2008年 8月号            

BOA SPORTS 通信


 ‘08第1回サマースクール

 7月25日〜27日2泊3日で茨城県つくば市にて行われました。今回は1・2年生が36人参加して頑張ってくれました。合宿は3日間集中してサッカーの練習ができる為、子ども達の成長を見る事ができます。 練習のテーマは『ドリブル』です。 ウォーミングアップから沢山ボールをさわり様々なフェイントにチャレンジしました。 サッカーを始めたばかりの子は、ボールの性質が分らず強く蹴ってしまいコロコロとボールが転がってしまい思う様にコントロールができません。 沢山さわる事でボールを自分の支配下(足元)に置いていられる様にする事が最初の目標なのですが、この3日間で決められたグリッドの中でトレーニングができる様になってきました。毎回の合宿で感じるのですが、子ども達の成長の早さは感動ものです。

2日目の昼は1年生と2年生を別々のタイミングで練習をしました。(1年生が練習の時は2年生がホテルで休憩という感じです。)ボールマスター表も沢山練習しました。この合宿で念願のボールマスター表をゲットした子も沢山いました。5回できた瞬間、走り回って大喜びする姿を見て、とても感動しました。ほとんどの子が記録を更新していました。合宿が終わっても夏休みに続けて頑張ってね。

 夜にはナイタートレーニングも行いました。照明の中で元気いっぱいにプレーする姿はとても格好良く見えます。子ども達の体力を考え、このナイター練習は体力的にも参加できる子はナイターに行こう。と声掛けをしますが、熱が出てしまった子1名をのぞき(その子は熱があるのにも関わらず参加しようとしていましたが‥笑)全員の参加でした。上手くなりたいという気持ちが本当に伝わってきました。 ナイタートレーニングでは、シュートチャンピオンや王様(1vs1)を行い、大盛り上がりでした。

 3日目は練習を頑張ったごほうびと暑い時間帯を避ける為にプールを思いっきり楽しみました。流れるプールで浮き輪取りや追いかけっこ。突然コーチに投げられた子も沢山いたね(笑)。スライダーでも沢山遊びました。 はだかの付き合いではないですが、3日間を通してサッカー以外の時間でもみんなで楽しむ事で違うチーム、違う学校の子ども達がすごく仲良くなっていく姿を見れて嬉しかったです。最後は集めたBOAコインでお店屋さんです。お菓子やおもちゃやサッカー用品を嬉しそうに買い物していました。バックに入りきらない子もいましたね。BOAコインを集める為に頑張った事は、よいサッカー選手になる為にも大切な事ばかりです。BOAコインは合宿の時だけだけど、これからも続けていこうね。

 今回は大学生や高校生・職業体験として中学生のコーチが合宿を盛り上げてくれました。 医療や保育を勉強している子ばかりなので、とても心強かったです。 体調を崩してしまった子も女性のコーチ達が温かく看病してくれました。どのコーチも次の合宿も参加させて下さい。と言ってくれているので楽しみにして下さい。

 熊本に向けた練習試合

 7月31日(木)朝霞市上内間木サッカー場で行われました。

 vs ペルナール  0−0 0−4 計0−4

 vs プログレッソ 0−2 0−1 計0−3

 vs プログレッソ 0−1 1−1 計1−2

 相手チームにも恵まれ、とても良い試合ができました。 失点した場面のほとんどは、ボールを回そうと後ろに下げたボールを奪われてからの失点でした。これを防ぐ為には1つはボールを受ける時のポジションです。 深くポジションを取れれば相手のプレッシャーを受けるまでに時間があり、良い判断で次につなげる事ができる所、受ける前の準備をしていないので(本人はしているつもりの様ですが‥)

相手のプレッシャーで奪われてしまう。 もしくは、プレッシャーを怖がって蹴ってしまい奪われてしまう場面が多かったです。 これまで何度もくり返し練習してきていて、その中で伝えてはいましたが試合での失点で理解できたと思います。 失点に繋がらなくても準備不足でパスコースを作れなかったり、相手に決定的な形を作られたりと5歩、10歩の準備を怠った事でピンチを招き、チャンスを逃す場面が目立ちました。 毎年、熊本遠征では得失点分1日の終りに走る事にしています。1つはこのたった5歩、10歩サボった事によりチームメイト全員が試合中どれだけ走るかを体感する為。 他のチームメイトの事を考えれば、試合中の10歩を大切にしてほしいという願いです。 もう1つは、走力の部分です。今日の埼玉のチームと比較してもそうですが、走力の部分の差は九州に行くともっと感じます。

 試合後、走っているBOAの選手を見てびっくりしていたお母さんがいましたがお話する事ができて良かったです。25kmマラソン・合宿での走りこみ・練習中でもスピードのメニューをここ数年はやってきているので大丈夫です。 疲れからのミスやサボりも多く、まだまだ足りないくらいです。 とは言っても僕は「オラオラ、後10周じゃあ!」とか言って鬼コーチになる訳もなく(笑)、毎回、一緒に走っています。 はじめは「無理だよ。」と言っていた子ども達が励まし合う様になり、これまでの梅屋の合宿の走りこみもそうですが、メンバー全員が団結します。鳥肌がたつくらい感動しますよ。当日、走りこみがないくらいの結果だったら1番ですけどね‥。 今日は、平日のとても暑い中テントを張って頂いたり、飲み物や氷の準備ありがとうございました。 熊本に向けてやれるだけの事をやって逞しくなって帰ってきたいと思います。                    成

‘08第2回サマースクール

 8月3日〜5日2泊3日で茨城県つくば市にて行われました。3・4・5・6年生で35人の子どもが参加してくれて頑張ってくれました。練習のテーマは、沢山ボールをさわる事を土台に爆発的に奪ってからスピードUPという守備のトレーニングと得意な形を作ってのシュート練習をテーマで行いました。 DF面では、今回の合宿で行った良いポジションから爆発的に奪う形を全員が理解すればパスを回されての失点は減ってくると思います。難しいパス回しやフェイントで相手選手をかわさなくても、この形で奪うだけで3〜5人を置き去りにする事ができると思うので守備だけでなく、攻撃にも活かされます。 大切なポイントはスピードに乗った状態でのボールコントロールです。今後も意識して練習していきましょう!

 OF面のシュート練習では各ステージがあって自分で選択して練習できる様にしました。自分で「僕はドリブルからシュートをまず自分の形にしたいなぁ。」と思えば、ジクザクドリブルからシュートを何度も練習してよいし、GKとの1vs1を強化したいと思えば、そこで何度も練習をする。 クロスをダイレクトでシュートするゾーンもあれば一番難易度が高い、DFとかけ引きをしながらパスを受けシュートをするステージも作りました。 「考える力」を育てたいといつも言っていますが、今回の合宿では自分で練習を選ぶ所から「考える」が発生する様にしたのです。 一番、難易度が高いステージでは「どうやってシュートの形に持っていくか?」という部分を考えてプレーしなくてはなりません。 子ども達は、BOAコインゲットの為という最高のモチベーションで各ステージに取り組んでいました。こちらの意図した部分とは少しずれていて、空いているから、とか簡単だからと言った部分で選択して行っている子もいましたが、それでも十分に「考える」という作業はしています。3年生でも自分で選んで行っていたので、今後も合宿ではこういう練習方式も取り入れていきたいと思います。

 初日の夜に行ったナイタートレーニングも盛り上がりました。ドリブルの練習も1vs1、シュートチャンピオンも全員輝いています。 やっぱりナイターはテンションが上がるのですね。 くり返し行った試合も早速練習の成果が出てゴールを意識したプレーの連続でした。 3年生はめちゃくちゃキックが少なくなり、4年生は勝負を意識する子が増えました。 5・6年生は自分の課題を意識して練習する子が増えました。本当によい傾向です。(写真は4年生GKりょう君。この合宿、沢山のシュート練習ができたのもGKとして頑張ってくれた彼のおかげです。)

 2日目の午後はプールです。今年はリクエストもあり、プールの時間を伸ばしました。スライダーや流れるプールで思いっきり楽しみました。 なかには10回以上スライダーを滑ったっていう兵もいて、後半のスライダーはBOAの貸切状態でしたね。僕も子ども達以上に楽しんだかも‥。スライダー最速はまだまだゆずれません(笑)。 夏合宿の時は気温的や子ども達の体力的にも欲張って練習、移動、練習、移動とくり返すよりも今回の様に午後は思いっきりプールにした方が逆に練習も集中できてよいですね。 来年も今回の様なスケジュールで行きたいと思いますので楽しみにして下さい。

 3日目の練習は、試合を沢山行いました。チームをいろいろな組み合わせで行っていきます。 学年対抗にしたり、バラバラにしたり、誰とプレーしても楽しんでプレーできる様になってきたのが嬉しかったです。 中野の6年生と練馬の3年生が仲良くなったりと本当に楽しそうでした。1試合ごとにBOAコインがかかっているのでどの勝負も真剣なんですけど、その中で生まれる友情は素晴らしかったです。 最後は恒例のお店屋さんで沢山の買い物をして満足そうでした。 第1回・第2回と沢山の子ども達に参加して頂き、ありがとうございました。第1回の時にも書きましたが、いろいろな発見や成長する姿が見れて充実した時間でした。また次回、よろしくお願いします。                     成

熊本に向けた練習試合

8月6日(水)練馬区大泉小学校で行われました。

 vs 関町  2−1 3−1 計5−2

 vs 大泉小 2−0 3−0 計5−0

 九州遠征に向けた最後の練習試合です。今年は日程的に可能なかぎり試合を行い、調整をしてきました。ボールマスター表や25kmマラソンもそうですが、自らが目標を持ち、それに向かって努力するする楽しさを知ってほしいという願いからです。この九州遠征で言えば、個人だけで努力するのではなくチームとしても学年を越えて1つの集団として成長してほしいという願いもあります。今日は最終確認を行い、とても良い準備ができました。特に2試合通してDF陣の攻撃参加が素晴らしかったです。「行ける時は前へ!」の進化した形でスピードにノッテボールを奪い、そこから攻撃に移る練習を行ってきました。その形が非常によい形で出ていました。 2連勝、そして内容的にも良い形で終われたので子ども達も自信を持って九州遠征に行けると思います。 少しずつバケツなどの準備も自分達でやれる様になってきましたね。 生活も含めて、九州で何を感じ、どれだけ吸収して帰ってきてくれるかが楽しみです。                            成

 九州遠征!!!

 8月8日〜11日の3泊4日で行われました。「九州で強いチームと戦ってブロック大会優勝できる様にがんばります。いってきます!!」とキャプテンけいご君の力強い挨拶で羽田空港を出発しました。 飛行機の中もハイテンションです♪ 面白エピソードの1つは、機内サービスを持って来たCAさんから「お飲み物は何になさいますか?」と聞かれて「いいです。」「オレンジ、コーラー、ゆずジュース‥‥。」「いらないです。」頑なに断っています。僕はニヤニヤして聞いていて一言。「無料だよ。」‥「そうなの?僕コーラーお願いします!」「りんごジュース!」断っていたのは有料だと思っていたのです(笑)。何でも経験ですね。

 飛行機でハイテンション♪バスに乗り会場について子ども達はさらにハイテンションに♪ 今年の夏はカメールーン代表が合宿して有名になった中津江村です。最高の芝生とサッカー専門施設という最高の環境で生活する事ができました。


マクドナルドU−12カップ in中津江

【予選リーグ】

 vs ソレッソ  (熊本)0−2 0−3 計0−5

 vs 西南FC  (福岡)1−2 2−0 計3−2

 vs 明倫JSC (佐賀)1−0 2−0 計3−0

 vs 出水FC  (熊本)0−0 2−0 計2−0

【決勝トーナメント】

 vs ブルーウイング(大分)0−3 0−5 計0−8

 vs ブレイズ熊本 (熊本)1−1 0−1 計1−2

 vs 唐津     (佐賀)1−3 2−2 計3−5 20チーム中8位

【練習試合】

 vs 荒尾JFC     (熊本)0−0 2−0 計2−0

 vs フラッププライド青葉(福岡)0−2 0−2 計0−4

 vs プラリンFC   (鹿児島)1−0 1−0 計2−0

 vs ブレイズジュニア  (熊本)1−1 0−2 計1−2 

 初戦から九州トップクラスのチーム、ソレッソ戦でした。熊本空港からの移動で気持ちが悪くなった子が居たり、朝の集合も早く長距離の移動でベストのコンディションではなく、到着直後の為「ベストの状態でやらせてあげたかったなぁ」という気持ちもありましたが、そんな言い訳は関係ないくらい素晴らしい相手でした。

(こういう経験も海外から代表に移動して参加する選手の大変さや、逆にキリンカップに参加する他の国の選手のコンディションはどうか?等、知る事ができたと思います。)技術・運動量・激しさ・スピード・コミュニケーション(声)全ての面で勉強になったと思います。 その後に対戦したチームもいつも対戦できるチームとはまた違った意味の激しさや完成されたサッカーをするチームと対戦する事ができました。そんなチームと最高の環境で試合ができるだけで幸せです。 その中で子ども達には「ここで感じた事を筋肉に血に変えて帰ろう!」と言い続けました。ただ来ただけでは、血や筋肉にはなりません。全ての事を吸収するつもりでアンテナを張って観察し、自分達との違いを考えその中で何ができるのか?を全力で行おうと何度も話しをしました。 子ども達は「九州で吸収して帰る(笑)」を合言葉にいろいろな事を感じてくれたと思います。

 生活面でも大人への第1歩!

 毎年、九州遠征時は全ての事を自分達で行うという事を裏テーマにしています。普段の生活の中でお母さんやお父さんにやってもらっている事を当たり前と思わず、自分達で行う事によってその大変さも知り、感謝できる様になってほしいのです。この遠征前の試合時から少しずつこの事については伝えていきました。しかし、その中でも当日沢山の失敗がありました。 2日目の朝には、6年生が寝坊をして散歩に来なかったり、試合と試合の間に寝てしまって本来の調子でプレーができなかったりと細かい事をあげれば沢山あります。 そんな事を夜の指導者の懇親会で話をすると「成田さん、よく我慢できますね。私だったらキレて子ども達がどうなるか分らないですよ。」九州の熱〜い指導者です。今回は流石に手を上げている場面を観る事はありませんでしたが、至近距離から顔面にボールをぶつけられたり、試合後に延々と怒鳴られたり、走らされている姿を見ました。 僕もイラっとしたりします。しかし、こういう失敗は必ずあるという事も分ってる上で行っているのです。失敗をする前に「次は〜しなさい。」「どうして〜しないの?」の言ってしまうと本当に考えられない子に育ってしまいます。次に失敗をしない為、成長する為に多くの事を感じて考えてほしいのです。 そんな中、キャプテンけいご君を中心に4日間やり切りました。テントを張ったり、自分達の飲み物を準備したり、合宿所なので食事の後もしっかり片付けなければなりません。洗濯も自分達で行いました。5年生、6年生が協力している姿を何度も見ました。 最終日の夜には、「今回、この合宿に行かせてくれたお父さん、お母さんに手紙を書こう。」と手紙を書かせています。内容は子ども達との約束の為、本当に読んでいませんが遠征後の練習の後に「手紙を読んで本当にホロリときちゃいました。」とか「手紙を読んで感激しました。成長の場を用意して頂き本当にありがとうございました。」という様なお話を聞いたので、子ども達は沢山の事を感じ、少しでも感謝の気持ちを持つ事ができたのだと信じています。

 受け継ぐチームとしての成長

 九州の大会合宿に参加すると夜に指導者懇親会という飲み会(笑)があります。九州という土地柄もあって熱い夜になるのですが‥毎年、僕はこの場で非常に勉強させてもらっています。その時の話でソレッソのコーチに「さすがですね〜。」と言うと「あれは3年前のBOAさんからパクったんですよ。」と技術的な事や練習方法についての話を聞きました。 今や熊本県の新人戦で優勝し、今回参加したどのチームの方も九州トップクラスのチームと言われるソレッソさんからそんな話を聞くと嬉しいけど複雑な気持ちです。僕はサッカーのプレーも人としての成長も将来の為に行っているのでチームとしての完成度は卒業間近になります。卒業までに間に合わない年もあります。それでも将来を大切にしたいのです。 しかし、その学年が卒業するとまた1から毎年チーム作りを行ってきた為に、どうしても伝えきれない部分もできてしまうのです。そう言った意味で見ても昨年、5年生時に参加したけいご君は1年前の経験からか本当に頼もしいキャプテンに成長してくれました。1人で泣きそうになりながらチーム為の仕事を行っている彼の姿を何度も見ました。前回、現在U−13日本代表でも活躍するテンマ君を目の当たりにしました。この1年間「なんでオレだけ〜。」と僕と衝突した事もありました。しかし、今回はいろいろな仕事をやっている自分に他のメンバーが気付いてくれなくても1人で頑張ってくれました。本当に成長したと思います。今回は5年生が10人も参加してくれました。 もちろん、まだまだな部分もありますが、多くの事を感じてくれたと思います。この遠征だけでなく、試合等の活動も何人かは下の学年の子が参加するようにしています。6年生は自分達の背中を5年生が見ている事、5年生は多くの事を観察していかなければいけませんね。サッカーのプレーだけでなく、チームとしても引継ぎ受け継いでいってクラブとして成長していければと思います。 嬉しい事に来年の春新5年生で来て頂けませんか?とお誘いを受けました。いろいろと準備や調整があるので確実にとは言いませんが、現4年生はそんな話もあるという事を頭の片隅にいれておいて下さい。

 『感じる力』を育てましょう!!!

 サッカーの夏休みが終り、18日から練習が再開されました。この休み明けの練習を僕はすごく楽しみにしています。多くの子が合宿に参加してくれて明らかに行く前と違いが見られます。サッカー以外にも多くの事を経験した事により、子ども達が活き活きとしているからです。 野生パワーを全開の子ども達と今年も楽しく再会ができました。そんな中、中野の高学年生の練習終了後です。 ブラシで校庭をならすのがルールですが、「俺、1回やったよ。」と大きな声で言っている6年生がいます。 見ていると何人かが何往復もしていて「変わってよ。」と訴えています。「ねっオレ本当に1回やったよね。」と周りの子に確認をしています。 遠征に行く前の会話なら分ります。遠征中「オレ〜運んだよ。」と他のメンバーが汗だくになって働いていても手伝わない子がいます。そんな子には「サッカーの試合で1回パスを出したら、俺パスを出したからで終り?1回、よいDFをしたら俺DFしたからで終り?チームで試合終了の瞬間までプレーをするでしょ。それと同じだよ。」「全部の準備が終わるまでやらなくちゃダメだよ。それがチームだよ。」という話を何度もし続けました。 サッカーの上達もそこだと思います。チームメイトの頑張りを見て俺も頑張んなきゃとか、誰かのミスをカバーしてあげようと思う気持ちで頑張った事で成長したり、トレセン等に行ってもここに来ただけで上手になる事はありません。周りの選手の良さを吸収して持ち帰らないと上手にならないよ。という話は必ずあります。 今回も「ちゃんと持ち帰ってくれているな。」と嬉しくなる様な成長している姿を沢山の子に見せてもらいました。 しかし、あの環境の中で何も感じていない事には困ってしまいます。

 話は変わりますが、僕はよく子ども達同士のやり取りの中で「今、嬉しいと思ったでしょ。そういう時相手に嬉しかったよ。と伝える良い言葉があるんだよ。『ありがとう』って言う言葉だよ。」と言います。 逆に本人がそのつもりはなくても、その子の行為で誰かがイラっとしたのが分った時には「コーチが代わりに謝っとくわ。本当にゴメンね。」なんてよく言います。 僕が伝えたいのは、ありがとう!やごめんね!を言わなくちゃいけないという事ではなくて、そういう風に感じてほしいという事なのです。 BOAの子ども達はすごく立派な挨拶はできないかもしれません。だけど感じる能力は高い人に育ってほしいと思うのです。周りの大人がどっちを喜ぶかは十分理解しています。 しかし、僕の中では「反省だけなら、さるでもできる」ではないですが、(当たり前の話ですが、あれは、ポーズを取る様にしつけられているだけであのサル自体が反省している訳ではありません。それを人が喜ぶだけです。)挨拶も同じでしっかりと感じて発信してほしいのです。もちろん、最低限の挨拶は指導しています。しっかりと感じる事ができれば、選手として人として成長していけます。そういう人間が増えれば地球環境だって世の中だって絶対によい方向に進んでいくと思います。 この『感じる力』については、これまでも何度もBOA通で伝えてきましたが、先日、中村 俊介選手の書いた『察知力』を読んでも同じ様な事が書いてあり、確信に変わりました。『感じる力』がないと考えないですものね。 これからも子ども達の『感じる力』育てていきたいと思います。 

東京都大会2連覇を目指して!!!U−18

 8月9日(土)駒沢屋内球技場、8月10日(日)青梅市総合体育館にて行われました。

【1次ラウンド】

   vs 関東第一フットサルB 2−1 3−0 計5−1

   vs 十条FC U−18  1−0 1−1 計2−1

【2次ラウンド】

   vs フットボウズ     2−1 3−0 計5−1

   vs 府中アスレティク   2−0 1−2 計2−2

決勝戦vs 無我         0−2 1−0 計1−2 準優勝

 残念ながら準優勝でした。3年生には、これが最後の大会。
試合終了後直ぐの閉会式は、その時の彼らにはとても辛かったと思います。
個人個人の能力は、間違いなく彼らが一番だったし、彼らのプレーは最後まで観客席を沸かせていました。
過ぎたことを悔やんでも仕方ないのですが、決勝リーグ最終戦のVS府中アスレチックFCユースでの、ゴレイロ一発退場が痛かった。前半を2-0で折り返したなかでの試合だっただけに。ゴレイロの心情としては、あれは手が出てしまうでしょう。問題は、ゴレイロと二対一の状況を作ってしまった展開。2点リードでの展開ではなかったですね。基本、攻撃は自由にやらせていましたが、あそこは指示すべきでした。
得意の「まずい」という思いも感じました。しかし、その後どうにか同点で終わらせ、勝ち点で並ぶ府中と得失点差で差をつけ、決勝に。退場になった選手の態度も立派でした。
これまで、相手チームの分析をして臨んで来ましたが、決勝は、本日一人しかいなかったゴレイロの対応に頭が行き、選手たちから不安材料を取り、自信満々で試合に入っていかせることができませんでした。
トラブルによって指導者としての力の無さを考えさせられました。まだまだだなぁ
と。
決勝は敗れはしましたが、逆に彼らは、自分たちの力や仲間たちとの協力により、トラブルに対応したりと、貴重な経験をしたと思います。これからの人生において、お金では買えない財産だったんではないでしょうか。
この二日間、強烈な個性の集団と過ごし、私自身も成長したことが沢山ありました。そして、何よりも楽しかったです!みんな本当にありがとう!長い二日間お疲れ様でした。                                将


 今年は、九州遠征と重なってしまい将コーチに当日の監督をお願いしました。本当に個性的な集団をよくまとめてくれたと思います。本当にお疲れ様でした。最後の1ヶ月間、3年生になり引退が迫った高校生の練習は週2回行いました。みんな様々な事情がある中、できるかぎりの準備をしての素晴らしい結果だったと思います。10日の夜、ほとんどの選手から「優勝できなくてゴメンね。」と電話がありました。彼ららしく、全員が個別で掛けて来るので(周りに人がいるとテレくさいのか)最後の選手と話し終わった時間は夜中の3時を過ぎていました。

 今回で引退となる彼らですがBOAの歴史を作ってくれたと思います。東京都の公式戦で昨年は優勝と今年準優勝、今年から始まる東京都フットサルU−18プレリーグでも優勝し、昨年夏には高校生クラッキ大会で準優勝して新聞にも掲載されました。この学年の活躍もあり、今年からU−15・U−12年代も東京都フットサルリーグのプレリーグに参加する事ができ、U−12・U−15・U−18全てのカテゴリーで東京都の公式なフットサルリーグに参加する事ができます。全てのカテゴリーで初代チャンピオンを目指し彼らの頑張りを引き継いでいきたいと思います。 電話の中でも「トップチームを作ってほしい」なんて話も出ましたが、まずは自分の進路を大切に考えこのフットサルで学んだ事を活かして頑張ってほしいと思います。電話でも話しをしたけど、この絆は一生続いていく物だからね。気が付けば、長い子では小学校1年生の時からの付き合いでほとんどの子が5年以上という長い年月となりました。この間、沢山楽しい思いもしたし、指導者としても成長させてもらいました。本当にありがとう!そして長い間、お疲れ様!!!  成