事は難しかったとは思いますが次回に向けて課題も見えた試合でした。毎試合、試合終了のホイッスルが鳴るまでは諦めず最後まで走り続けよう!予選リーグはあと1試合残っています、気を引き締めて今後もしっかり戦って行きましょう!ご父兄の皆様、本日も応援へお越し頂きありがとうございました。A

 リオ強化5年生リーグ

 6月23日(土)中野区上鷺宮小学校で行われました。

 vs 緑小ファイターズ (小金井) 0−1 4−0 計4−1

 vs ゴールデンキッカーズ(板橋) 1−0 4−0 計5−0

 今日は2試合共に、本当に素晴らしい内容でした。まだまだ技術的な課題は沢山あるものの、メンタル面の成長が最高でした。 初戦、0−1で負けている状態でハーフタイムを折り返しました。 ここで最近、僕の中で流行っている終了スコアーの発表をしました。 相手チームのプレイ、BOAのねらいの達成度と後半の戦い方で終了スコアーを言うのですが(予想スコアーから逆算して選手交代なども行っています。)子ども達の反応は、負けているのにも関わらず全員が「うん。いける!」。この姿を見て、この学年も精神的に成長したと嬉しくなりました。2試合共に、予想スコアーより1点多く取っての勝利がらしさです。 助っ人の4年生の大活躍、両サイドハーフの献身的な運動量とドリブル突破。2ラインにならず中盤をキープし、大切な場面でしっかりと止めてくれるボランチ&トップ下。 前でのディフェンスを身につけつつあるDF陣。暑い中、集中を切らさないGK。 交代選手の大活躍と本当に全員の活躍が素晴らしかったです。 こういう試合を続けていきたいですね。試合が続きますが、これからも頑張っていきましょう!      成

 中野区春季3年生大会 

 BOA−A VS WSC−A (前1−1 後3−0 計4−1)

 6月24日(日)中野区大和小学校にて3年生BOA−Aの中野区春季大会予選リーグが行われました。2連勝スタートし、本日勝てば決勝トーナメント進出の決まる重要な一戦でした。しかし、朝のみんなの表情は全員がこれから試合という気持ちになっておらず、その中でウォーミングアップ・シュート練習を行っていました。そしていよいよ試合がスタートしました、前半早々みんなの気持ちが乗って来ない内に先制点を許してしまいました。やはり試合前からしっかりとした準備をしていかなければ、相手にやられてしまうという当然の展開でした。しかし、その1点でようやく目が覚めたのか?自分達からボールにアプローチをかける様になり前半を1−1の同点で折り返す事が出来ました。ハーフタイムでは戦術面とみんなの奮起を促し、とにかく気持ちで負けない事・走り抜く事を確認して後半に臨みました。すると、前半よりも動きが良くなり間接フリーキックから勝ち越し点を奪いました。その後は危ない場面もありましたが、得点も重ねて見事勝利する事が出来ました。試合後はいつものようにみんなの笑顔がとても輝いていました。 3年生BOA−Aチーム決勝進出おめでとう!しかし、決勝トーナメントに向けて予選のような内容ではまだまだ自分達のサッカーが出来ていないよ。これから夏本番を迎え、さらにレベルアップして戦って行こう!!!ご父兄の皆様、本日も沢山の方々に応援へお越し頂き誠にありがとうございました。        A

 地域リーグ(コレーガ杯)4年生

 Bチーム vs大泉学園 1−2 1−2 計2−4 コレーガ杯

 Bチーム vs大泉学園 0−1 0−8 計0−9 フレンドリー

同じく6月24日(日)中野区桃園第三小学校にてBOA中野4年生のコレーガ杯リーグ戦・第1節が行われました。先日行われた中野区大会で敗戦し、その時の悔しさをもう二度と味あわないと誓い、試合に臨みましたが本日も残念な結果になってしまいました。2敗したという勝敗の悔しさよりも、自分達のプレーが出来ていなかった事や前回の悔しさがグラウンドで表れていない事の方が悔しかったです。試合中、何度も譲り合うシーンが目立ちました。サッカーの試合(特に高学年)においてボール際の争いは勝敗をも左右しますし、そのボールを取るか取らないかでチャンスがピンチになったり、逆にピンチがチャンスに変わる事が多々あります。今日はそのような大切な局面で仲間同士が譲り合い止まった所を相手選手に取られてしまうシーンが多くありました。「誰か?じゃなくて自分だよ」と言うことは常々、口にしてきましたが今日のゲーム内容はまた改めて意識させられる試合となりました。試合後のミーティングでみんなに「悔しかった人?」と問いかけました、そうすると全員が悔しかったと答えました。さらに「何が悔しかった?」と続けました。すると、「負けて悔しかった」と言う意見と何も答えない選手がいました。ただ勝敗に負けて悔しいと言うだけでなく、さらに成長して行く為に実際のプレーおいて自分の中で何が出来て、何が出来なくて悔しいのか?その「何が」を考え、そして解消するためにこれから1回1回のトレーニングを集中して行っていきましょう!ご父兄の皆様、本日も沢山の方々に応援へお越し頂き誠にありがとうございました。 A

 

 中野区春季6年生大会

 同じく6月24日(日)中野区多田小学校で行われました。

 vs しんやま 0−2 0−5 計0−7

 vs 鷺宮   0−2 0−2 計0−4

 この日は、3年生の大和小⇒4年生の桃三でコート作りをして⇒6年生多田小に向かいました。 前回、落雷の危険があり現地で中止になってしまったので、久々の試合となりましたが、前日に良い試合をした5年生が良いオーラーを出しているので今年の6年生の中でピカ1とされる対戦相手しんやまが驚く様なゲームをしようとアップから気合いを入れて挑みました。 押され気味ながらも、時折相手DFライン裏にスルーパスを通し何度か良い場面を作りました。前半15分の失点までは、試合がどっちに転ぶか分らない好ゲームでした。 しかし、失点してからは足が止まり最終的には実力差通りの結果に終わってしまいました。 試合後、久々に怒りました。100%の力を出し切っての大敗なら、「まだまだ練習が足りないよね。また頑張って練習をしよう!」で終わります。しかし、試合後の様子を見ていると、1人の泣くのを我慢している子以外は、悔しいと思っている様子がないのです。それは、試合中のプレーからも感じましたし、試合中のベンチでの様子から(遊びの話をしていました。)感じました。 試合をすると(練習でも)試合の結果だけではなく、自分のプレーの出来、チームへの貢献の面からも足りないと思えば、悔しいという気持ちは自然に沸き起こってきます。 普段の生活でも出来ない事があれば、悔しいという気持ちは当たり前の感情だとも思います。 しかし、あまりにもこの感情に不感症になってしまっている子がいるのです。 この感じる能力の低さが「えっ今、こんな行動しちゃうの?」「こんな事が言えちゃうの?」という行動に繋がってきている様に思うのです。本当は、心の中で思っていてそれが上手く出せない子は、コーチとして引き出してあげたいと思いますが、普段の生活を見ていても周囲の温度に対して明らかに不感症になってしまっている子が多く感じます。 今日は男の子として手遅れにならない様に思いっきり火を点けました。 2試合目、1試合目よりも戦う子が多くなった事に希望を感じます。怒られての意欲は、持続時間が短いです。僕も怒り続けたくはありません。 なんとか心の奥から火を点けたいと思います。今日から本当のスタートです。頑張れ5.6年生! 成