■おしゃべり写真館 ■ −第27話−

       

   

写真&文 照内 則子

 
 

 

無意識のうちに繰り返される
手と足の働き
何ということのない
日々のあたり前の営み 仕種。

止むことがあるなんて
その日のことを
思うことなど なかった。

はるか昔 作家志望の青年が
“掌”と題した文章を
有志で作った卒業文集に載せていた。
読後の強烈な印象が 30年の間
時折 私を襲って来た。

私を捕えた物は何だったのか。
これは、一つの返事なのかもしれない。

 

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