凍てつく闇を横切り死が広がる 雲雀の声の決して響かぬところ ここでは知られざる邪悪の落とし子が孵り 暁はついぞ訪れることなし
この終わりなき夜を探らんがため 光明より去るは ただ人間のみ 棲み潜む宇宙の死神の 氷のごとき息吹に挑むは人間のみ
答えられざる謎の網 燃え上がる疑問に捕えられたるは ただ微小なる生身ばかり 生命の意味を知らんと欲す