2004年 11月号

BOA SPORTS 通信

 スターキッズサッカーフェスティバル

 11月3日(祝)桃園第三小学校にて1年生大会が行われました。

          【1年生】

 

フット

BOA練馬

BOA中野

Des-@

Des-A

 

フットボウズ

 

1-0 ○

4-2 ○

4-1 ○

1-0 ○

1

BOA練馬

0-1 ×

 

0-0 △

2-0 ○

1-0 ○

2

BOA中野

2-4 ×

0-0 △

 

0-2 ×

0-0 △

4

Desporter@

1-4 ×

0-2 ×

2-0 ○

 

3-1 ○

3

DesporterA

0-1 ×

0-1 ×

0-0 △

1-3 ×

 

5

 結果は残念でしたが、またまた成長している姿を見せてくれました。これまでの大会では試合の中でのボールに触る回数がチームの中でもかなり差がありました。 ボールを触っているのは、ほとんど同じ子という感じです。しかし、この日は違いました。 全員が1試合の中でほとんど同じ回数ボールに絡んでいます。 これは、すごく大きな嬉しい成長です。僕は低学年の頃は試合中にまずボールに触る事が大切だと思っています。 ボールをとにかく追いかけ回してボールにさわる。 これによりボールに集まってくる団子(相手チーム、味方プレイヤー関係なく‥笑)の中で沢山の事を体で学びます。 団子の中は体同士がはげしく接触したり、思いがけず強いボールが蹴られてぶつかったりで痛い思いもします。その中で「ボールを蹴りたい。」「試合に勝ちたい。」という気持ちでボールに向かっていける事は勇気を育てます。 それは4年生になっても大切な戦う気持ちへとつながっていくし、ボールを蹴れるようになったけどめちゃくちゃキックしても相手に獲られてしまう。じゃあどうしょう?という考えによる技術の成長へとつながっていきます。 逆にどれだけ上手になってボールを思い通りにコントロールできる様になっても試合中にボールに触れなければ、サッカーをつまらなく感じてしまいます。次の段階の技術の習得やチームプレーに行く前にまずボールに沢山の子が触れる様になってきた事は本当に嬉しかったです。

中野区会長杯3.4年生大会

 11月14日(日)中野区大和小学校にて行われました。 

 キッカーズA  VS  ジェッツB 2−0 6−0 計8−0

 キッカーズC VS つばさA  0−1 0−3 計0−4

キッカーズAは悔しさを味わったブロック大会からの久しぶりの公式戦でした。 試合前、みんなが目標としている場所へはブロック大会負けたことによって『0ゼロ』に戻ったと話しました。この日から、また1歩ずつ目標に向かって進んでいくしかありません。 そう言った意味でもはじめの1歩となる大切な試合でしたが、前半少し固さがあったものの8−0の勝利で夢に向かっての第1歩を進むことができました。
 キッカーズCは3年生中心のチームです。もちろん3.4年生大会なので相手チームには4年生も多いのですが、いつも通りの精一杯のプレーを見せてくれました。 一生懸命にプレーしていることが伝わってくる子が増えてきているのが1番の収穫です。 中にはボールからまだまだ離れていってしまう子もいますが、1年生のフェスティバルに書いたとおり試合中、まずはボールに沢山触われる様に(サッカーはプロの選手でも90分間のうちに1人の選手がボールに触る時間は1.2分と言われているので試合時間の短い小学生は何回と数えるほどしかないですが‥)ボールを追いかける、頭を使うを習慣としましょう。そこがはじめのステップです。 がんばろう!

 11月21日(日)中野区多田小学校で行われました。

 キッカーズA VS キッカーズB 3−0 5−0 計8−0

 僕のくじ運が悪く2回戦はAチームVSBチームとなってしまいました。 結果だけを見ると8点差がついているので、すごい差がついてしまっている様に感じますが、内容的に見ると特に前半はなかなか点数が入らずどちらに転んでもおかしくない流れでした。 対するポジションや時間帯よってはBチームの方が‥と思ってしまうこともありました。 それだけBチームの子のがんばりも素晴らしかったです。 しかし現実的に8点差がつきました。 ここをみんなに考えてほしいのです。
 BOAで同じ時間練習をして、同じ練習メニューで、同じコーチに教わっています。 しかし8点の差があります。 才能?成長の早さ?と思うかもしれませんが、違います。 Aチームに特別足の速い子、体が大きい子がいる分けではありません。 答えは簡単です。 Aチームにはサッカーに対しての想いが強い子が多いのです。 それは自主練(本人は練習と思ってないかもしれませんが‥。)の時間も変わってきますし練習中の集中力も変わってきます。サッカーに対する気持ちの差がサッカーに関わる時間に差をつけ、1日過ぎるごとに差がほんの少しずつ、少しずつ付いていくのです。1年になるとそれは大きな差です。 この気持ちの差は外から強く言っても本人が心から『もっと上手くなりたい。』『悔しい。』と思わないとなかなか変える事は難しいので、今回の結果はそんな子達にも考えるきっかけになったのではないかと思います。 勝ち負けや結果よりもサッカーを通しての子ども達の成長を見るとすごく幸せを感じます。 点数の「差」よりも何かに心から打ち込む仲間との気持ちの「差」を感じてくれる子が沢山いてくれればと思います。

 11月23日(祝)中野区若宮小学校で行われました。

 キッカーズA VS KFC−B 0−0 1−0 計1−0

 キッカーズA VS つばさB  0−0 4−0 計4−0

3歩目となるライバルKFCとの試合は2年生の試合で見る事ができなかったのですがエースともきの活躍でぎりぎりの勝負を勝ちきったと報告を受けました。 
4歩目となるつばさBとの試合は2年生審判後、試合前に間に合うことができました。 この試合は今までBチームにいたり、悔しい思いをしたりでどちらかというとあまり目立たなかった子がコツコツと頑張ってきた成果をはっきりと見る事ができたのでコーチとして本当に嬉しかったです。 特に、けんご、かっちゃん、けいすけ、しゅんすけはこの試合非常によく目立ちました。(しゅんすけはチームのバランスを考えたプレーと運動量で会長杯大活躍ですが‥。)4人とも共通して試合後、ひとり1人に「すっげぇー良かったよ!」と声をかけても照れくさそうにちょこっと笑うだけなのですが試合中は本当に存在感がありました。 チームの中心メンバーが風邪で欠席という事もあり、この日は大会の山場と思っていましたが、本当にチームとしても成長してきたと思います。誰が出場しても差がなくなってきています。 Bチームで素晴らしいプレーを見せてくれた子もいます。 大会ごとのメンバー選考は本当に悩みます。 悔しさからの成長を期待してBチームにしたり、逆に自信を持ってもらう為にAチームにしたりと様々です。 とにかくなるべく沢山の子の成長を考えて編成します。 今回のようなトーナメントの大会は試合数という経験まで考えなくてはいけません。そういう意味でも今回の4人の活躍は本当に嬉しかったです。 今後の選考もますます悩むことになりそうですが、みんなの活躍と成長を楽しみにしています。

 中野区会長杯2年生大会

 おなじく11月23日(祝)中野区桃園第三小学校で行われました。

 キッカーズA VS キッカーズB 1−0 3−2 計4−2

 2年生はさらにくじ運が悪く1回戦からAチーム VS Bチームとなってしまいました。 試合は後半途中まで試合の流れが両チームに移る白熱?した試合となりました。 ?となったのは少しいつもより元気がないように感じたからです。 観ている僕も複雑な気持ちだったのでプレーしていた子ども達も本人も気が付かないところで遠慮があったかもしれません。 今回はメンバーが決まってから試合までのプロセスがすごく良かったので僕は大満足しています。 1回戦がBOA VS BOAとなった時点である意味チャンスだと感じました。 今の2年生は全員が良いムードで練習ができ伸びてきているので1人ひとりの技術の差は僕から見ていてほとんどありません。 それでも子ども達は「あいつはつえぇー。」とか「あいつにはかなわない。」なんて言います。 認めることはすごく大切だし素晴らしいことです。けど仲間と比べて「自分は弱い。」「下手だし‥。」とネガティブに考えてしまうのはもったいないです。 技術的には差がありません。 気持ちの問題です。「あいつはすげぇー。俺も負けない!」「あいつは頑張ってる。俺はもっと頑張る!」という前向きな気持ちです。 チーム分けはそんな部分を考慮しました。特にBチームには気持ちの部分でもったいないと感じる子を集めました。 試合までの期間は本当に良かったですね。本当に嬉しいくらいライバル意識を持ってみんな前向きに頑張っていました。 練習中の子ども達の発言を聞いていても、思わず笑ってしまうくらいに両チーム意識しています。気持ちはメンバー発表してからの数週間で大成長しました。 その中でも大成長をしたのがBチームのてっちゃん、しんじ、よしき ここまで負けたくないという姿を見せてくれるとは驚きです。 本当に感動しました。 前にも書いたことがありますが、ライバルがいるという事は非常に幸せです。 お互いの成長に限界を作りません。お互いが認め合い「あいつよりも上手くなりたい。」「あいつより少しだけでもいいからがんばる!」という気持ちがあれば、どこまででも成長していきます。 この時期にライバルを意識した経験ができたことは本当に良かったと思います。AチームはBチームの分も頑張ろう!