2005年 8月号                 

BOA SPORTS 通信

 第1回サマースクール

7月24日〜26日茨城県つくば市にて3.4年生を対象とした第1回サマースクールが行われました。 この合宿には、埼玉県千葉県や他の区に引越しをしてBOAを離れてしまった子も沢山参加してくれました。 遠くに引越しをしてしまってもBOAの合宿を楽しみにしてくれて毎回、参加してくれるのでコーチとしても本当に嬉しく思います。 子ども達は合宿で久しぶりの再会となるのですが、本当に仲が良いのです。 昨年夏、現4年生のみを対象とした合宿を行いましたが、その時も本当に仲が良く、全員が力を合わせた楽しい合宿でした。 今回は、今まで沢山合宿を行ってきましたが、過去これだけ全員が仲良く、楽しく元気の良い合宿はあったかな?と思うくらいの良いムードで全員が頑張りました。 トレーニングのテーマは、通常トレーニングではなかなかできない(広いスペースとゴールの問題で)ドリブルからのシュートとキック。芝生の上での、はだしでのトレーニングやナイタートレーニング(虫が集まってきて大変だったね。笑)も行いました。 今回のメンバーは普段楽しくやっていても、練習時の集中力が高いのでキックは本当に成長したと思います。 ただキックほど、身に付くのが簡単な様で、難しい技術はありません。 これからも何度も考えながらボールを蹴る事で、体で覚えていってほしいと思います。 帰りに「2泊3日じゃつまらないよ!合宿はもっと長くして!」とみんなから言われました。 最終日のお約束のセリフになってきましたね(笑)。 来年は本気で長い合宿を計画したいと思います。

 キーパートレーニング

今回の合宿ではキーパーをやっている子・やりたいと思っている子は3日間、特別メニューを行いました。普段の練習では中々、キーパーの子だけの練習を組む事が出来ないので今回の合宿は非常に良い機会となりました。練習開始のあいさつが終わり、体操やウォーミングアップから別メニューで行いました。特にキャッチングとゴールキックを中心にキーパーとしてのレベルアップを測りました。キャッチングはしっかりとした構えからボールに反応し、来たボールを体の中心でキャッチするということを繰り返し行い、ゴールキックでは裸足でボールを蹴り、キックの感覚を掴む練習をしました。4人が協力し合いながら、一つ一つのメニューをしっかり集中して出来ていました。その結果、シュート練習でキーパーに入った際やゲームで大活躍し、仲間からすごく誉められていました。この3日間で各自、本当にキーパーとしての自信がつき「この合宿で行った特別メニューを普段の練習でやりたい」とみんなが言っていました。
 キーパーをやっている子は普段の練習から学年を問わず集まり、子供達同志で練習を行える環境を作ってあげたいと思いました。今回の合宿をキッカケとして「キーパーの特別メニュー」というBOAの新しい伝統を作っていきたいと思いました。      A

     

第2回サマースクール

 7月27日(水)〜29日(金)、同じく茨城県つくば市にて1.2年生(年長)によるサマースクールが行われました。年長さん・1年生は初めて合宿に参加される方が多く、ご心配された保護者の方々も多く居られましたが、その心配を吹き飛ばすとても充実した3日間となりました。
合宿初日、宿舎に着くなり「早くサッカー行きたい!」や「何時サッカー行くの?」と子供たちのやる気はマンマンです。部屋でボールを蹴り始める子もいました。さすがに僕も注意してしまいましたが、ちょっぴり嬉しい気持ちにもなりました。グランドに着いた子供たちはさらに元気一杯です、普段よりも大きなグランドと芝の環境に、暑さを忘れ一生懸命ボールを追いかけていました。夜もBOAコインを沢山集めるため、みんな必死にお楽しみ会のゲームに参加していました。お楽しみ会は座布団リレーやじゃんけん大会など毎年大変盛り上がります。子供たちの中では一番合宿で楽しかった出来事という子も居ます、お楽しみ会の詳細はぜひ子供たちから聞いてみてください!!!

2日目も子供たちは一生懸命にサッカーの練習を行い、午後からはプールにも行きました。さすがに少し疲れたのか、夕食後お楽しみ会までの時間を各部屋で過ごしている間、寝てしまった子が多く、お楽しみ会は中止になってしまいました。しかし、みんなの寝顔はとてもかわいく、この合宿の充実ぶりが感じられる一時となりました。

そして最終日、1年生は中野VS練馬の試合中心のメニューを行いました。今回の合宿で1年生のテーマにしてきた基本のボールタッチやシュート(ドリブルシュート)を意識した場面が何度も見られ、各自の成長ぶりを感じ取れる事が出来ました。宿舎に戻り昼食後、恒例のお店屋さんを行いました。みんな集めたBOAコインでリュックに入らない程のオモチャやお菓子を沢山買い大喜びでした。
今回1年生は中野・練馬の合同で大部屋で生活をしていました。3日間、共に生活をし更にみんなが仲良くなりチームワークも生まれてきました。今回の合宿は子供たちにとって非常に良い経験になったと思います。保護者の方々、ご協力・ご理解の程ありがとうございました、今後のBOAの活動も宜しくお願い致します。                           A  


 中野区2年生大会決勝トーナメントに向けて

 今回も2年生は沢山のメンバーが参加をしてくれました。 2年生は先日、行われたキッカーズAチームの結果でA,B両チームの決勝トーナメント進出の可能性が出てきたので、ドリブルやシュートの基本練習にプラスして試合を中心としたトレーニングを行いました。 特に合同合宿を行った千葉県からきたプリメイロスポーツとの試合は、学年が上という事もあって良い経験となりました。 天然芝という恵まれた環境の中で良いプレーを沢山見せてくれます。 公式戦を経験した事がすごく成長につながっていますね。 春の合宿では、特定の子の活躍が目立ったのですが、今回は毎回のトレーニングでMVPが変わるのですごく良かったです。 子ども達の中で少しずつ役割も出てきましたね。 BOAでは2年生のうちはポジションを決めて試合をしませんが、自分達で「俺が守るから攻めて!」とか「今は戻って!」などという会話も聞こえる様になってきました。 最終日のA対Bチームの試合を見ていると中野区大会が楽しみになってきました。 本当に両チーム出場できると良いですね。 9月、この頑張りが結果に結びつく事を楽しみにしています。

 第3回サマースクールBチームの奮闘

今年、5・6年生の夏の合宿はBOA初の試みとなる大会合宿に参加してきました。8月20日(土)〜22(月)まで群馬県片品村にて3日間全て試合というハードスケジュールを経験してきました。普段のトレーニングや中野区大会などで準備をして挑みましたが、このHOTAKAサマーカップでは多くの課題が残る結果となりました。
BOABは初日から連敗スタートになってしまい、何も出来ないままアッという間に2試合消化していました。緊張や移動の疲れなどがあったのかもしれませんが、試合後のミーティングで僕は「戦う気持ち・あきらめない気持ちは絶対に忘れない事!常に持ち続けて戦おう」と気合を入れ直しました。すると、2日目の試合では体を張って相手の攻撃を防ぐシーンや待望のゴールなども生まれました。しかし結局、2日目も全敗して未勝利という状態が続いてしまいました。2日目の夜はバーベキューを楽しんだり、メンタルトレーニングで仲間を誉めあったりと最終日の初勝利に向けみんなで意思確認をしました。そしていよいよ向えた最終日、この日はなんとか勝利を目指し群馬や埼玉の強豪チーム相手に懸命に戦いましたが・・・・・。負けてしまいました。

結果だけを見れば、残念な結果に終わってしまいましたがこの悔しさを糧に最後は子供達だけでミーティングを行い、今回の反省やこれからの目標について話し合いが行われていました。今大会通じ子供達一人一人、感じた事もあっただろうし今の自分の実力を気付くという意味では非常に良い大会となりました。この2泊3日だけでも子供たちは成長しましたが今回の経験はさらに一人一人がレベルアップするためのキッカケとなる素晴らしい大会でした。今後のBOAの活動を通じ、子供達の成長ぶりを確認してみて下さい。保護者の方々のご理解とご協力によりBOAとして2チーム登録する事が出来ました。全員が同じ時間数に出場し経験が積めた事が何よりも財産となりました。誠に有難うございました。                           A 

 【BOA SC Far StarA

 20日

 vs リオエステB(群馬) 2−0 4−0 計6−0

 vs イーグルファイター  0−3 0−1 計0−4

 21日

 vs ブレジールC(八王子)3−0 6−0 計9−0

 vs リオエステA(群馬) 0−1 0−3 計0−4

 vs ブレジールB(八王子)0−1 1−1 計1−2

 22日

 vs GOKA(茨城)   2−2 0−1 計2−3

 vs ブレジールA(八王子)0−2 0−2 計0−4

 行きのバスの中では、いろいろな県からチームが来るから東京代表のつもりで戦おうと話しをして盛り上がっていましたが、見事に負け越してしまいました。 相手は6年生中心のチームばかりでしたが、ここまで来てそういった言い訳を言っている時ではありません。 自分達の現在値を一人ひとりが感じる事が出来たと思います。 試合の内容を観ても負けたチーム、優勝したチームでさえ内容的に大きな差がある分けではないです。 しかし、今のBOAは良いゲームをしますが、同じくらいのレベルの相手、自分達より少しレベルが高い相手にどうしても負けてしまいます。 そこで勝ちきれるチームとは何か差があるのです。 1つは気持ちの問題! 1つ例を挙げると、この大会でも1番多かった失点は相手コーナーキックからでした。 コーナーキックの守り方のセオリーみたいな物はあります。 BOAでも失点の度に子ども達で何度も話し合いを行いやるべき事を決めてきました。 しかし相手コーナーキックになるとゴール前からすっと離れていってしまうのです。 失点の責任を負いたくないのか、ゴールを守る為に大切な場所から逃げていってしまうのです。 攻撃時も同じです。 仲間が不利な体制でボールを持っている状態でもパスをもらいに行く子がほとんどいません。 ひどい子になると相手チームの選手の裏に隠れてしまう子もいます。 どちらの場面でも『誰かではなく、俺がやってやる!』という気持ちが大切です。 場面場面で誰かが逃げてしまうと11人対11人のスポーツが11人対10人ひどい時には11対5人のスポーツになってしまうのです。 これは2つ目の勝ちきれない理由にもなりますが、こういった場面で「自分が‥!」と思えない大きな理由が基本技術の低さです。 基本技術は何度も何度もくり返して身につける物です。 BOA通にも何度も書きましたが、僕がブラジルに行って驚いた事がブラジルのフットサルプロ選手でさえ、毎日基本トレーニングにかなりの時間を注ぎます。その繰り返しが自信になります。 BOAでは幼児期からトレーニングに様々な形(各年代で楽しく練習できて、その年代に合った)で基本トレーニングは必ず行う様にしています。 なので5.6年生は練習の仕方は分かっていると思います。 今、自信を持ってプレー出来ないのなら足りないと思うのなら後は練習量を増やすしかありません。 技術が身に付き自信が付いてくるとサッカーがもっと楽しくなります。 攻撃時はもっとボールが触りたくて「俺に出して!」って感じになるし、DFなら相手コーナーキックに「ハイ、目立てるチャンス!俺に任せろ。」という風になってきます。 良いレベルまできているだけにもったいないですね。 本当に1から積み上げていきましょう!
 残念な結果でしたが、報告したい事も沢山あります。 1つ目はキャプテン6年生はるひと君のかっこ良さ! 開会式、BOAはチーム紹介1番の登場でした。 その時、キャプテンとして挨拶をするはるひと君は「東京から来たBOA SC Far Starです。この大会は優勝しにきました。 よろしくお願いします。」と言い切りました。 100人以上の人の前でなかなか言えないですよね。 それくらい自分達のチームを信じている言葉だと思います。 そのかっこ良さは、その後に挨拶をした他のチームの子が全員真似するくらいでした。 本当にキャプテンとして成長してきたと感動しました。 
 もう1つの報告は大会最優秀選手3人の中の1人にともき君、優秀選手にれおん君が選ばれた事。 優勝争いをしていたのであれば、分かりますが今回の結果の中から選ばれた事は本当に素晴らしいと思います。

  

 夏休み                           

 夏休みも明け、サッカーを楽しみにしていた子ども達が元気な姿を見せてくれています。 子ども達の成長は本当に早く、久しぶりに会った子ども達は、真っ黒に日焼けをして、体つきも1回り大きくなった様に感じます。 沢山遊んで、いっぱい食べて、いっばい寝て、沢山勉強をした証拠ですね。 9月は大会や試合が沢山入りました。 夏休みの練習の成果をぶつけてほしいと思います。