新春企画 8kCAMパフォーマンス |
2022年 1月 1日
プロローグ
4kプロジェクタで映し出された8kムービーを120インチ・スクリーンの至近距離で視るリアリティさは何物にも代え難い.8kムービーと4kムービーとを比較すると差は歴然で4kビデオは解像度が不足してい
ることが分かる.レンズやCCDの物理サイズよりもCCDの画素数が支配的であることが分かる.
Xiaomi Mi 11
Tpro ファイル転送
8kもムービーは編集が前提だ.8kCAMスマホから編集システムへ8kムービー・ファイルの転送が不可欠だ.Mi11Tproはデフォルトのままホーム画面表示中にパソコンとUSB接続すると「USBの使用」メニューがポップアップ表示される.「ファイル転送/Android Auto」をタップして準備が整う.
ファイル転送準備 |
ファイル転送
パソコンからMi11Tpro内部のROMにアクセスするにはファイルマネージャー
を介してMi11TproのルートにあるDCIMフォルダにアクセスする.ムービー・ファイルやスティル・ファイルはCameraフォルダに
あるので編集用のメディアにファイル転送する.
USB接続したファイル・マネージャ |
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8kムービーファイルfps
公表されている資料によればMi11Tproの8kムービーのフレームレートは30fpsとされる.多様なシーンで複数の大小様々なサイズの8kムービー・ファイルのプロパティをチェックすると表示はほぼ30.03fpsと少し異なる.
8kムービーファイルのfps |
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8kムービーファイルfps
Vegas17pro編集システムのフレームレート設定を変更して探ったところ実際のfpsはNTSC準拠の29.97fps(固定)であることが分かった.
Vegas17pro レンダリング設定 |
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4k8k画質比較
以前Xiaomi
Mi10の8kCAMとSony α6300の4kCAMの画質比較を
「松本城」をモチーフに相対比較ムービーを制作した.Mi10とα6300の画角が異なるままで少し気になっていた.
今回「みなとみらい」をモチーフに編集システムで8k側の画角を調整して相対比較ムービーを制作した.
Mi10vsMi10Tpro(8kCAM)画質比較
Xiami同士の画質比較だ.スマホ・アダプタを縦に連結して上にMi10を下にMi11Tproを配置して同一の被写体を収録した.事前に比較してMi11TroがMi10に比して僅かに画角が広いことが分かっている.そのためMi11Tproの画角を調整しての相対比較ムービーとなる.
8kクリップ
みなとみらいの新名所「ハンマーヘッド」の五つ星ホテル「インターコンチネンタル横浜ピア8」の専用船「ル・グラン・ブルー」による横浜港周遊のひとこまをMi10とMi11Tproによる8kムービーで制作した.
エピローグ
撮影された被写や実際の景色を知らなければ2kを見慣れた目に4kのパフォーマンス
の改善は素晴らしかった.2k表示装置のパフォーマンスを生かす動画のフォーマットが4kと同じように,4k表示装置のパフォーマンスを生かす動画フォーマットは必然的に8kとなる.8kCAM搭載スマホは明るい戸外で太陽光の下でもモニターが可能だ.8kCAMのモニターで見る空と本当の空の色はいつもほぼ同じだ.その場で録画再生しても崩れない.スマホの8kCAMは始まったばかりだ.万能となるにはそれなりの歳月が必要だろう.Mi10とMi11Tproは一年の進化を窺うことができる.次世代,次々世代と楽しみだ.