2023年 16月 12日

プロローグ
2011年10月掲載の初の本格ファンレス(Xeon E3-1260L / RAM8GB / SSD128GB / Win7pro)マシン、Win8、Win8.1、Win10とOSを乗せ換えて現在に至っているが起動させるには電源ボタンを複数回押さなければならない.

 

ATX電源モジュール
ATX電源が怪しい.アマゾンにて中国Yiteng製DC-ATX-160W型ATX ITX psuを見つけた.なんと送料込み\1999(2023 6/10現在)!と驚異的価格ではあるが部品原価なんてそんなものだ.10日ほどで届いたので取り付けてみた.

DC-ATX-160W型ATX ITX psu

 

コネクタ接触不良
症状が変わらない.見立て違いだ.MOBOの電源SW端子抜き差しで改善する.ゴールドのピンとコネクタの接触不良は考えにくい.コネクタのケーブルホめ部分に違いないと半田付け対策してしばらく様子を見ることにした.

コネクタホめ部半田

 

CMOS BackUp
現状動作に支障はないが12年経過している.バックアップ・バッテリCR2032型の端子電圧を計ったところ2.67Vと低く新品交換した.

バッテリ交換

 

 

Win11
CPUはSandy Bridge世代のプロセッサだ.正規のインストールは出来ない.Netを参考にWin10上で裏ワザインストールを試みたら簡単に出来た.アプリ起動時間や応答操作性など不満や不都合は一切感じない.手持ちの1TB SSDに換装すべくフリーバージョンのEaseUsTODOを使ってクローン作業を試みたがいつの間にかサポートしなくなったようで使えない.

設定出来るが実行できない

 

旧マシン用Win11USBインストーラ制作
マイクロソフトのインストーラは使えない.窓の杜からDLしたRufus V4.1を使い旧マシン用のUSBインストーラーを制作した.マイクロソフトからDLしたWin11インストーラISOイメージ・ファイルを放り込み、スタート直後に表示されるWindowsユーザーエクスペリエンス項目も全てチェックしてOKすれば5分程度で出来上がる.

Rufus V4.1

 

 

Win11クリーン・インストール
この時代のMOBOはBIOS起動時にUSB3.0ポートが認識しないことがあるので制作したUSBインストーラをUSB2.0コネクタに装着した.電源スイッチを押したらすぐにDELキーを連打してBIOSに入り、起動の順位トップをUEFI USBに設定する.再起動後はWizardにしたがって進めれば良い.

USB2.0ポートへUSBインストーラーを挿入

 

 

Win11 system

 

 

Crystal Disk Mark 8
定番のメディア・ベンチマークだ.リード・ライト共にオーバー500MB/sと十分なパフォーマンスだ.

Crystal Disk Mark 8

 

 

Cinebench R23
定番のグラフィック・ベンチマークだ.シングル629、マルチ1996とスコアは微妙だが元々のランキングが爆熱のハイパフォーマンスCPUばかりだ.使用上は問題ないレベルだ!(^^)!

Cinebench R23

 

エピローグ
Windows10のサポートの終了を再来年に控えWindows11化に対応できないWindows10マシンをどうするかが関心事だ.オーディオ用に最高のXeonプロセッサをと手がけた初の本格的なファンレスマシンの手入れを機会にWindows11化を試みたが問題なく動いているようだ.いましばらくは活躍できそうだ.