2007年 9月号            

BOA SPORTS 通信

 6年生練習試合

 8月19日(日)中野区多田小学校で行われました。

 vs 豊渓BALOMPIE 2−0 4−0 計6−0

 vs 2試合目       1−1 3−0 計4−1

 熊本遠征に向けての調整試合の最後の日となりました。 暑い中でも4年生からの助っ人も来てくれてました。 テーマは今後の強敵との対戦に向けて守備の強化と次のプレーを考えたボールの止め方とパスの繋ぎ。 ねらい通り無失点でいきたかったが、1失点してしまった。 この1点は声が出ていれば防げたもの。 先日、ある番組でテニスの松岡 修三が子ども達に「お前ら声くらい出せるだろう!!!」と怒っていたが、本当にそんな感じ。 この日僕は子ども達に「お前ら〜‥って松岡 修三に怒られるよ。」っていたずらっぽく何度も言っていたが、声を出すことで失点が防げるのだから、出してほしい。5年生のプレーから夏休み努力している事が伝わってきた。 がんばれ6年生!                              成

 そよ風パークCUPin熊本

 8月23日〜26日3泊4日で行われました。 この合宿は、昨年に引き続き今年で2年目です。 昨年、この大会に参加したチームから4チームが今年の全国大会に出場している事を考えるだけでとてもレベルの高い大会です。 通常中々対戦する事のできない全国レベルのチームやJのジュニアチームとの対戦は子ども達にとって、とても大きな経験となると思います。 また飛行機での移動やコテージをチームで貸しきっての生活など今までの合宿では経験できなかった沢山の事を行う事で人間的にも大きく成長できると思います。 子ども達だけではなく、僕自身も全国常連チームの監督さんとの交流(九州では飲みが当たり前らしい‥笑)は毎回、刺激的でとても勉強になっています。試合結果等はHPに載せていますので、BOA通では今回そういった交流の中で聞いた話や感じた事をまとめたいと思います。
@     現在の子ども達には沢山の経験を!!!

最近の子ども達は‥という話は昔も今もあると思いますが、九州の

子ども達もいろいろな意味で将来が不安になる行動・言動が多いそう

です。これは、僕がいつも言っている相手の気持ちを考える・感じる

と重なりますが、簡単に言うと自分勝手な子ども達(大人も多いで

すが‥)が間違いなく増えているという事です。 そういった子ども

達にはより沢山の事を経験させて伝えていくしかないという事です。

学校や様々なスクールでも教育しています。育てていきます。と言っ

た事はうたい文句の様に耳にします。しかし、現在の子ども達は情報

が多く知識だけが育ってしまっているので、言葉のみの教育や週1回

の短い時間のふれあいでは、子ども達の心の中まで伝わらないという

熱い話で盛り上がりました。

A     沢山の子が目標とする事に挑戦しょう!!!

@の最近の子ども達‥の話続きとなりますが、その経験がより多く

 の人が目標とするものであればあるほど、子ども達に伝わる影響は大

 きいという話もありました。 結果は問題ではありません。本気で目

 標を目指したという経験が子ども達を大きく成長させるのです。その

中でBOAでは、どんな結果でも反省し「じゃあー次は(今から)ど

うすればいいのか?」を考えてもらっています。 目標⇒練習⇒結果

⇒反省⇒目標のくり返しですね。

B     生活が全てプレイに出る!!!

ホテルの人の話ですが「サッカーの事はよく分りませんが‥」との

前置きから、空港からホテルまでバスを運転し沢山のチームをホテル

まで連れて来たそうです。 どのチームの子もバスの中ではやっぱり

子どもなので大騒ぎします。しかし、「はい、着いたよ。」の声を掛け

てから、全員がバスを降り整列し「ありがとうございました。」の挨

拶をするまでのスピードがとても早く驚いたチームが今年も全国大

会で優勝したチームだったそうです。

  その話を聞いて、Jのジュニアの監督さんがこんな話をしてくれま

した。Jのジュニアの合宿で「青はこっち、緑はこっちのゴールを運

んで。」と声を掛けた所、青のチームは18人全員でゴールを運んで

いました。緑のチームは10人でゴール8人は飲み物の準備を始めた

そうです。ゴールは重いしと思って監督さんが見ていた所、緑のチー

ムは5分早く練習を開始したそうです。 この5分の差が全国優勝に

つながるという話も聞きました。

C     調子に乗らない!!!

熊本ユナイテッドの10番の子はとても小柄でU−12の選手でも

あります。監督さんに「ここまでの選手になるのに他の子と比べて何

か違いましたか?」と尋ねた所、1番に「調子に絶対に乗らない。」

という事。「どういう事ですか?」と続けて尋ねた所、彼は県や九州

のみならず西日本でも有名な選手だそうです。そういう状況になれば

少なからず天狗になってしまいますが、彼は全くそういう所がないそ

うです。例えば、「これ、みんなで持って来て。」と声を掛けると一番

重い荷物を当たり前に持ってくる子です。との事。レッズの小野選手

もグランド外の良い話を沢山聞きます。やっぱり人としての成長も大

切ですね。

 全国レベルの監督さんの話は、サッカーの技術的な話が多いのではと思っていましたが、子ども達の現状・生活の話とサッカー以外の話がとても多かったです。昨年は、なまりが多く(酔ってくると熱くなる方が多いので笑)中々、話に入る事は出来ませんでしたが、今年はヒアリング能力もアップして本当に良い話をする事ができました。
 今回は熊本では、サッカー以外の部分で厳しく接しましたが、クラブとしてまだまだな事を痛感しました。 今までも良い習慣という事で学年ごとに目標を立てて指導してきましたが、もう1度徹底して行っていこうと思います。
 BOAが誉められた事も報告しておきます。技術に関係なく1人ひとりに居場所がある事。勉強になりますとまで言って頂きました。 この部分は日頃から1人ひとりにスポットライトを当てたい、ヒーローにしたいと思っているので誉めて頂いた時は非常に嬉しかったです。 もう1つ。コーチとのスキンシップ(笑)僕のクセで子どものほっぺたをムニムニするクセがあるのですが、6年生の子が嫌がらず黙ってさわられている姿が異様な光景に映ったそうです(笑)。「九州じゃありえないですよ。」「本当に子ども達と仲が良いのですね。」言われて初めて気が付きました(笑) 
 今回、熊本に行ったメンバーが経験した事・他チームの良さ・感じた事をこれからの練習でも率先して行い良いお手本になっていってもらいたいと思います。    成

 さわやか杯 (ブロック大会2回戦)

 9月2日(日)板橋荒川Gで行われました。

 vs 成増少年(板橋) 1−1 0−2 計1−3

 5年生になってからサッカーを始めた子も多く、練習中の様子も???なメンバーも6年生になって様々な事を乗り越え、熊本での頑張りもあったので、試合前から楽しみな試合でした。 この試合で化けてくれる予感がしていたのです。 試合が始まると熊本でやってきた事が十分に出ました。 攻め込まれながらもしっかりと守っています。そよ風であれだけの相手と戦ってきたので、絶対に大丈夫という確信がありました。 そんな中、キレキレのドリブルで相手DFをかわしてのシュートで先制! その後もその前に吹かれた笛(ファールの判定)により無得点となったゴールありとねばりのあるDFからのカウンター攻撃で何度もチャンスを作りましたが、失点をするとその後立て直せず負けてしまいました。 この試合、BOAのメンバーのパフォーマンスがはっきり2つに分かれました。 努力を続けてきた組みとサボってしまった組み。 「俺はやって来たよ。」と言う子もいるかもしれませんが、あまりにも出来が違うので外から見ているとはっきり分ります。 そよ風・ブロック大会に向けて何枚も僕は手紙を書いて配りました。それをよく読み実際やった子はこの2ヶ月間で驚くべき成長をしています。このチームはスタートが遅い分、全員が100%の力を発揮しないと勝利する事は難しいです。 そして成功を手に入れる為には、努力を続けなくてはならない事。相手があるスポーツならその相手以上に努力しなければ、成功は手に入らないという当たり前の現実をもう1度、しっかりと理解していきましょう! 試合後、子ども達から良い誓いの言葉を聞く事ができました。試合後だけでなくその想いを続けていく事が何よりも大切です。 これから卒業までの半年間で良い思いができる様に頑張っていきましょう!    成

 1・2年生交流試合

 同じく9月2日(日)
中野区稔ヶ丘高校にて1・2年生の交流試合が行われました。午前中に2年生の部が行われ、午後から1年生の試合が行われました。1・2年生とも鷺宮・中村と各チームと2試合づつ行い、1日4試合という大きな経験をしました。夏休み最後の日曜日に沢山の方々にご参加頂き誠にありがとうございました。試合の方も夏の暑さに負けない熱戦を繰り広げてくれました。
午前中に行われた2年生の部は悔しさが大きく残る結果でした。今日のテーマは@夏の成果を発揮する事A地域の枠を超え、全員で戦う事を掲げ試合に挑みました。第1試合・第3試合と鷺宮と戦いました。どちらの試合も前後半ともに開始の5分は勢い良くプレー出来ていました。しかし、徐々に失点を重ね、疲れも出てくると急に足が止まって動かなくなるという悪い癖が出てしまい同じようなパターンで連敗してしまいました。第2・第4試合は中村と戦いました。この2試合は自分では無く誰かに任せるプレーが多かった気がします。その為、全体を通し相手ペースになり倍以上ものシュートを打たれてしまいました。確かにこの夏の成長を感じさせるプレーも沢山ありました。特にスピード面でレベルアップを感じさせてくれました、ドリブルスピードもそうですが相手を追いかける時のフリーランでも追い付きカットするシーンが多々あったと思います。最近の練習では必ずウォーミングアップ時にスピードメニューを行います。少しづつではありますが、速くなったかなぁという子が増えてきました。誰かと比べるのではなく一人一人が少しでも速く走れる様にこれからも練習を続けていきましょう!
午後に行われた1年生の部も頑張りを見せてくれました。1年生は対外試合自体が初めての子が多く興奮気味にプレーしていた場面も多かったですが、最後まで良く頑張りました。今日は勝敗と言うよりも1日を通じてチームプレーを勉強出来た事が良い経験になったと思います。合宿で一緒だった友達とも久々に顔を合わせ、何だか嬉しそうに可愛い表情をする子が多かったです。これからもっとたくさん試合を経験し、一歩づつ成長していきましょう!試合後には「悔しかったから、練習を頑張る」という子が殆どでした。この言葉に期待し、一生懸命練習して行きましょう!!!A

 中野区春季2年生大会

 9月9日(日)中野区大和小学校にて2年生の春季中野区大会が行われました。予選リーグ残り1試合となり、引き分け以上で決勝トーナメント進出というプレッシャーのかかる試合ではありました。しかしチームが1つになり全員が頑張ってくれました。朝、挨拶した時は久々の公式戦で子供たちも興奮していましたがウォーミングアップでしっかり準備し、試合に挑みました。
相手も2連勝してきたKFCとの対戦でした。序盤はお互い譲らず、一進一退の攻防が続いていました。しかし中盤にBOAが混戦から抜け出し、先制点を取りました。その後も相手ゴールを脅かし、前半終了間際には追加点を上げ、とても良い形で前半を終えました。勝利を誓い向かえた後半、前半同様に熱く戦い、必死にボールを追っかけました。終了間際には多少、疲れを見せ足が止まってしまう場面もありましたが気持ちでプレーし続け見事勝利を収めました。今日の勝利は本当に全員が1つになり、戦えた証拠です。みんなが「全部、出たい」と張り切っていたし、例えベンチで応援していても試合に集中し仲間に声を掛けていました。そういう姿勢が勝利に繋がったのだと思います。来週には決勝トーナメントが控えています。一週間でさらにレベルアップし優勝目指して頑張りましょう!ご父兄の皆様、本日も暑い中、応援へお越し頂き誠に有難うございました。A

‘07スマイルリーグ(3年生)

 9月17日(祝)杉並区杉並十小で行われました。

BOA中野 vs 杉並十SC  1−0 0−0 計1−0

BOA中野 vs 豊渓バロンピエ  1−0 1−2 計2−2

BOA中野 vs ビートル11 0−3 0−3 計0−6

 BOA中野3年生は、ここの所の試合では連敗をしていました。負けるという結果は大きな問題ではありませんが、全力を出さないで試合が終わるという姿勢がずっと続いていたので、この日のテーマは「負けるなら全力を出し切って負けよう!」でした。 外から見ていると相手選手がドリブルで自分達のゴールに近づいて来ても誰も止めに行かない場面が多いのです。「外してくれたらいいなぁ。」「(仲間が)点を取ってくれたらいいなぁ。」「勝てたらいいなぁ。」という声が聞こえてきそうなプレーぶりでした(笑)。 コーチングでもそういう部分をとにかく伝えました。 1試合目は久々の勝利を味わう事ができました。2試合目、パスもつながりドリブルからのスーパーゴールもあって2−0でリードしてから最後の最後で追いつかれ引き分けとなってしまいました。試合後に子ども達に聞くと「勝ちたい!」と言いますがその為には、相手からボールを奪うという強い気持ちがないといけないという部分が伝わってない様に感じました。 その部分の説明をすると3試合目大量失点をしながらも、時折それぞれの子の戦う気持ちを見る事ができました。 本当にすごーくゆっくりな成長ですが、自分達が戦ってないという部分を今日は気づけたと思います。突然、全員が戦う集団になる事は不可能だと思いますが、1歩1歩男の子の気持ちを育てていきたいと思います。 次回はもう少し戦える様になっていきましょう!          成

 中野区2年生大会 準優勝!!!

同じく9月17日(祝)中野区新井小学校にて中野区春季大会決勝トーナメントが行われました。4月から始まった春季大会ですが、雨天中止や夏休みなどを挟み、ようやく決勝の日を迎えました。子供たちも朝からいつも以上の気持ちを見せてくれていました。少し緊張気味ではありましたが準決勝からとても熱い戦いとなりました。準決勝は明愛との対戦でした、序盤から押せ押せの展開で何度も相手ゴールに迫りましたがポストなどに当たり中々、得点できません。結局、前後半とも精一杯戦いましたが0−0の引き分けでPK戦に縺れ込みました。PK戦が始まる前、ふとみんなが1年生だった頃のスターキッズサッカーフェスティバルでのPK戦を思い出しました。その時は惜しくも敗れていたので、一瞬不安が押し寄せましたが、蹴る順番を決める際みんなが「蹴りたい、蹴りたい」と積極的にアピールしてくれました。その瞬間にもう勝負は決まっていたのかもしれません、みんなの強い気持ちがキッカー・キーパーの子に伝わり、見事PK戦に勝利しました。子供たちが結果で成長を感じさせてくれた瞬間でした、特に公式戦のプレッシャーの掛かる場面で一人一人、落ち着いてキック出来ていました。応援していた子も1球1球に集中し、歓喜していました。休憩を挟み、迎えた決勝戦は鷺宮との対戦でした。この試合は一進一退の好ゲームでした。言葉で表すのは難しいですが、とにかくみんな頑張りました。ただ、サッカーの神様が少し相手チームの方に味方し、惜しくも1−0で敗れました。技術的な事よりもこの時期の子達にとってとても大切な集合や挨拶・話の聞き方と言った良い習慣の面が相手チームの方が素晴らしかったです。その差がグランドで出てしまいました。そういう習慣をチーム全員が意識し、実行出来るようになれば、次は必ずサッカーの神様はBOAに見方してくれるでしょう!技術的なレベルUPも勿論大切ですが、こういった集合・挨拶・話の聞き方の面はチーム全員が完璧になる様に頑張りましょう!本日も暑い中、沢山の方々に応援へお越し頂き誠にありがとうございました。結果的には「あと一歩」という形になりましたが大会を通じ、チームとして個人としての成長が沢山見られました。これも皆様のご理解と温かいご協力があっての事と感謝しています。今後も宜しくお願いします。A

 ジュニア大会 (4年生ブロック2回戦)

 9月22日(土)板橋荒川グランドで行われました。

 vs 九曜FC 1−2 0−0 計1−2

 ブロック大会だけは、他の試合や大会とは違った方法で選手を選び出場をしています。試合や大会も基本的にサッカーを大好きになる為の1つの手段と考えていますが、中央大会(都大会)まで続くブロック大会は目標を持ち、それに向かって努力するという事を学ぶ1つの場と考えているからです。 メンバー発表のプリントを配った後の子ども達の、反応は僕達の考えねらい通り、「俺達はBOAの代表だから頑張る!」や「5年生になってもブロック大会あるんでしょ?その時は選ばれる様に頑張る!」といった前向きな考えを沢山聞けて嬉しく思っています。何を基準に?という質問があると思いますが、一言で答えると「やる気」です。上手い下手というよりも練習や合宿、Far Starなどへの参加率。 練習中の様子。「もっと上手くなりたい!」という気持ちが伝わってくるかどうかです。 そんな選手は、沢山練習したいという気持ちがあるので集合や話の聞き方はもちろん練習中も「上手くなる事」を最優先に行動してくれます。 1試合でも多く経験して成長するがブロック大会の大きなテーマですので、上記の様な事を基準と思って今後の練習でも心がけて下さい。
 試合は、立ち上がりパスも回り最近、取り組んできた形が本当によく出て先制点を奪い最高のスタートを切る事ができました。 子ども達も良い意味の興奮状態で何度も決定的な場面を作りました。 しかし、たった1回のコーナーキックからの失点で流れが変わってしまいました。流れが変わったと言っても相手チームがゴールに迫られている分けでもなく、どこかプレーに余裕がない感じでパスも微妙にズレテイルしるしシュート、ドリブルの判断も「そっちを選ぶか?」って感じで一生懸命なんだけど落ち着かない状態のプレーが続いてしまいました。 そんな中、再度コーナーキックからの失点で逆転されてしまいました。 ハーフタイムで気持ちの部分の修正をして何度もチャンスを作り、決定的な場面が本当に沢山ありましたが、得点する事はできず1−2という残念な結果になってしまいました。
 結果は、残念な結果でしたが良い部分も沢山ありました。 練習してきたボール回しが完璧ではないといえ、随所に見られた事。 ドリブル突破など1vs1の場面ではほとんど負けてなかった事。 もうちょっとこのメンバーの試合をみたいなって思うくらい良い試合でした。 試合後HPからメンバー達が沢山の宣言をしてくれました。 課題は相手チームの方が1枚上だったハイボールに対する技術と自信だね。 今回の悔しさがどれだけ成長させてくれるかワクワクします。本当に良い試合だったと言えるのは、今後のみんなの成長にかかっています。 あの時負けたから俺達はこれだけ成長したんだって言える様に頑張りましょう!               成