2006年 1月号 

BOA SPORTS 通信

 明けましておめでとうございます! 今年は、ワールドカップがあります! 子ども達はますますサッカーを大好きになり、サッカーに興味を持ち、上達する1年になると思います。 僕も子ども達に負けないくらいワールドカップイヤーを楽しみたいと思います。 今年も素敵な1年になる様にみんなでがんばりましょう。

 第1回ウィンタースクール

 12月26日〜28日
茨城県つくば市にて高学年生を対象とした合宿が行われました。 参加してくれた子ども達から3日間「上手くなりたい!」という気持ちを持って合宿に参加してくれているのを感じました。 高学年生は夏大会合宿に参加したので久しぶりの梅屋です。ホテルに着くと「やっぱり梅屋が最高だよ〜。」と話している子が沢山いたのには笑いました。 初日の夜にはホテル前のグランドで走り込みを行いました。 これだけ長い時間、走りのメニューを行ったのはBOA史上初の事です。寒さもあり、「少しキツイかな?」と思っていましたが、逆に全員が楽しんでメニューをこなしてくれました。 「明日の夜も走り込みをしたい。」と言った子が多かった事は驚きでした。 練習も熱く、楽しくできました。 5.6年生はチャレンジ&カバーとこの合宿で最後となるキョウタコーチからキックの練習を沢山しました。 CTNカップへの諦める気持ちもあった子ども達が合宿の中でCTNカップ上位進出を目標とする手応えを感じてくれたので大成功の合宿でした。 3日間、サッカーだけに集中できるのでやっぱり合宿は最高ですね。          成

 

3・4年生も頑張りました。練習時間は5・6年生と同じ時間練習に打ち込み、走り込みもきっちり行いました。とにかくみんなが元気で充実した3日間になりました。トレーニングではボールコントロールとシュート(ゴールへの意識)をテーマに掲げ、様々なシュート練習を繰り返し行いました。その成果か!?合宿最終日には全員で行った11人制のゲームでも3年生や4年生が得点するシーンがありました!ホテル内でも学年問わずみんなでテレビを見たりゲームしたりと、とても仲良く過ごしていました。一人一人がこの3日間で大きく成長出来たと思います。今後のBOAの活動に活かして行って欲しいと思います。  荒

 第2回ウインタースクール

 1月4日〜6日同じく茨城県つくば市にて低学年生対象とした合宿が行われました。 この合宿中、僕は久しぶりに2.3年生を見ましたが3日間で本当に全員が上達したと思います。 何より合宿中のムードが最高でした。 普段はあまり話さない組み合わせの子が、3日間ですごく仲良くなったり、学年や練馬、中野を超えて仲が良い子増えました。 僕はずっと笑っていた気がします。 練習も細かいタッチのドリブル⇒そこからのシュートを中心に楽しく頑張ったと思います。 ナイタートレーニングも入れて5回の練習があるのですが、1人がという分けではなく本当に全員が上達していくのを感じるのです。 練習のMVPの子はホテルバスではなく僕が運転する梅屋号に乗って帰るのですが、毎回のトレーニングの中でいろいろな子がMVPになりました。 BOAコインのもらい方も本当に上手になりました。 食事はよく食べるし、後片付けも完璧、寝る時間も早いし、帰りの準備もほとんど自分達でできました。「コーチマッサージしてあげる〜。」と順番待ち状態でマッサージもしてくれます(笑)。 コインをもらえる事はどれもすごく良い事なので家に帰っても続けてね。(お家では、どうでしょうか?) 子ども達と沢山、話もできるしやっぱり楽しい合宿でした。      成

 1年生と年長さんも頑張りました。ルックアップ・シュートを中心としたトレーニングで、練馬・中野とも同じ人数の参加者だったので練習中から良いライバル意識を保ちながらとても濃いトレーニングが出来ました。一人一人が本当に戦う気持ちを見せ、合宿で初ゴールを入れた子も沢山いました。最終日には練馬・中野が合体したチームで2年生に挑戦し、とても良い動きを見せていました。ホテルでは初の小部屋に泊まりみんな楽しそうに生活していました。練馬・中野の部屋を問わず、みんなが部屋の行き来をしていて廊下がとてもにぎやかでした(それだけみんな仲が良いって事ですね)!子ども達にとっても僕らコーチ達にとっても最高の3日間になりました。          荒
 第1回、2回共に沢山の子ども達に参加して頂き本当にありがとうございます。 寒い中の合宿は心配な事もあったとは思いますが、子ども達は元気に頑張ってくれました。 今回も子ども達の新しい発見があったりと充実した時間を過ごす事ができました。 春は例年通り、梅屋カップと高学年生は卒業式を行いたいと思います。 春合宿も楽しみにしています。              成

    

 ウエデイング大会

 

1月8日(日) 中野区桃園第三小学校にて行われました。 当日は沢山の方に集まって頂き楽しい時間を過ごす事ができました。 僕もすごく嬉しかったのですが、お父さん、お母さんが頑張っている姿は子ども達にとってもすごく嬉しかったと思います。 パパチームは本当にハリキッテましたね。お手本になる様な連携も見せてくれました。 ママチームも「もう駄目〜」と言いながら若々しい姿を見せてくれました。上手い、下手じゃないんですよね。 大好きなパパやママが頑張っているだけで自然と笑顔になっているんですよね。 幼児、1年生チームは気が付くと沢山の子がゴールの中に入っていたり、2年生はママチームと熱戦を見せてくれたり、3年生チームは、一人の突破ではなく全員でパス回しをしながらの攻撃、全員でのDFをしている姿は美しかったです。 4,6年生チームも得点するとみんなで喜び楽しそうでした。 最終1位でメダルをゲットした5年生チームは、自分達の判断で相手によってサッカーを使い分けるくらいの成長した姿を見せてくれました。 僕は‥、子ども達のひやかし攻撃にたじたじでした(笑)。家に帰ってからもしばらく2人でウェディング大会の話しで盛り上がりました。普段の感謝の気持ちを込めて年1回くらい、こういう大会も良いですね。 本当にお疲れさまでした。
昨年の結婚式の際は皆様からの暖かいお心遣い有難うございました。ホントに!感激しました。何をお返ししようかと考えまして、ご父兄様と子ども達とみんなで一緒にサッカーをしたいね!と成田のアイデアで実行させて頂きましたウエデイング大会!天気にも恵まれ、今年のBOAも良いスタートが切れました!お忙しいなか沢山の方に参加して頂き私達すごく嬉しかったです。私まで参加させて頂き楽しい時間を過ごさせて頂きました。本当に有難うございました。これからもどうぞ宜しくお願い致します。       (ゆ)

                

 中学生東京都フットサル大会

 1月14日(土)駒沢公園室内球技場で行われました。

 BOA vs 目黒10中 4−0

 BOA vs FC駒沢5 0−4

 BOA vs 府ロクJY 2−6

BOAフットサル2回目となる公式戦の出場。 先日の大会で東京都1位となったFC駒沢が同じリーグとなり燃えて挑みましたが、2敗して予選通過はできませんでした。 今回は受験が近い事もあり、3年生は高校が決まっている子だけの出場でした。 少ない3年生も最後の試合が終わると、さすがにしんみりとしたムードになりましたが「俺ら、絶対に高校に行ったらサッカー部に入って頑張るから、BOAでフットサルの大会は出ようよ!」と言ってくれました。 部活にも所属していない子達が本気で大会で勝利を目指して頑張った事だけでも感動していたのに‥‥その言葉で涙が出るくらい感動しました。 BOAフットサルは中学校で部活がなかったり、試合に出場できない子の為にスタートをしました。 そのスタートの目的通り、高校に行ったらサッカー部で頑張るという言葉が本当に嬉しかったです。 去年のフットサルの卒業生も部活やチームに入らず、BOAフットサルだけがボールを蹴る場所だった子が沢山いました。 その子達も今、高校のサッカー部で頑張っているそうです。 今大会を経験した2年生は「来年は、絶対に予選突破するから」と燃えています。 今は、練馬フットサルが中学生の活動時間になっていますが、中野でも、そんな場所を作れたらと今検討中です。 幼児から中学生まで、みんなと関われたら本当に幸せだなぁ。                        成

    

 3年生強化リーグ

 1月15日(日)中野区西中野小学校にて行われました。

 vs 杉並九小 3−0 1−1 計4−1

 vs しんやま 2−0 2−1 計4−1

2試合共に、本当に気持ちの良い内容で勝つことができました。合宿でやったトレーニングの成果が早くも形に表れたという感じです。 1番嬉しい事は、誰がではなく本当に全員が活躍しているのです。 観て⇒判断⇒実行がすごく良いのです。 ドリブルのチャレンジ、パス、シュートまで素晴らしい展開が続きました。 オフェンス陣でこの子は、このポジションを理解してきたなぁと感じた子は逆に下がり目のポジションにもチャレンジしてもらいました。 どのポジション(役割)なっても大切な事はしっかりと観てよい判断でプレーする事です。DF陣も3年生から導入したポジション(役割)を大きく理解してくれました。外から、その姿を観ていると自分の今できる事を最大限でプレーをしてチームとして1つになっているので流れる様に感じるのです。 今までとは、また1段上のサッカーの楽しさを感じはじめたみたいですね。 伸びている子が今、本当に伸びています。3年生の中で差が付かない様に全員で頑張りましょう!  3年生の試合後、あるお母さんにお話をしました。 入会案内にも書いてありますが、BOA SPORTS CLUBでは試合時に子ども達に対しての強制的な指示や失敗を怒る様な応援はしないでくださいとお願いしています。 子ども達が自らの判断で考えてプレーできなくなりますし、失敗を恐れて萎縮してしまう子もいます。 時に僕達コーチとの考えに差がありすぎて、子どもを混乱させてしまい成長すら阻害してしまいます。 大人が熱くなり前に出すぎる事で、子ども達のムードも壊してしまう事もあります。 BOA SPORTS CLUBは自ら考え生きる力を持った子を育てたいと思っています。 試合は成長に大切な場です。 今後ともご理解とご協力、よろしくお願いします。                                                           成

言葉の暴力

 1月24日(火)BOA中野2.3年生のトレーニングでとても大切な話し合いをしました。 きっかけは、以前から続いている練習中の接触プレー後にファールを受けた方が「死ね!」と言った事でした。 ひどい事に地面に顔の絵を書きその横に名前を書いてその顔に棒が刺してあったと言う事でした。 悪口を言っている子は1人ではなく沢山いたという事、言われた子がサッカーに行きたくないと言っている事がとても悲しい気持ちになりました。

N「今日は、すごく大切な話をするから、真剣に考えてね。」

 「みんなの中でさぁ。誰かに死ねって言った事ある人?」

子「あるある、いつもお姉ちゃんに言ってる。」とか

子「ムカついた時に言う。」とか全員がまだ軽い気持ちで話ている。

N「簡単に言うけどさぁ、死ぬってどういう事。」

 子ども達も急に空気が変わり、真剣に考えだす。

子「もう居なくなるという事。」

子「もう生きていないという事。」

N「だよね。すごく重い事だよね。 それを人に平気で言ってるんだよ。」

 「自分が言われたらどう?」

 はじめは、下を向いているが段々と1人ひとりが答える

子「悲しい‥」 「嫌だ‥」 ‥‥‥。

N「俺は、言ってないじゃなくて真剣に考えてよ。」

 「周りでみんなはそれを見てて何にも言わなかったんでしょ?」

 「それってさぁ、言われている子にすれば1人対全員だよ。」

 「大好きなサッカーをやりに来て、全員から死ねって言われたらみんなはどう?」

子「嫌だ」「サッカーに行きたくない」「サッカーが嫌いになる」

N「でしょ。コーチ達はせっかく、み〜んなにサッカーを好きになってもらおうと頑張っているのに、自分達でサッカーを嫌いになる様に

  してたらコーチ達はすごく悲しいよ。」

  その後、すぐに子ども達が

子「もう死ねとか言わない。」「ファールされても我慢する!」‥

N「じゃあ、みんなはこれからどうするの?」

子「せっかくサッカーしに来ているから、そういう嫌思いをしない様に楽しくサッカーする。」

N「他には?」

子「誰かが、そういう事を言っていたら注意をする。」

N「そうだよね。楽しくいつも一緒にいるだけがチームワークじゃないんだよ。仲間が悪い事をしたら注意してあげる事もチームワークなんだよ。」

N「みんなで誰かが言っていたら、注意できる?」

子「できる!」

N「オッケェー、じゃあ後は、サッカーが嫌いになっちゃったその子にこれから何をすれば良いか? 1人ひとりが考えてきて。 思いついた人は後でそれをコーチ達に教えて」

 その後、あっちゃんコーチからはサッカーの時間だけではなく、家でも学校でもそういう事が大切だと言う話があり練習を再開しました。  これだけ、みんなで話し合った後の練習でも「死ね!」と言ってしまう子がいたそうです。 知らず知らずのうちにクセになってしまっているのです。 テレビの影響かもしれませんね。 最近、「死ね!」とテロップ付きで突っ込むシーンをよく見ます。BOAの中でも、えっこの子も言うんだと驚いてしまう事があります。 みんなで絵に描いて刺したりする事は危険ですね。 変わった事もあります。この日の練習で思わず言ってしまった子に対して、みんなが「あっ言った。」と注意をできた事です。言った事に悪意がなくても言われた方、相手の気持ちを考える事と仲間の気持ちを感じる事がすごく大切だと思います。 今回の件だけではなく、子ども達の中には、言っている側に悪意がなくても人を傷つけている事を見かける時があります。 これを機会にご家庭でも1度、「〜はいけない事。」で終わらせるのではなく、相手の気持ちを考える事、感じる事を話し合ってみて下さい。